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りょーさけ
2019年8月17日 00:18
マリオネットは嬉しかろうそれでもあやつる人がいるマリオネットは悲しかろうそれでもあやつる人がいるペンを持って 文字を書くときマリオネットは考える考えの考えに書かされているのか考えを考えているのか 笑っていた踊る春に池を眺めて自分の唇がつり上がっていると知るそこから喜びが芽生えてくるよな日々を糸につられて踏みしめる夏は暑くて糸に滴る人形からでも汗が
2019年8月14日 18:55
ある晴れた日にあなたと墓標の話空っぽの隕石に殴られて空想の昏倒目をまん丸くしないので精いっぱいだったわたしはあなたと一緒にいた小さな宇宙の中ではいままさに白色の回転茶色の回転茶色がお茶色じゃないのはなぜだか分かった煙のにおいをかいでごらんよ匙ばかりがめぐっていた金属のボート、メッキがゴールドあなたの唇はきっと渇き切るその歌は歌い切られたことがないファミレスには夢がある
2019年8月10日 19:30
たとえば僕の直ぐそばで富める者がなにか失っていてこの世界の反対側で貧しい者がなにかを得ている真っ赤に燃えて 灰になってだけど涙は透明だろうあなたが深く悲しんでいてわたしが実に喜んでいる結果を溶かしたヨーグルトのようひとさじ食べて呪って祝う見上げて厚く ブレる星空やはり涙は透明だろう右に行けば左がよくって左に行けば右がよいよと真っすぐ行けば振り返れと言われ後ろを向い
2019年8月5日 22:20
ポケットの中に素敵な街があるずっと夢に見ていた素敵な街が両手をそこに雑に突っ込んで今この時だけの夜の街に恋をする出穂した稲を星空の下で眺めるあたりでは盆の花火大会も終幕浴衣の袖に流れてく汗が目尻をくすぐっては眩しい濃紺の衣装僕のポケットに銀河の街がある歩道は少しばかりの砂利と星屑メロンソーダを片手に揺らして鈴が鳴る草履を得意気に振って詩情をはさんでこの街を抜ける髪飾