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恋愛の話をしよう

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-トンの逆襲~夢ver.~-

-トンの逆襲~夢ver.~-

この章は、恋愛の話をしよう-トンの逆襲-に関連するものです。

私はよく夢を見る。

もとい、よく夢を覚えている。

そして夢は、現実とリンクすることが少なくない。

予知夢と呼んでいいのだろうか。

私はこれを私の第六感として認めている。

夢は、私への警告だ。

初めて彼の夢を見たのは、まだ付き合う前だった。

以下、[]内は夢。

[舞台は彼の部屋。キッチンに並ぶ洗われた2組のお椀の存在に、

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-22時間の恋-

-22時間の恋-

熱しやすく冷めやすい。

恋愛体質の私をそのまま形用するとそうだ。

友人に連れられて、初めて六本木のクラブに踊りに行った時のこと。

入店の時もほぼ顔パスだった友人はそのクラブの常連で、入店すると同時に知り合いの男と挨拶を交わしては、私の知らない話で盛り上がっていた。

あまり馴染めない私をその場から連れ出してくれた男が今回の話の男。

「踊りに行かへん?」

その頃、よく耳にしていた聞きなれた

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-狩りの下手なライオン-

-狩りの下手なライオン-

皆さんは覚えているだろうか。

20年程前に流行った、生年月日から性格を診断する動物占いで、自分がどの動物だったかを。

そしてご存じだろうか。

星座と同様に計12種類ある動物は、特徴でさらに分類されていることを。

アラサーと呼ばれる年齢になって久しい頃、友人が古本屋で動物占いの本を偶然見つけてきたことにより、流行当時のように密かに私たちの間で再燃した。

まずは、誕生日を知っている身近な人間

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-二兎-

-二兎-

友人に誘われて、友人の知り合い主催というお見パに参加した。

↑「お見パ」とは、「お見合いパーティー」の略語だが、「おみぱ」と入力すると「お見パ」と検索結果に表示された。「婚活」も「お見パ」も市民権を得たのだなぁ、と少し感慨深い。

男女共に飲食代を一律支払い、食事をしながらの合コン形式のそのパーティーで、一瞥しただけでターゲットはオンリーワン。

会話を経ても終始ターゲットはその一人で、見事その

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-バツの理由-

-バツの理由-

地元に戻ってきてしばらく経った頃、妹からある男性を紹介された。

妹の直属でない上司の友人。

うん、かなり遠い。

「離婚歴はあるがイイヤツ」という事前情報どおり、彼はとてもいい人だった。

彼は県外に住んでいたけれど、海外出張や東京の実家に帰省する際に行くから、と紹介されて比較的すぐ会うことになった。

彼の知り合いがやっているという居酒屋で、あれよあれよと日本酒一升を空けてしまった私たち。

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-酒乱-

-酒乱-

「酒乱」という言葉がある。

その名のとおり、お酒を飲んで乱れることを指しているが、良識ある大人であれば自らの許容量は把握し、乱れることは避けるべきである。

お酒を飲んで暴力を振るうなどあってはならない(お酒を飲まなくても暴力はあり得ないが)。

そんなことを言いつつ、この私も恥ずかしながら、周りの迷惑も顧みずにお酒で乱れたことが何度かある。

乱れ方は人それぞれ色々あるだろうが、私の場合、少し

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-男と女の違い-

-男と女の違い-

Facebookで「知り合いかも?」に表示される男性の内の一人の話。

ずっと、こんなチャラい男知らないわー、って思っていたけど、少し思い出した。

彼の投稿情報を覗いてみる。

そうだ、やっぱりあの彼だ。

彼は、パイロットだった。

医者、弁護士、パイロット…いつも緊張状態に置かれている彼らは、異常な性癖を持っていることが多いという。

彼もそうだった。

その中身については、流石にここでは自

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-セックスアピール-

-セックスアピール-

クジャクは、色鮮やかな飾り羽を扇状に広げて振動させることで、雌へ求愛する。

その際、羽の中で一際目立つ玉虫色の目のような形の模様はほとんど動いておらず、正に相手をじっと見つめているようだ。

この目が、雌を誘う際に有効に働いているとする研究論文もある。

真っ直ぐ見つめられると恋に落ちるというのは、生物を超えて共通するのか。

その求愛テクニックを、彼が知った上で行っていたのかはわからない。

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-オトナの階段-

-オトナの階段-

上京したての頃、出会い系で彼氏が出来た。

飲食店を経営している彼は、新しい店舗の候補地だったり、店内の装飾やインテリアの下見だったりと、色んなお店に連れて行ってくれた。

開店時間の予約で行くと、スタッフの方が総出で出迎えてくれたお店で、この日の記念に、とキーホルダーにされたワインのコルクをもらえた時には、また一つオトナの階段を上った気がした。

彼との夜は長かった。

終わったばかりだというの

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-センパイ-

-センパイ-

私はきっと、年上の男性の方が合っているんだと思う。

長身で、なんでも要領良くこなす長子の代表のような女であるがゆえに、あまり他人に弱さは見せられない私。

それが、年上の男性であれば、素直に甘えることができるかもしれないからだ。

初めて好きになった年上の人は、それでも一個上でしかなかった。

一般ピープルのくせに、無理して中高一貫の女子校に進学した私は、多分中高を共学で過ごした女子に比べ、男性

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-恋とセックスのあいだ-

-恋とセックスのあいだ-

大学卒業後、外資の保険会社に入った。

OJTで先輩の契約に同行して、先輩の顧客に恋をした。

帰りの車で私は、「あのお客さんめちゃくちゃカッコイイですねっ!」とはしゃぎながら、先輩に彼との仲を取り持ってもらえるよう頼んだ。

すぐに彼から連絡が来て、二人で食事に行くことになり、次に先輩と会った時には、彼は私の彼氏になっていた(もちろんそれによって契約担当者が先輩から私に変わるなんてことはあり得な

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-追われる恋-

-追われる恋-

男というのは、自分の強さを誇示したい生き物である。

強さというのは身体的な強さだけではなく、勤めている会社のネームバリューや年収の高さ、政治的権力など社会で確立された地位をも表す。

これまで、反社会的勢力という地位は、ある一定の強さを持ち、強さの象徴でもあった。

映画やドラマの題材となりシリーズ化されヒットするのも、無意識に持つ強さへの憧れという感情の結果なのだろう。

しかしその感情も、自

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-きみはペット-

-きみはペット-

20代前半にして、成人していたかも忘れた男の子を飼っていた。

身長が高くて、かわいい顔立ちの彼は、人妻となった同級生と不倫をしていた。

おとなしい性格だったが、やっていることは結構エグイ。

その見た目の爽やかさから想像できなかったが、それも若さゆえの暴走だろう。

中々会えない不倫相手だけでは有り余る性欲を処理しきれなかった彼を、出会い系で知り合った私が面倒を見ることになったのは、ほんの数週

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-鷺娘-

-鷺娘-

歌舞伎役者には往々にして隠し子がいるらしい。

彼もそんな婚外子に当たる一人だった。

お風呂が付いているという、いかにも業界の人達が好むような六本木辺りの個室レストランでの合コンで出会い、彼と私は宴半ばでその席を後にした。

なんで私だったのかは知らないが、「二人で抜け出そう」ということになっちゃったのだ。

彼は、目鼻立ちがハッキリした小顔にスラッとした細身の長身で、ヒールを履いている身長17

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