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アルツハイマー病の予防は結局これに尽きる…脳の老廃物を手っ取り早く洗い流すための科学的な対策

誰に聞いても認知症にはなりたくないと言います。認知症の代表的な病が、アルツハイマー型認知症です。最近の研究でどんどん新しいことが分かってきています。進行を抑える薬「レカネマブ」が年内に使用開始できる可能性もあるようです。

認知症になってしまってからどうこう言うより、なりたくないわけですから、予防したいのが私たちの希望です。予防と言うくらいですから、何もしないわけにはいきません。さて、何をすれば良いでしょう?

脳も細胞からできている臓器なので、活動した後には老廃物が生じます。老廃物には様々なものがありますが、その一種がアミロイドβやタウと呼ばれているタンパク質です。これらのタンパク質が脳組織に異常に蓄積することと、認知症の間には関連があります。


老廃物が脳内に溜まり続けると認知症になる


活動した後の老廃物ということは、生きている人全員に生まれることになります。では、どうして若い人は認知症になりにくいのでしょうか?

脳の自浄作用にあるといいます。脳の中では、脳脊髄液という液体が血液から作られ、1日に4~5回入れ替わるペースで頭蓋骨の下をゆっくりと循環しています。2012年に米国のロチェスター大学で行われた研究によると、どうやらこの脳脊髄液が脳組織の内部に浸透し、細胞と細胞の隙間にたまった老廃物を洗い流す仕組みがあるらしいことがわかりました。

研究によっていろんなことが分かってきています。若い人の方が、自浄作用がしっかりできているということです。年が行くと何でもかんでも衰えていくものです。脳内もまた同じことのようです。

この自浄作用、ようするに脳内の洗浄ですね、その洗浄は睡眠中に行われることが分かってきました。夜寝つけない、眠りが浅いという人は要注意です。私の周りの高齢者と話をしていても、よく眠れる人と、全然眠れない人に大きく二分されると感じています。

また、運動することでも浄化されることが分かってきたようです。

整理しましょう。

健康の三原則=運動、睡眠、栄養に、キッチリ当てはまっています。昔の人は良いことを言ったものです。認知症のことまでは分かっていなかったとしても、健康の三原則が大切であることはハッキリしていたということです。


認知症予防には、睡眠と運動が必要


眠れない人、運動しない人は、アルツハイマー型認知症になっても仕方がありません。先に投げかけましたが、「予防してますか?」の問いに対して、「よく眠る、運動する」ができている人は、予防できていることになります。そこに、栄養がしっかり摂れているならば、三原則こなしていることになります。

できていない人は、認知症になってから悔やんでも自業自得だと研究から分かってきたということです。

確認します。

タイトル「アルツハイマー病の予防は結局これに尽きる…脳の老廃物を手っ取り早く洗い流すための科学的な対策」に対する答えは、「睡眠と運動」です。とてもシンプルな答えでした。

さて、何から始めますか?


サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。