マガジンのカバー画像

織田信長関連

11
信長さん関連の記事はこちらに🌟
運営しているクリエイター

記事一覧

信長にみる『孫子』の兵法

信長にみる『孫子』の兵法

ちょっと前に、興味をひく本が発売されました。

『魏武注孫子』とは、魏武帝である曹操が注をつけた『孫子』のことです。

『魏武注孫子』自体は既に他の形でも出版され、一般に読むことができたのですが、今回は文庫版で手に入るということで、より読みやすくなっています。

この講談社学術文庫版の特徴は、三国志研究の第一人者である渡邉先生が訳者をつとめたことと、渡邉先生が三国志における実戦事例をあげて説明する

もっとみる
信長と曹操に共通するもの

信長と曹操に共通するもの

日本の戦国時代の覇者である織田信長。

中国の三国時代の覇者である曹操。

彼らには軍事や政治の方針に、
共通するところがあるように見受けられます。

今回はそんな共通項を、四つの面から、
まとめてみようと思います。

①兵農分離と青洲兵信長の場合

桶狭間・姉川・長篠など
信長は野戦が強いです。

織田軍の軍事行動の基本は、
敵の兵力を上回る軍勢で攻めること。

しかし、桶狭間の戦いや
天王寺砦

もっとみる
安土周遊記 「信長コース」

安土周遊記 「信長コース」

安土に行ってまいりました(三度目)。

主目的は『信長四城御城印ラリー』の完成❗️🌟

(前回行った時は、スタンプ台のある施設の閉館日でした😂)

2年くらいかけていたので、こうして完成したものを見ると嬉しいです!

このスタンプラリー企画ですが、御城印を完成させた方から抽選で、プレミアムな限定版「金の御城印」をプレゼントしていただけるみたいです✨

モチベーションが上がって、ワクワクしながら

もっとみる
『信長公記』にみる信長像⑥ 本能寺編

『信長公記』にみる信長像⑥ 本能寺編

日本最大の勢力となった織田家。

しかし信長はさらに躍進します。

今回は天下人の最盛期と結末を描く巻十三〜巻十五の内容になります。

前回はこちら👇

巻十三(天正8年)に入ると、本願寺が降伏、関東の雄である北条家が織田家に従う態度をとり、主な敵は武田・上杉・毛利に絞られます。

この頃、信長自身は戦に出ることはあまりなく、羽柴秀吉や明智光秀、柴田勝家といった諸将に攻略を委任しています。

もっとみる
『信長公記』にみる信長像⑤ 安土編

『信長公記』にみる信長像⑤ 安土編

包囲網を破り、武田に勝利したことで、いよいよ天下が近くなって来ました。

本拠地を岐阜から安土に移した信長は政務が中心になっていき、京への往来を頻繁にするようになります。

今回はそんな姿が書かれている巻十〜巻十二の内容になります。

前回はこちら👇

松永久秀謀反信長に従属する武将に松永久秀という者がいました。

久秀はかつて畿内の中心的人物でしたが、足利義昭を擁して信長が上洛してきた際に降伏

もっとみる
『信長公記』にみる信長像④ 天正大躍進編

『信長公記』にみる信長像④ 天正大躍進編

今回は巻七〜巻九の内容になります。

この時期に信長は天下人へ躍進したと言っても過言ではないでしょう。

これまでの記事はこちら👇

天下人になる過程で、信長はどんなことを想い何をしていたのか、さっそく『信長公記』からみていきます😊

一揆勢を殲滅信長は、元亀年間に反旗を翻した長島の一揆勢に対してこれまで2度の挙兵に及ぶも、征伐までにはいきませんでした。

朝倉・浅井を征伐した今、信長は以前よ

もっとみる
『信長公記』にみる信長像③ 元亀争乱編

『信長公記』にみる信長像③ 元亀争乱編

一次史料が描く信長像について、引き続きシリーズものとして進めて行こうと思います。

これまでのはこちら👇

今回は巻四〜巻六の内容からになります。

おそらく信長の中で、最もイライラさせられたであろう元亀年間にあたります。

比叡山を焼き打ち前回の記事で、信長が比叡山の僧たちに交渉をもちかけるも、それを全く無視されてしかも敵側につかれたことを書きました。

その時は信長も兵を収めましたが、翌年に

もっとみる
『信長公記』にみる信長像② 上洛編

『信長公記』にみる信長像② 上洛編

前回、信長研究の最重要史料である『信長公記』の首巻から信長がどのような人物だったのかを伺ってみました👇

『信長公記』は首巻を除いて十五巻あるので、今回から基本的に3巻ずつをひとつの記事として、5回分にまとめようと思います。

ということで、今回は巻一〜巻三の内容から私が個人的に選んだものをご紹介いたします😊

畿内隣国を平定永禄10年に斎藤氏の居城稲葉山城を落とし美濃を手中に収めた信長は、尾

もっとみる
『信長公記』にみる信長像① 信長立志編

『信長公記』にみる信長像① 信長立志編

信長研究で最も重要な史料とされているのが、信長の側近であった太田牛一が著した『信長公記(しんちょうこうき)』です。

これなくしては信長については全然わからなかったと言っても過言ではないくらい重要で、史料としての信頼度も高いとされています。

そんな『信長公記』ですが、ありがたいことにKADOKAWAから現代語訳が出版されています!

👆こちらは文庫本ですが、ちょっとパワーアップした単行本版も出

もっとみる
信長はどのような風貌だったのか

信長はどのような風貌だったのか

私は織田信長が好きで、趣味で彼についての研究書を読みます。

今回はその中で面白いなと思った研究をひとつシェアいたします。

その研究とは、洋泉社の『信長研究の最前線②』に収録されている藤本正行さんの論文「信長の顔・姿は、どこまで本物に近いのか」。

タイトルの通り、信長画像を分析することで、現代で描かれがちなイメージ上の信長ではない実像を解明しようとする試みです。

筆者は信長没後10年以内(つ

もっとみる
信長さんゆかりの地巡り🌟

信長さんゆかりの地巡り🌟

ミナミAアシュタールさんのブログを読んで以来、織田信長さんが大好きな私です🌸

なんでも信長さんはサンカであり、縄文の波動を覚えているひとだったそうです✨

(サンカとは縄文の波動、ひいてはムーの波動を受け継ぐ魂をもつひとたちのことだそうです)

そのブログはこちら👆
まさに破・常識な内容です☺️

2020年に出版されたライトノベル『縄文を創った男たち』では、上記のブログをより具体的に仕上げ

もっとみる