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小説『クリキャベ🥬』感想たち

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創作大賞2023 朝日新聞出版賞受賞作、そして2024年4月5日に発売した書籍『クリームイエローの海と春キャベツのある家』にいただいた感想記事たちをまとめました。たくさんの感想あ…
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2024年6月の記事一覧

24.06.29 読書のキロク(5冊)

24.06.29 読書のキロク(5冊)

今日はおやつの時間くらいに外に出た。昨日は雨で気温が下がっていたらしいけど、今日はがっつり夏。…わたしの耐えられる夏は終わった。(しみじみ)

あまりの暑さに、すれ違う小さな生き物たちが心配になる今日この頃。例えば赤ちゃんやペットなど。言葉にできないだけで、本当は苦しんでいたり、死にかけているのではないかと心配になっちゃう。過酷な暑さなど知らずに、涼しいお部屋で終日過ごさせてあげて欲しい。わたしも

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【#創作大賞感想】荒ぶるクッキングと「クリームイエローの海と春キャベツのある家」

【#創作大賞感想】荒ぶるクッキングと「クリームイエローの海と春キャベツのある家」

「荒ぶるクッキングとクリキャベには共通点がある」

文フリの時、豆島圭さんにそう言うと、

「本当?」

と突っ込まれたのですが、本当です。

あ、その説明の前に。
本日はこちらの夕方からのトークイベントに参加します👇豆島さんが「行く?」と誘ってくれたので「行く!」と答えました。一度懐くと私はどこまでも尻尾を振ってついていきます。

詳しくはnoteイベント情報をチェックチェック!

せやま南天

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私たちの「きちんとしたい」を救う物語/せやま南天著『クリームイエローの海と春キャベツのある家』小説家・大原鉄平さんによる書評を公開!

私たちの「きちんとしたい」を救う物語/せやま南天著『クリームイエローの海と春キャベツのある家』小説家・大原鉄平さんによる書評を公開!

私たちの「きちんとしたい」を救う物語

 私は広い古民家をリノベして一家で住み、デザインした部屋の写真をSNSで発信している。それらの綺麗に撮られた写真ではさぞ私たちが優雅に暮らしているかのように見えるだろうが、実際は優雅どころではなく、床に脱ぎ捨てられた誰かの服の下に隠れた、意図的に仕掛けられた罠としか思えない尖ったレゴを踏み抜いて悲鳴を上げる日々である。

 特に古民家は部屋数が多い上に私以外

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本の一枚 9

本の一枚 9

こちらの本について語っております。少々ネタバレありです。と言っても、私のnoteに来てくださっている方は、もう読了された方が多いかもしれませんね(^^;)

せやまさん。どの記事を載せようか迷いましたが、やはりこちらの嬉しいすごい記事を選ばせていただきました!

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いきなりタイトルの謎が解けた!

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2泊3日モイモイ旅行

2泊3日モイモイ旅行

3月まで住んでいたマンションが売れたので、もろもろの手続きのために関東へ。せっかくなのであちらの友達にも会う予定を入れて2泊3日で家族で行くことにした。

1日目

ピーチ航空福岡発成田便。よく胃腸が弱いとnoteに書いている私だが、そういえば三半規管も弱い。乱気流の中ぐわんぐわんと上下左右に揺られ機内で完全に酔ってしまった。

視界がチカチカしてきて、ヤバい…吐き気が…とエチケット袋に手を伸ばし

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【読書感想文】『クリームイエローの海と春キャベツのある家』を読んで

【読書感想文】『クリームイエローの海と春キャベツのある家』を読んで

せやま南天さんの『クリームイエローの海と春キャベツのある家』を読んだ。
以下、愛称であるクリキャベと呼ばせていただく。

クリキャベを読み終え、これは感想文を書かずにはいられないという気持ちになった。

僕が読書感想文を書くのは、高校生以来である。

読書感想文の課題が苦手だった。
三年間担任が違ったのをいいことに、夏休みの課題を毎年「オシムの言葉/箸:木村元彦」の感想をほぼ同じ内容で書いて乗り切

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