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ベトナム人の資産形成。

■23年預金額は史上最高。
・最近のベトナムNEWS(2024年1月9日付)、「23年ベトナムの預金額8億円(前年比12%増)は史上最高、金融市場での今後の動向が注目される」。
・「2024年は資金が銀行システムに留まるのか、それとも株式や不動産など他の投資チャネルに移動するのか」今後への関心が高まる。

■投資先の検討時期。
・2022年12月「VPBank等の銀行預金利率は11.1%、現在12ヶ月物利率5.1%程度にまで下がっている」​​。
・この状況を経済学者ディン・チョン・ティン教授は「貯蓄預金の増加は市民の他の投資チャネルへの懸念やリスク回避の結果であると指摘」している。
・「特に不動産市場の大幅な変動や株式市場の不安定さが、リスクが低いとされる貯蓄への投資を促している」という​​。

■乗れる船。
・一方、KB証券報告では「低い利率が株式市場と不動産市場に資金を誘導する可能性があり、これらの市場は経済の利率低下によって恩恵を受ける可能性がある」とした。特に不動産市場は「法的な問題の解決や企業債市場の透明性向上、政府の支援策等により、昨年比で2024年は回復基調」と見込む。
・余談、街中の銀行店頭では預金利率を表示しているが現在は概ね5~6%で日本と比較にならないほど高い数値だ。私の周りのベトナム人は預金するなら、「株や不動産に投資したい」と考える人が多い。
・日本のペイオフは1000万円だがベトナムでは数十万円しか保証されないため、多くは株、土地、建物等の資産を持ちたがるのかもしれない。彼らの会話から、「土地を共同購入しよう」という事で短期で上手く、運良く、売り抜いた人々はそこそこまとまった利益を得ている。
・当然、ベトナムへの投資は情報収集、勉強、人脈も必要だろうが私の投資可能範囲額で「乗れる船」があるのならば、ベトナムにいる間に乗ってしまう事も選択肢のひとつだろう。

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