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ダルビッシュ選手の人間力②

 先ずは、WBCでの日本チーム:侍ジャパンの選手・関係者・スタッフの方々の労をねぎらいたいと共に、世界中の方々への様々な形にての貢献に感謝申し上げます。

 さて、本題に入りますが、未だの方は宜しければ下記を御覧下さい。

 野球に限らず、何事にも当てはまるかと思いますが、今回の大会を通じ、巡り合わせの妙の不思議さと、心の在り様が如何に結果を左右するかという2点を改めて痛感しました。

 巡り合わせの妙は、佐々木朗希投手が311という肉親を亡くした同日に登板しての弔いの勝利と、大谷選手とトラウト選手との対決で幕が下りるという、漫画や映画の様な展開からの劇的な結末による日本の勝利など、他にも幾つかの巡り合わせの妙には、俗に野球の神様と言われている、舞台を演出する・流れを支配し采配する何らかの力が実際に存在するという再確認を通じて再確信した次第です。

 心の在り様については、1・2イニングを好投していた韓国投手の、同一人物とは思えない、3イニング目に入ってからの突然の投球の乱れにより試合の流れが変わったと感じた経緯から、何らかの心の変化によると思しき、精神面とパフォーマンスの低下・変化・悪影響が如何に試合の展開を左右するかという事を改めて学びました。

 たられば・仮定の話になりますが、結果よければ全て良しという言葉もありますけど、優勝という側面に限って言えば、途中経過的には失敗と言われた出来事も含めて、それまでの全てが不可欠という事も言えるとは思いますし、そういう意味では、3対1時点で登板したダルビッシュ投手がホームランを打たれ3対2と1点差になった事が、全選手の心の在り様に良くも悪くも何らかの影響を与えた事は間違いないでしょうし、その様な観点から、何事も途中の時々の結果・状況などには一喜一憂する事なく、良い悪いと捉える事でもなく、必須事項との認識で気持ちを切り替え、前に進む事が大事になると考えます。

 ホームランを打たれたダルビッシュ投手ですが、直後こそ少しの動揺を感じましたけど、直ぐに気持ちを切り替えて立て直した様に感じました。

 現在よりは感情を露にしてた若い頃の彼とは違い、冒頭で紹介した「ダルビッシュ選手の人間力」にも書きましたけど、年齢的な面を含めた諸々の観点から、気を必要以上に籠めない・その場に置き過ぎない様な、現在の雰囲気・佇まい・状態・姿勢を自ら意識的につくっているとは、個人的な経験から推察してます。

 結局、悩み・苦しみ等は自らの思考がつくりだしているのでしょうし、その事は同じ事象・事柄などに対しても幸福・不幸と捉え方・受け取り方は千差万別・十人十色になる事が表してると思いますし、無意識・意識的にかかわらず、そもそも、考えなければ悩み・苦しみも生じる筈が無い訳で、〇鹿は悩みが無いという一昔前の例えも、あながち的外れではなく、ある意味で物事の真理をついた言葉だとは思います。

 個人的には、基本的に打算・計算が入り込む思考ではなく、純粋無垢・天真爛漫・無邪気な子供・動物の様に、勘・湧き上がる感情や想いに従い、思い通りにはならない、与えられる結果・結末・境遇・状況などに対しては全て御任せの態・気持ちで、良い悪いではなく何かを得る為の必要な出来事だと受け入れてますし、中学時代に出遭って以来「過去はもう無い、未来はまだ無い、今を大切に」の言葉を心の片隅に置き続け、今に集中・意識・感謝する日常ですが、ダルビッシュ選手の「未来に対しての目標は持たない」という類の発言を聞き、昔は違ったかもしれませんけど、少なくとも現在の彼は、野球全般・生活に必要な思考以外は殆どせずに、純粋無垢・天真爛漫・無邪気な子供・動物の様に、勘・湧き上がる感情や想いに主体を置いた日常だと推察してます。

 現代社会では大多数の方々が思考を優先してるでしょうし、世の中の在り方・流れ的にも仕方ないと感じますし、それが良い悪いでもないとは思いますが、ブルース・リーの有名なセリフ「考えるな・・・感じろ」の如く、全ての生物と繋がってるであろう、原始脳に沿った生き方に変えてみると、悩み・苦しみ・迷いなどが無くなる・少なくなり、心の満足・幸福・充実が得られる日々になると、個人的な体験からも御勧めします。

 大多数の方々には、なかなか受入れ難い事も承知してますが、少しでも自然・動物に接する時間を増やす・デジタル依存でなく、アナログをバランス良く採り入れる・大手の情報発信媒体と、なるべく接しない等を心掛けるだけで、より良い変化を感じるとは思います。


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