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茂木健一郎が「これこそがこれからの生き方だ」と力説するワケ

脳科学者の茂木健一郎さんは、テレビで「脳科学」という難しい分野を簡単に楽しく説明されることで有名です。その人柄からも人気の高いひとりです。今日ご紹介する記事は、茂木さんの知り合いの話を事例として紹介された「PRESIDENT Online」を参考に書きます。

その方は、大手出版社で編集者として役職にも就き、会社に多大な貢献をしました。しかし、定年を迎えると、なんと地元のコンビニで働き出したのです。現役時代は大手企業でバリバリ働き、定年を迎えたらコンビニの店員。

私が興味を持ったのは、「なぜ、コンビニを選んだのか」ということです。現役時代にエリートと呼ばれるような仕事に就いていた人間が、突如としてまったく別の業界であるコンビニで働き出すのは面白いことですね。これぞ、アクティブシニアのマインドです。

この記事を読んでまず思ったのは、この方は「プライドを捨てた」もしくは「プライドを持たなかった」のどちらかだろうと感じました。大手企業のエリートであれば、「見下す」「世界が違う」というセルフが、ドラマではよく出てきます。近くにいる人からすれば、「同じ働くにしても、もうちょっと違う仕事はなかったの?」と、きっと言われたことと思います。しかし、コンビニの表面的な部分ではなく、流通の仕組み全体から見た上で、自分のスキルをもっと試したかったのではないかと、勝手に想像しています。きっと私には想像もできないほど、人間の器の大きい人だと考えます。

茂木さんが言いたいことは「アクティブシニアのマインド」

アクティブシニアとは、「仕事・趣味などに意欲的で、健康意識が高い傾向にある活発な高齢者」の通称です。

この記事の中で茂木さんは、定年退職した高齢者に「何でもいいから、収益を得る生き方をした方が良い」と話しています。ネットビジネスで収益を得ることはもちろん、家の中にある物をメルカリで売るのもいいとも言われています。

そこには「情報発信」「収益」「承認」「満足感」という言葉が並びます。

脳科学の世界では、お金というのは「ソーシャルリワード」と定義されています。ソーシャルリワードとは、栄誉、名誉、賞賛、社会的なステータスなどで、「他者から承認されること」が基本概念です。つまり、他者との比較において心理的な満足感を得られるものの象徴だということ。何歳になっても、こうした他者から承認されることで張り合いが出て、脳内のドーパミン系が活性化するということが、脳科学の研究で解明されているのです。

自発的快楽欲求が必要

定年退職すると、「年金暮らし」をされる元サラリーマンは多いことでしょう。何十年と勤め上げたわけですから「もう休ませてくれ」などと言われます。一時休むのは良いとしても、そのまま隠居してしまっては、老いる一方です。若さを保つためにも、何らかの社会参加は絶対必要です。しかも、イヤイヤするのではなく、意欲的に行動しようと思うには、自発的快楽欲求が必要だと私は考えます。

何もしない毎日では、人生終わってます

趣味やサークルなどがあって、遊びに出かけることも良い事です。しかし何もなく、ブラブラしているだけでは、人生終わってますよ。生きている間は、どんどん交流しましょう。これまで働いてきて培ったものを定年後はどんどんアウトプットして行けばいいのです。その方法として、茂木さんは、YouTubeやInstagram、そしてこのnoteの紹介もされています。さらに不用品をメルカリで売ることも推奨されています。

それらに携わることで、微々たる収益にしかならなくてもいいのです。常に脳を使い、脳を喜ばせ、生きる楽しさを見出していけばいいと、茂木さんが言われていると、私は受け取っています。だからいま私がこうやって書いていることに間違いはないと確信しています。私は自分で自分の脳を活性化中だということです。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。