合言葉は「とにかく“伝える”」。新生・広報チームに求められるもの 前編 Vol.60
2023年1月に運用を始めたSANKO MARKETING FOODSのnote社内報。スタートから早1年半が経過し、社内インタビュー企画では延べ31名の“仲間たち”をご紹介しました。そして、vol.57でもお知らせした通りnote制作チームは5月よりメンバーチェンジを行い、改めて新体制でお届けすることになりました。
そこで今回は、これからnoteを通じてさまざまな情報を発信する新体制のお披露目を兼ねて、新生チームのJさん、Cさんにお越しいただき、チームが担う日々の業務や目標をお聞きする座談会を行いました。お二人の思いの詰まった熱い内容となったので前・後編の2回に分けて、新ナビゲーターのナビ子がお届けします。
はたして、前任・ねこぞうさんから受け取ったバトンを、新生・広報チームはきちんと繋いでいけるのか!?
各ポジションから広報へ。新生チームは5人体制
ナビ子(以下、ナ)/まず最初に、新体制のリーダーであるJさんから現メンバーの紹介をお願いします。
J/note社内報の管理を行うのは「グループ広報室」で、現在は私と、この4月からチームに加わっていただいたCさん、そして外部ライターのナビ子ことMさんがメインで更新をしています。
それから他部署と兼任という形で、社内のシステム管理を担うKさんと豊洲市場にあるグループ会社、綜合食品に在籍するRさん、このお二人も広報室のメンバーになっていただき、5人体制となりました。
ナ/「グループ広報室」とは、どんなことを行う部署なのでしょうか?一般的には、企業の広報というと事業計画を内外へ発信したり、メディアやステークホルダー向けに情報提供をするようなイメージがありますが、実際は?
J/広報室の業務は多岐に渡ります。仰る通り、主に行うのは当社がどんなビジョンを持ってどんな事業をどのように進め、社会にどんなイメージを持ってもらうのか、といった会社全体を社内外に向けて発信していくことです。
具体的には、プレスリリースの作成と配信、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・ウェブなどのメディア媒体からの取材対応、事業ごとにある公式ホームページや公式SNSの管理・運用とLP(注:ランディングページ。ウェブ広告などのリンクから直接アクセスする専用ページ)作成とGoogleなどのSEO・MEO対策と管理、店舗販促物の作成と販促用商材写真や動画の撮影・編集・管理、食べログやぐるなびといったグルメ媒体、Uber・menu・出前館などのデリバリー媒体の管理・運用、各店舗のPOSレジの設定……。
最も重要なのは、「とにかく“伝える”」こと
ナ/思いの外、幅広いですね……(笑)。でも、言い換えれば、そのすべてが会社のブランディングを担う部署とも言えますね。
J/そうですね。ですので、広報室にとって最も重要なことは「とにかく”伝える”」ということ。社内にも社外にも当社のことをより身近に感じていただけるように、会社の取り組みや運営、店舗の魅力がご来店されるお客様に伝わるように、その伝え方を考えることが重要だと考えています。
目指すのは“攻めの広報”!
ナ/Jさんは唯一、旧体制から広報室にいらっしゃいますが、それまではどんな事を担当されていたのでしょう。
J/私は「金の蔵」のアルバイトがSANKOデビューでした。そこから社員になって「金の蔵」など6店舗の店長を経験し、「まるがまる」では調理人もやらせていただきました。その後、本社勤務となりマーケティングやEC事業部を経て、広報室には2022年から配属されました。社歴10年を超え、いろいろな事業部を経験できたことが広報チームで働く上でも助けになっていると感じることが多くあります。
ナ/新体制になり何か変化はありましたか? また、新体制をどんなチームにしていきたいですか?
J/人員が増員されたのは大きいですね。お客様に伝えられることの幅が広がったと感じています。また、今までリソース不足で持てなかった余裕も出てきて、業務ごとのフローの決め事を作ることも可能になってきた実感があります。これまでは来た取材に対応することに終始していた面がありますが、これからはこちらからメディアに投げかけ取材してもらえるような“攻めの広報”の体制が組めるよう、仕組みからしっかりと固めていきたいと思っています。多くは流動的・突発的な業務ですが、その中でもフォーマット化し、確実に企業認知を広げていきたいと考えています。
戦略的な露出と情報精度をブラッシュアップしていきます
ナ/Cさんはこの新体制から広報室に配属されましたが、業務内容にはすぐ慣れましたか?
C/私は配属されて日が浅いので、実のところ、まだ慣れてはいません(笑)。社内では常にいろいろな動きがあり、目まぐるしく変わっていくので1年くらい経験しないと流れが掴めないのでは、と思っています。
そんな中でも、ここ最近ではこのnoteでの社内報や販促物の制作をメインで担当していることもあり、一般的な広報業務のメディア対応よりも、販促やウェブ媒体の運用管理などで社外に発信する役割が大きいと感じています。
Jさんもお話しの通り、広報室として求められていることはとにかく発信していくことなので、当社の取り組みや店舗の運営が多くの方の目に留まり、そこから応援していただける方を増やし、集客・採用・新たなビジネスにご縁を繋げていくことがミッションだと考えています。ですので、今後は単に「プレスリリースを出す」、「noteを更新する」ではなく、SNS等も活用した露出戦略×情報の精度やクオリティも重視したいと。
ナ/なるほど。私自身はこれまで各社から発信されるプレスリリースを受け取るメディア側にいましたので、こんな風に書いてあると目に留まりやすいとか、こんな情報量だと記事化しやすいといった観点でお力添えできればと考えています。ただ、社外という立場から、どこまで深く情報を汲み取れるのか、が課題なのかなと。その点、Cさんはnote社内報やプレスリリースを制作するにあたり、気をつけていることはありますか?
C/社内外に発信するものは全て、誤字脱字や誤った情報や表現がないかなどは大切なポイントなので、チェックをチーム全員で行うようにしています。ただし、noteはプレスリリースとは違い少し砕けた表現も許されるので、ひとつの読みものとして面白くできたらいいなと思っています。次回を楽しみにしていただけるような。内容も「noteならでは」という感じで、さまざまな取り組みの舞台裏や小ネタをお見せできるようにしたいですね。
(vol.62へ続きます!)
ライター:ナビ子
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