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エンゲル係数という指標〜生活水準をチェック〜

エンジェルではありませんよ。
エンゲルです。笑

私は転勤してきて、誰も友人がいない土地に来て、
コロナもありますが飲みに出る回数が極端に
減りました。

よって、現在エンゲル係数は爆下がり中です。笑

エンゲル係数とは何か?

エンゲル係数は、家計の支出における「食費」
の割合のことを指します。

食費はスーパーなどで購入する食料品だけでは
なく、外食やもちろん飲み代も含みます。

この係数はドイツの社会統計学者である
エンゲルさんの名が由来です。

計算方法は以下の通り。

エンゲル係数(%)= 食費 ÷ 消費支出 × 100

消費支出は食費以外の生活費全般です。

例えば、月々の支出が30万円のうち食費が5万円
とすると、エンゲル係数は約17%です。

月々の支出が10万円のうち食費が5万円
とすると、エンゲル係数は50%です。

食費は日常生活において、必ず必要な支出で
なかなか削れない支出です。
裕福な家庭は食費と合わせて娯楽費等にもお金
をかける傾向にあるため、消費支出における食費
の割合が少ないということになります。
そのため、エンゲル係数が小さい方が生活に
ゆとりがあるとされています。

総務省の「家計調査」によると、2人以上の世帯
では、戦後においては60%以上という数値で
ありましたが、最近は20%台に落ち着いている
ようです。

必ずとも正確とは言えませんが、一定昔より今
の方が生活にゆとりがあるということでしょう。

しかし、最近このエンゲル係数がまた上昇傾向
に転じているようです。

これは先日記載した「スタグフレーション」も
要因の一つとして考えられます。

過去記事は下記ご参照ください。

景気が減退していく中、物価は上昇していく
わけです。
企業の業績が悪化し、給料が減る中でも、
食費としての支出は高まるとどうなるか。

その他の消費は少しでも抑える傾向になるが、
食費はどうしても削減が難しい支出の1つ。

そのため、必然的に支出における食費の割合は
高まります。
つまり、エンゲル係数が高まるということです。

以上が、34年ぶりにエンゲル係数が高水準と
言われている理由とも言えます。

では、エンゲル係数を低くするためには、
どうしたらいいのでしょうか。

低くするという選択肢は2つ方法があります。

1つ目は、食費を抑えること。
2つ目は、食費以外の支出を増やすこと。

景気減退で給料が落ちている中、その他の支出
の金額を高めるわけにはいけませんので、
食費の見直しが検討されます。

ただ、食費はどうしても絶対にかかるもので
なかなか節約が難しいんです。

しかし、出来ることはあります!
例えば、以下のようなことに取り組むのは
どうでしょうか。

・ペットボトルの水の購入をやめて水筒持参
・自宅の食材管理で購入のダブりを減らす
・昼食を出先での食事からお弁当に
・コンビニのついで買いをやめる
・外食や飲み会を意識的に減らす

などなど、出来ることはありそうですか?

エンゲル係数が高い低いはどちらが幸せ
なのかどうかはそのご家庭次第です。

しかし、食費に無駄が生じていて、エンゲル係数
が高いというのは理想的ではないでしょう。

ぜひ、日々の食費を気にかけてみてください。

それでは。

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