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物の見方を変える吟行〜アンテナを張って日々に発見を〜

今年から始めている1日1話読書も2ヶ月が
終わろうとしています。

日々色々な方の考え方や生き方が学べるので
とてもおすすめですよ。


今日はこの本から学んだ1つの言葉をご紹介。

『吟行』


という言葉をご存知でしょうか?

銀行じゃないですよ。吟行です。

俳句の世界で使われる言葉です。
俳句の街である愛媛出身にもかかわらず知らない
言葉でした。

吟行とは、五七五からなる俳句を構成する言葉
となる材料を探し求めて散歩をすることです。

分かりやすい言葉で簡単に置き換えるなら、
いうならば「ネタ探し」でしょうか。

ちゃんとした吟行は季語を調べる句帳や歳時記
を携帯して、目に入ってきたことを言葉に変えて
いきます。


しかし、この吟行は俳句の世界のみならず、
私たちが普段過ごす何気ない日々で大いに
活用できることだと学びました。


毎日noteを1ヶ月継続した時の振り返りに、

「何気ない日々に探究心を持つこと」について
気付きして書きました。

これもまさに吟行の1つだったのだなと。

普段の何気ない行動で身の回りに散らばっている
情報も、目を向けなければそこにあるだけです。

しかし、「吟行」の心得的に全てに意識を向け、
何気ない行動の中にある1つ1つの情報から
何か得られることはないかなと、自分に必要で
ありそうなものを取りこぼしなく生きることは
とても大切であると思います。

意識を向けることで普段は気付かなかったことに
気付けたり、自分の新たな感情に出会うことが
できるなど、吟行的に生きることは「発見」の
オンパレードです。

毎日noteをしていると、次々とネタが必要に
なるので、この「吟行」のように動くことは
とても支えになっています。

また、俳句の世界では「生憎(あいにく)」
という表現は生まれないそうです。

例えば、

「今日はお出かけなのに生憎の天気で雨だ」

しかし、俳句の世界ではすべてが吟行に繋がり

「雨の句が詠める」という発想になります。

そのため、この「吟行」と「生憎を捨てる」
ことで「物の見方」は大きく変わるという
ことです。

すべてのことには意味があるように、
普段の何気ない生活からたくさんのことを
感じ取れるように生きていきたいですね。

また、「吟行」を行う際の心理的注意点
としましては、「カラーバス効果」です。

過去記事でご紹介しましたが、人は意識を向けて
いる情報がより入ってきやすい状況になるという
心理があります。

そのため、吟行を行うには、フォーカスされて
いる意識は一度リセットして、全体的に意識を
向けるということが大切かと思います。

そうすれば、より多くの発見を見つけられるの
ではないでしょうか。

それでは。

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