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介護について思うこと

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本業が苦手

老人ホームでケアマネージャーをしてるんですが、
残念なことに(自分のことですが)、
ケアプラン業務がキライです。

(あくまでも、僕の個人的な感覚です。
他のケアマネージャーさんを
否定する意図は全くありません。)

現場職員の期間が長かったから…
という言い訳ですが、
特に施設内なんて、
ケアプランなくても現場は回ることを
身をもって知っているので、
重要だと思えないんですね。

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自分の価値の説明ができるか?

ちょっと前のものになるんだけど、キングコング西野亮廣さんが毎朝上げている、Voicyという音声アプリで、【労働時間、技術の向上と価値の比例はある一定のところで終わる】っていうのがあって、

**まさに…! **と思った。

前にも書いたけども、僕は老人ホームの現場職員からケアマネージャーになった人で、現場職員の時は社内でいいレベルまでいった。

9年目ぐらいまでは結構とんとん拍子に昇格して、1

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何歳でも同じところは同じ

午前中はカンファレンス。

事前にホワイトボードに議題を書いて、
意見を募る形にしているが、
いざカンファレンスが始まると
喋るのは司会の事務所側だけ。
現場の職員さんは、あまり声を発しない。

「自分が意見するなんて」という声をよく聞く。

それでいてカンファレンスが終わった後に直接僕に「カンファでは言えなかったんですけど…」と来る。

その意見はいい観察と、現場ならではの着眼点で非常に興味深

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一周回って、前へ。

今日、新入居の方が来られた。

介護職員さんの業務ラインは
なかなか詰まっていたので

看護師さんの業務ラインに、
朝晩二回のうちの朝の分、
痒み止めの軟膏の塗布の業務を入れていた。

昼からの入居だったので、
「明日から朝の分、軟膏の塗布お願いします」
と伝えると、

「看護師は忙しいのでそんな暇ないですよ。」と。片手にコーヒーを持ちながらおっしゃった。

ちなみに休憩時間では、ない。
ちな

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誰が言うか、って大事。

同じ内容のことでも、誰が言うか、誰から聞くかってすごく大事だと思っている。

それがあるからこそ、余計に聞くときはフラットに誰からも聞く意識を持っておかないと、判断を誤る。

普段の仕事ぶりから、あまり信用できないなと思っている人だって、ただただ僕が信用できていないだけで、正しいことを言っているときだってあるわけで。

方向音痴の人だって、たまには正しい道を歩くことだってあるのだから。
…余計に厄

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意見違ってナンボ

多数決は誰も幸せにしない。多数決で決まった方針は、今までの経験上の【っぽい方】に落ち着く。

「失敗したけど、皆で話し合ったよね、だから決めた僕のせいじゃない」の。装置。

新しいものは生まれない

意見のぶつかり合いが、あるはず、
同じ意見ばっかりなら。要らない。

ほぼキンコン西野さんのVoicyからの受け売りですけど。あまりにも歩に落ちたので、noteに上げとこうと思います。

後生可畏

僕は介護施設で働いてるんですが、これは毎回ほんとに思うことで…

先日、入居者さんが体調悪くなって入院。ガンが見つかって、本人の「もう静かに逝きたい」という希望に添い、積極的に治療はせず退院の方向に。

うちは看取りもやる、とうたっている施設なので、本人家族から看取って欲しいという希望があれば、受け入れるのが当然なんですが…。

もちろん、再度急変が起こったらどうする?救急車は呼ぶ?痛みが出たら緩

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インプット、実施、反復。

最近仕事がしにくい。
惰性でできる仕事はこなしてるけど、
新しい開拓が何もできていない。
でも時代はドンドン進む。

勉強の量が足りない
実地の反復数が足らん。
身についてナイ。

自信があると強気になれる。
自信ないからコソコソすることになる。

でも気を付けたいのが、

なんでそれをやってるのか?の
自問自答を合間合間でお願いします。
マウント取るのは目的でも手段でもなく結果です。

自信を持

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目線が狭い

大学卒業して、今までほとんど介護だけやってきたから、考える軸が介護になってる。

他にも楽しみとか、やることがある人、つまり人としての幅が広い人からしたら、考えが介護寄りになってる感がある…気がする。

今日、入居者さんのご主人と本人から、「ここへきてすごくよくしてもらったんやけど、やっぱり家帰りたい」って言うて来られた。

僕からしたら、本人家族が【帰りたい】って言うてるんやったら、その環境を

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悩めてよかった。切り替え。

いつも子供と一緒に寝る前に布団で書き込むんやけど、寝てしまいそうになるから、最後の方早くまとめようとうつろになりながら書いてて、
…今日も寝てしまってた。くそぅ…

一昨日から考えてた、
僕ができる、というのは意味が薄い、の話、

昨日の職員さんが、合ってる。
本人のことを考えて、職員のことを考えて、言うてる。

でも僕の思いも合ってる…ハズ。
議論できる方がいてる幸せ。
長く同じ職場にいすぎて、

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まだまだ悩み中

現場でのスキルを買われて昇格したので、介護技術、には慣れもあってちょっと自信がある。

でも僕は実際に現場にいてるんじゃないので、ナースコールが鳴った、とかいうイレギュラーも無いし単発の援助に時間かけれるから、厳密に言うと、現場職員さんと同じでは無い。

信頼してる職員さんから、

「できる人じゃなくてできない人の目線、またその人に教える人の目線で考えたら、『僕ができる』ということは意味が薄い。」

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ずっと悩み中

16年間、同じ職場で働いてきた。それがすごいっていう人もいるけど、もうそんな時代ではなくなってる。

僕は16年間、介護をやってきた。
でも介護の、何をやってきたのか?
何をしたかったのか?したいのか?
本質的には…なにがしたいのか?

それがわかれば見える道の幅が広がるのかも。
ひとつにこだわらずに仕事ができるのかも。
やりたいことはあるわけだから。
それは繋がってるんだから。

今の仕事がほん

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歳をとる

頭が固くなるんだなぁ、よりかかるものが固定されてくるんだなぁ、とひしひしと思った出来事がありました。
それを今になって「それはおかしいでしょう」とか言う気はないけども、自分の中で整理しておきたかったので書いておきます。

今日、自分の判断で片付けをしてた人がいてて、それをおばあちゃんに無茶苦茶怒られてたんやけど、その怒られ方が「言われたことだけやっとったらええねん!誰がそれやれって頼んだんや!」っ

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