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黙って出かけると、子供は親を信じられなくなる。

かわいいわが子に
「ママ、行かないで~!!」って泣かれたら

どんなにしょうがない事情でも、
きゅっと胸が痛くなるもの…

こんにちは!
【子供の能力を高める】子育て研究者kotoです!

休みの日にも仕事があって
おばあちゃんに子供を預けなくちゃいけない…

下の子の出産で
一週間、入院しなくちゃいけない…

どうしてもママと離れ離れにならなくちゃ
いけないことってありますよね。

今日はそんなちょっとした切ない別れでも

子供も大人も安心して過ごせる親の関わり方
について考えてみたいと思います!

▶ママと離れて泣き叫ぶ子供

子供にとって、大好きなママと離れることは
とっても悲しいこと。

それが
ママのトイレだろうが、美容室だろうが

ママの姿が見えなくなると、
泣き叫んで不安を訴えます。

ママとしては、わが子の悲痛な泣き声を聞くと
心が張り裂けそうになりますよね。

でも、ママだって自分の用事があるのよ~

どんなに子供が泣き叫ぼうと
行かなきゃいけないときは
必ずやってくるのです。

寂しい思いをさせてごめんね。

できるなら
泣かないで待っててほしい。

そんなふうに揺れ動くママ心。

こんなとき、

少しでも子供の不安な気持ちを
解消してあげるためには

どんな関りをしてあげたら
いいんでしょうか?

▶気付かれないようにそっと出ていく作戦

こんなときによくやるのが

子供が遊びに夢中になっている間に
そっと出かけるという作戦。

子供に気付かれないように、

抜き足差し足で遠ざかり
静かにドアを閉める。。。

やった!成功です!!

とりあえず、
「子供が泣き叫んで出かけられない」
という事態は避けられました。

これで親も子も安心して
離れている時間を過ごせます!

か??

実は、このこっそり出ていく作戦。

安心しているのは
出かけていったママだけだったりするんです。

▶黙っておいていかれた子供の気持ちは?

確かに、他のことに夢中になっている間に
出かけてしまえば

後追いされる心配はありません。

でも、そのあとはどうでしょう?

いくらなんでも

30分以上、ママがいないことに気付かない。
なんてことはないはず。

自分が夢中で遊んでいるうちに
大好きなママがいなくなったことに気が付けば

当然、子供はパニックに。

しかも、なんでいなくなったかも分からない。
どこにいったの?
いつになったら会えるの?

子供の頭の中は???でいっぱいです。

何も聞かされずに置いてかれた子供は

ママに裏切られた悲しみと
状況が分からない不安
とで

ますます泣きじゃくることに。

これじゃ、子供はママと離れるのが怖くなり

ママにべったり癖が強くなることも。

かと言って、

「先に話しておいても、ぐずるんだよね…」
という悩みもありますよね。

一体どうしたらいいんでしょうか??

▶パートナーの親戚の集まりに、黙って置いていかれたら?

ちょっと、大人の場合で考えてみましょう。

例えば、新婚ほやほやの時期

旦那さんや奥さんの
親戚の集まりに行ったとします。

慣れない環境で
初対面の方ともなんとかお話していると

気が付いたら旦那さん(奥さん)がいない!

私を置いてどこ行ったのよ!?
いつになったら戻ってくるのよ!?
私はどうすればいいのよ!?

と、プチパニックになることは必須

あとから

「ごめん、ごめん、
   ちょっと近所の友達のとこに顔出しててさ~」

なんて言われても

旦那さん(奥さん)に対する
怒りと不信感はMAXに!

出かける用事があるなら、
最初から言ってくれればよかったのに!

いつ帰ってくるのかが分かれば
その時間まで我慢できるし!

その間どう過ごせばいいか教えてくれたら
不安も少しは減ったのに!

次からは、絶対私のそばを離れないでよね!

と、文句も言いたくなりますねよ。

はい、これ子供もおんなじです。

▶ぐずっても、真実を伝えた方が子供は親を信頼できる。

子供は大人と違って
事前に教えてもらったとしても

状況をすんなり飲み込めるわけではありません。

「ママが用事で出かける」

ことが分かってても

いざそのときになれば、
不安と悲しみで泣いてしまうことも。

でも、それでいいんです。

「ママと離れたくない」

この子供の気持ちは自然なもので
親子の心がつながっている証拠。

そこを辞めさせる必要もなければ、

子供が泣くことに対して
ママが不安になることもありません。

大事なのは

「子供が泣くか、泣かないか」ではなく

たとえ泣いちゃったとしても
「ママの帰りを信頼して待てる」ということ。

だからこそ、ちゃんと本当のことを話して
子供にも我慢してもらう必要があるのです。

・どんな用事で出かけるのか
・いつになったら戻ってくるのか
・その間、どこで、誰と過ごせばいいのか
・ママがいなくても、
 ここは安全で安心できるところだということ

子供に分かりやすく見通しをもてる情報を伝え

「心配しなくても大丈夫」と教えてあげれば

たとえ悲しい気持ちは消えなくても

ママを信頼して
待つことができるようになると思います。

「子供だから」「泣いちゃうから」

と、本当のことをうやむやにして
黙って消えてしまうのは

実は、ママに対する子供の信頼を
失わせてしまう行為なのです。

▶まとめ

またまたこんな偉そうなことを書いていますが

これも私の失敗談からきています。

息子が2歳の頃は仕事が忙しく

休みの日におばあちゃんに預けて
仕事に行くこともしばしば…

そのたびに、
「こっそり脱出作戦」を決行していました。

確かに出かけるときは楽なんですが

私が帰ってきたあとは
とんでもなく不機嫌で、グズグズ言いっぱなし。

そりゃ、そうですよね…

ただでさえ親の事情なんてよく分からないのに
なんの情報もなく置いていかれれば

腹も立ちます。

みていてくれたおばあちゃんにも
大変な思いをさせてしまっていたと思います。

それに気が付いてからは

できるだけ子供にも分かりやすく
話をしてから出かけるようにしています。

まだまだ泣かれることもありますが、

「帰ってきたら、いっぱい遊ぼうね!」

と約束して、

帰宅後は、
たくさん遊んだりスキンシップをとったり。

こんなことを繰り返して

「ママを待つ」という我慢の経験

「ママは信頼できる相手だ」という心のつながりを少しずつ育てているのだと思います。

ついつい
その場のパニックを避けたいという思いが
先に出てしまいがちですが、

子供の気持ちを考えて

より安心して過ごせるような関り方を
探していきたいと思います。

まずは出産後の一週間を、
家族みんなで乗り切らなくちゃ…!

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