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節分の日に考える - タイで我が子と日本文化を学ぶ意義: 文化・言語・アイデンティティ

"Where are you from?"  と4歳児のボスに聞くと

"Thailand and Japan" と答えます。

私は国際結婚をしていて、ボスはタイで生まれているので、最も正しい答えだと思います。

昨日は節分でした。

なかなか日本に行けませんが、彼と日本文化を学ぶ機会でした。

節分の日に考える - 文化と言語とアイデンティティ

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「フクハウチ、オニハソト!」

"What does it mean?"

とボスが聞いてきました。

やってよかったと思いました。

もし私が鬼役になって豆を投げつけられなければ、
ボスはこの文化を学ぶ機会さえなかったからです。

鬼なら豆を投げつけていいというメッセージや、福と鬼を作る二元性や、ウチとソトの概念の是非については置いておいて、文化継承については考えさせられます。(恵方巻きにすればよかったかな。。)

ポスト・グローバル化やPost-Covidとは何かと問われる今、ミクロレベルとマクロレベルで、アイデンティティについて考えさせられることが多いです。

トランプ元大統領がメキシコとの国境に壁を作ると言っていた話も、なぜかそれほど狂った話に聞こえなくなりました。

Brexit で得たものは何かと、イギリス人同僚と先日語りました。

車、飛行機、船、電車と色々と人の移動手段が発達し、人が移動して混ざろうとしてきた歴史が、今ウィルスによって変化させられているようです。

ハーフではなくてダブル

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以前に「ハーフではなくてダブル」という話を書きました。

お世話になっているアメリカ人のビジネスオーナーの方から教えていただいた大切な言葉です。

彼は日本人の方と結婚して、二人のお子さんがいらっしゃいます。

私が以下の質問をしました。

「ハーフとして生きて、お子さんが困ったことはありましたか。」

するとその方が教えてくれました。

「ハーフではなくてダブルだと伝えればいいんじゃないかな。半分ではなくて、2倍。お父さんの言葉と文化、お母さんの言葉と文化。両方持てたら素敵じゃない。」

オーストラリアとタイの混血の嫁にも話したところ、
「もっと早くこの言葉に出会いたかった」と言っていました。

タイでは白人の事を「ファラン(ฝรั่ง)」とよく呼びます。

語源には色んな説があるようですが、一つの説ではグアバというフルーツを白人の人に見立てているということです。

嫁も幼少期からずっと「ファランの女の子」と言われ続けたようで、色々と仲間外れにされたこともあったということでした。

ここ20年で都市部では国際夫婦から生まれた子どもも増えているようで、イメージもかなりよくなってきたとは感じているようです。

最後に

文化には自然に残るものと、先人が意図的に残していくものがあるのだと、節分の日に思い知らされました。

先日のみおいちさんの「継いでいけることを継ぐ」という話も思い出されます。

もしかしたら、将来ボスは日本語より英語の方が得意になるかもしれません。

それでもいつか、「自分は何者か」とアイデンティティについて考える時、自分の血である日本や日本の文化について自信と誇りが持てると良いかな、と思っています。

海外に住んでいると、日本文化を学ぶ機会は意図的な部分が大きいと思うと、責任の重さも感じます。

気負い過ぎても良くないので、楽しみながら文化継承も目指したいな、なんて考えています。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。 (1)

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