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「天地」(universe)/個展「山際」出品作#7
イタリア製の楕円の額を入手してから、これに合わせた絵の構想を以前から温めていました。天と地、といういわば区分けをする意識を、再びつなぎ合わせる”気”のような存在としての龍です。
”龍”というテーマをガラス絵や多層ガラス絵でここしばらく取り組んでいます。自分なりに描くきっかけとなったのは、様々な動物の混成体という龍自体のルーツでした。これは、自身が特にコラージュ作品を制作する際などに強く感じる、
「空間のエオストレ」(Eostre of space)/個展「山際」出品作#6
これまでの作りと少し異なる作品。スペーサーと最奥層をスモーキーなアクリル板で設えています。ドローイングと多層ガラス絵、二つのあいのこみたいな作品です。
出品作品は随時更新していきます。個展も本日から始まりました。
作品のお問い合わせは福屋まで。電話:(082)246-6111(代)
多層ガラス絵の不動明王完成。
奥の層には縄文の火焔紋様を配しました。
火をまなざす太古の人々は、そこに何を見ていたのだろうか。生かされている自分たちの命と、その糧として燃えゆく命。その相互の繋がりが熱の中溶け合い、分かち難く結びついている不思議ではなかったろうか。
厳しく煩悩を断ちながら、その行いが即ち人々を悟りに導くという不動尊。その容赦のない苛烈さは、多くの仏像の中でも一際目立つものですが、それでも民衆に「お不動さま
龍にまつわる自作の変遷
龍というテーマに興味を持ち、向き合うきっかけをもらったリクエスト作品をご紹介。その制作にまつわる記事。
先日、この龍の持ち主のコレクターの方が、この作品も含むコレクション展を成功させた事を知りました。
私の作品が多くの作品と触れるきっかけの一つを担っていたならとても嬉しい事です。制作の励みになりました。
その後、再度描きたい気持ちが起こった為、自分なりに対作品を制作しました。
この作品
「裏門・微睡み」(Back gate・Sleep)/個展「かくれざと」出品作#9
裏門は、日光御成道へと続く想像から描きました。表門で龍から逃げてきた猫が、再び眠ります。いつの間にかそれは眠り猫の彫刻へ・・・。微睡みの中みる夢は、自由に時空を駆け巡っていることでしょう。
フレームは「表門・龍猫」(Front gate・Dragon&Cat) とお揃い。こちらは正方形です。
本作は個人蔵となりました。ありがとうございます。