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私は現在60歳の一人暮らしです。タイトル通り、私が何を幸せと感じるか、それを考えれば、この答えはそれなりに出る可能性があります。

と、その前に、夫婦で共に年老いた場合を考えてみましょう。

お金があるかどうかで幸せ度は測れないことは以前書きました。しかし、夫婦二人で共に年老いていくと、やっぱりそれなりにお金がかかります。普通に暮らしている時でしたら、住居代や食費などは、一人も二人も同じようなものです。しかし、介護費用となると、一人ずつお金がかかってきます。

例えば、デイサービスならまだ安価でも、介護施設への入居となると、その費用はそれなりにかかりますよね。幸せ度はお金では計れないとはいえ、お金がないと苦労することは確実です。

では、妻に先立たれた場合を考えてみましょう。ほとんどの場合、高齢者の夫は妻に依存して生きてきていますので、かなり不便を感じるそうです。

パンツの場所がわからない、ご飯が作れない、など、一人暮らしをしている私からすると、仰天するようなことが起こります。夫婦というのは、支え合って生きていくと言いながら、夫は支えられすぎです。

この場合、幸福度はだだ下がりってとこでしょうね。生きていくことすら危ぶまれるくらいガクンとなって、すぐ後を追ってしまう人もあるそうです。

一方、夫が先立った場合、妻はイキイキする人が多いそうです。現に私の知人はすべてそうなっています。

人生の中で接してきた世界、積み上げてきた人脈の違いが大きいです。男は会社や仕事を通じて、人との付き合いをしてきたので、退職後は付き合う人がなく、妻にベッタリとなってしまうのでしょう。何らかの趣味かなにかで社会参加できていれば良いのですが、それができる人ばかりではありません。

しかし妻は、若い時からご近所付き合いやボランティアなどを通じて、地域の人達との交流があります。夫に先立たれた場合、手の掛かる人がいなくなったということで、むしろ元気が増すようです。夫が死んで幸福度が増すなんて皮肉なものですね。

ここまで夫婦の場合で考えてきました。ここから一人暮らしの場合を考えてみましょう。

一人暮らしの場合、男性女性限らず、寄りかかっているものがあるかないかで変わると思います。その場合、子供や孫の存在でしょう。依存度が高ければ、心配事が増えます。

子供や孫がいない方が、自分だけのことを考えれば良いので、気楽に生きていけます。高齢になってもきっと幸福度は落ちないと思います。

しかし、いつから一人暮らしになったか、ということによって多少変わるでしょう。ずっと一人なら、本当に気楽ですが、50歳や60歳くらいで先立たれたことで一人になったとしたら、ちょっとしんどいですよね。

こうやって書いていると、若い時からずっと一人暮らしの方が幸せなんじゃないかと思えてきます。夫婦も若い時はお互いを高め合い、認め合い暮らしていたとしても、年と共に変わっていきます。仮面夫婦や家庭内別居という言葉もあるくらいですから、愛情いっぱいで夫婦円満なんて方が難しいみたいですね。

ここでひとつ気になった言葉が「依存する」ということです。高齢になった夫婦でも、依存せず生活できていれば幸福度は高く保てるのではないでしょうか? 私は独身だから実際のところはわかりませんが、一人暮らしでも夫婦でも、あるいは親子や孫でも、依存することが幸福度を下げるような気がしてきました。

生きている間に「支え合う」と「依存する」をどこかで間違っていくのでしょうね。本当は「愛し合う」のがベストだと誰でもわかっているのに、結婚生活とはそういうものではなさそうです。悲しいね。

「老後は一人だったら寂しいよ」とたくさんの人に言われてきました。しかし、私はそう思ったことが一度もありません。なぜ一人だったら寂しいのか? それは交流する仲間がまったくいなくて、一人ぼっちで孤立していることを想像されているのでしょうか? 確かにそれなら寂しいでしょう。しかし、趣味などを通じた仲間がいると、生活の満足度はずいぶん上がります。

なので結論としては、
①家族がいても依存しない。
②趣味に没頭する
③自由な気持ちで生きる

シニア男性が幸せな老後を送るためには、家族に依存せず、自分のことは自分でする。そして趣味、あるいはなんでもいいので、楽しんで活動できるものに参加、できれば没頭すること。自由に誰にも束縛されず、誰にも依存しない生活を送ること。これで老後は幸せになれるでしょう。

今回の私の考えに関して、反論される人もきっとあるはずです。でもこれは私個人の考えであって、皆さんに押し付けるつもりはありませんんで、あしからずご了承くださいませ。

現在の私は卓球に没頭して楽しんでいます。もし何らかの理由で卓球ができなくなった場合、その時はまた別な趣味を探しますよ。世の中には楽しめる材料は山ほどありますから。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。