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Tree In Progress

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主に屋外で描く植物のドローイングを軸にした、「線を引く」ことから制作を再考する試み。 ドローイングを元にした銅版画も制作。 ‘23 5/6〜23柳沢画廊(埼玉県)にて個展。 同年… もっと読む
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#個展

長く居たいと感じさせる内装

長く居たいと感じさせる内装

 個展開催中のあまねや工藝店に在廊し、オーナーのお話しを伺う中で、外装のこだわりはもちろん、その内装への独自の視点も知りました。
 例えば写真の上の方にぶら下がっている木の枠のようなもの、これははじめただの装飾かと思っていましたが、そうではありませんでした。

 なんと、外に走っている電線を視線から遮るために横の線を入れたくて、わざわざ作ってぶら下げて時々塗り直しているとのこと。そのこだわりに驚き

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福岡散策とコーヒーと絵

福岡散策とコーヒーと絵

 福岡二日目の朝は天神の方まで散歩。賑やか。

 更に川沿いを歩き、コーヒー屋さんへ。
 実はここは福岡に来る前から狙っていました。制作風景などを撮影してくれたカメラマンがくれた豆が、ハッとするような香り。すぐに調べてみたところ、なんと福岡にしかない店でした。しかも個展中のあまねや工藝店のほど近く。奇妙な縁を感じずにはいられません。

 お店の人と話していると、オーナーはあまねやのオーナーとも懇意

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福岡初個展

福岡初個展

 福岡の朝。散歩しつつ松風園という小ぶりな日本庭園へ。

 静かな園内。客は自分1人。贅沢な時間。

 オーナーの「好き」視点で集められた古今東西のモノが並ぶ空間。民藝的なモノと自作が並ぶ唯一無二の空間。自分が一番楽しんでしまってるかも。

 来て良かったなぁとしみじみ思いつつ帰路。
 明日飛行機の時間まで在廊して関東に帰ります。

齋藤悠紀個展_進化する樹木
お問い合わせ:あまねや工藝店
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大阪の展覧会終了と、福岡の夜。

大阪の展覧会終了と、福岡の夜。

 阪神梅田の「変奏曲を編む」終了しました。会場にお越し頂いた方々、作品をお買い上げ頂いた方々、誠にありがとうございます。
 来月の個展に合わせ、作品を阪神梅田内の古玩堂さんで常設してもらえる事になりました。

 無事に撤収完了。搬出作業は会場にいる作家がいない作家の分もやりますが、それでも1時間を切ります。展覧会に慣れた作家たち。みんなテキパキ。

 新幹線に飛び乗り広島を通り過ぎ、福岡へ。ありが

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個展、後日譚

個展、後日譚

 個展後は、購入してもらった作品たちの額装等、相談がある方に応える日々。

それぞれのこれからの持ち主に気に入ってもらえると嬉しいです。

紙はまっさらな場?

紙はまっさらな場?

柳沢画廊の個展の2階にオーナーと共にレイアウトし飾りつけた小さなドローイングたち。
 全て、自分で染めた洋紙や和紙を各地へ持参し、そこで描いた作品です。現在進行形です。その場で描き始め、その場で描き終えます。
 中には実際にかなり古いレアな紙もありますが、ほとんどが自分が版画制作等で使用し、発表はしなかったここ20年くらいの、紙のハギレの裏側に描いています。

 私のオリジナルスケッチブックについ

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様々な年代のコレクターさん。

様々な年代のコレクターさん。

 今日は、浦和の個展会場へ行く前に、メッセージ拝受。昨日会場で見た作品を、二点並べて飾りたいとのことで、額装を相談させて欲しいという嬉しいご依頼。後日配置や額の大きさを相談予定。

 会場へ到着すると、昨日に引き続き、ご来場のお客様が多めで賑わっていました。

 個展「Tree in Progress」は無事最後の土日を終えました。
 週明け火曜日までで完走です。

ジャズと植物のドローイングと

ジャズと植物のドローイングと

 浦和で開催中の個展、「Tree in Progress」
 オーナーの柳沢さんはジャズに造詣が深く、私のドローイングから浮かんだ曲をその時々に付け、インスタグラムに投稿してくれています。

林檎の樹と、デューク・エリントン「イン・ア・センチメンタルムード」

荒れ地のヒマワリと、クリスチャン・マクブライド「Little Sunflower」
これはぴったりのタイトルですね。

菖蒲の花と、Bil

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Exhibition in progress/展覧会場が出来ていく過程

Exhibition in progress/展覧会場が出来ていく過程

前回の飾り方の相談中の現場も撮影。早速ショート動画が送られてきました。
柳沢画廊にて、飾り方の相談をオーナーの柳沢さんと共に。

 シンプルな箱額に、各地で行ってきた小さなドローイングを配置していく。

 なんでもその場で思ったことを遠慮なく伝えてそれを汲んでいただけてありがたい。

 もう少しだけ動画を観るにはこちら。

 展覧会が楽しみです。

続く。

ドローイングのレイアウト

ドローイングのレイアウト

 5月に個展の予定の柳沢画廊で相談しながら、作品をどう飾るかの方向性を確認。
 事前にある程度大きめの作品を画廊へ持っていってもらい、それを柳沢さんに額装して頂きました。小さなドローイングも70点以上あるので、個展の際には大きめの、ガラスなしの箱額に、何点かずつ入れレイアウトをしようという事になりました。
 その配置の相談の日を決め集合。撮影をお願いしている方にも来てもらいました。

 自分は描く

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