「天地」(universe)/個展「山際」出品作#7
イタリア製の楕円の額を入手してから、これに合わせた絵の構想を以前から温めていました。天と地、といういわば区分けをする意識を、再びつなぎ合わせる”気”のような存在としての龍です。
”龍”というテーマをガラス絵や多層ガラス絵でここしばらく取り組んでいます。自分なりに描くきっかけとなったのは、様々な動物の混成体という龍自体のルーツでした。これは、自身が特にコラージュ作品を制作する際などに強く感じる、別世界同士の並置(バランス)、ぶつかり合い、混じり合い。それを異なる形で体現させ