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すずきかんた
2024年11月5日 08:32
現在刑法では自殺幇助罪が定められていたり(刑法202条前段)、安楽死や尊厳死は極めて厳格な要件の下認められるとされているにすぎない(事実上不可能だと思う)。すなわち現行法は自殺する権利を積極的には認めていない。今回はそんな自殺する権利について検討してみたい。自殺は悪かまずその前提として、自殺する事は悪か、という事について考えてみたい。以前noteでも書いたかもしれないが、私は決
2023年7月4日 19:42
権利の上に眠る者は保護されない―。民法には消滅時効ってのがある。簡単に言えば、長期間権利があるのに行使しないと、その権利が無くなっちゃうよ、っていう制度。例えば、1990年5月20日にAさんがBさんに10万円貸したとしよう。そうすると、普通に考えてAさんはBさんに10万円返せって言える訳だけど、仮に2023年現在まで何も言わなかったら、もう金返せって言えないよ、って話。で、なぜ
2023年4月9日 18:45
支配―。おそらく多くの人は他人に支配される事を嫌がるだろう。私自身も嫌である。この事は、民主主義を基調とする我が国の憲法、政治体制、国民意識からしても明らかであろう。しかし、必ずしもそうとは言えないのではないか。少し哲学的な話になってしまうが、支配されている事に気づかなければ、たとえ何者かの支配下にあったとしても、本人にとっては『自由』なのである。また、支配されるにしても、
2021年10月24日 19:10
※本記事は主として、私が思う妥当か不当かの判断、考え方、価値観についてまとめたものにすぎず、合憲違憲、適法違法といった法律的な議論について書いたものではありません。(法律を勉強したことのある、あるいは現在している読者に対する注意書きです。それ以外の方は、この注意書きを無視して読み進めてください。)『自由』とはとても尊く、貴重で、重要なものであり、誰しもが平等に手にすべきものである。『自由