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マイナンバーカード一体化〜健康保険証は本当に要らない?〜

昨年2021年10月20日からマイナンバーカードと
健康保険証の一体化がスタートしました。

実際、私も先日たまたま行った病院が導入を
していて初めて見ました。

導入している病院にはこのようなマークが設置
されているのが目印です。

画像:デジタル庁 マイナポータルサイトより


マイナンバーカード普及状況ダッシュボード
を確認するところ、2022年1月1日時点での
マイナンバーカードの保有率は全国でいまだ
41%と低迷しています。

全国民の半数弱しかまだ手にしておらず、
また、導入している病院も少ない状況から
マイナンバーカードを保険証代わりとして
利用するにはまだまだ時間がかかるものと
考えられます。

こちの厚生労働省のサイトからご自身の住む
地域の導入医療機関を確認できます。
ぜひ確認してみてください。


とはいっても、マイナンバーカードを保険証
として使えるようになるととても便利なことが
たくさんあります。

いくつかメリットをご紹介します。

① 就職・転職・引っ越しにも対応

お住まいの市区町村や勤務先が変わった際に、
一般的に健康保険証の切り替えが発生します。
そのため、従来健康保険証が手元にない時期が
発生していましたが、マイナンバーカードは
上記で切り替えが発生するものではないため、
変わらず使い続けることができます。

②特定健診や薬剤情報の確認

マイナポータルサイトなどで自身の特定健診や
薬剤情報を確認することで、健康管理に役立ち
ます。支払った医療費や処方された薬剤などが
蓄積されていくため、確認もスムーズとなります。

③高額医療費の一時的な支払いが不要

入院や手術などで高額な医療費になった場合、
高額療養費制度が活用できますが、一般的に
立替払いをするか、限度額適用認定証の交付
を受け立替払いを無くす方法しかありません
でした。
しかし、マイナンバーカードを活用すれば
高額療養費制度の限度額を超える医療費は
自動的に免除され、立替などは必要なくなり
ます。

高額療養費制度については過去記事も参考に
してください。


④医療費控除の手続きが便利に

②のメリットの通り、医療費情報が蓄積される
ため、確定申告における医療費控除を申告する
際に、領収書を管理しておく必要などがなくなり
ました。
また、e-taxというサイトを活用すれば、
オンラインでの申告もかんたんにできます。

⑤病院の受付がスムーズ

従来の健康保険証を提出してのやりとりが
なくなり、顔認証とカードリーダーによって、
受付が完了するためとてもスムーズです。

⑥医師や薬局に情報共有可能

②のメリットの通り、過去の処方等が蓄積され
ているため、転院やセカンドオピニオンをした際
などにも、正確に過去の治療を伝えることが
できます。
これは被保険者の同意があれば簡単に共有が
できる仕組みのようです。


いかがでしょうか。
マイナンバーカードと健康保険証の一体化により
とても便利な制度がいくつもございますので
ぜひ利用していきたいですね。

しかし、利用するには申請が必要となります。
マイナンバーカードを健康保険証として利用
する場合、下記マイナポーナルサイトから登録
をしてみてください


それでは。

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