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【書評】真実を味方につけろ!『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』

「日本は豊かな国だし、平和だしこのままでも大丈夫!」と思っている人も多いのではないでしょうか?反対に、「今のままで日本は本当に大丈夫??」って思う人もいると思います。その疑問に2ちゃんねる創設者で有名なひろゆきさんが答えます。

今回紹介する本は『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』です。

「年金問題」「教育問題」「少子高齢化」など様々な問題をひろゆきさんの視点とデータを基に解説しています。読んだ私なりの解釈+経験で2ポイントに絞って書いていきたいと思います。

1.仕事

〇最低賃金が上がるとアルバイトが困る

バイトを経験している学生さんの中には、もっと時給上がらないかなと思っている人も多いのではないでしょうか?私もバイトをしていた時は、そう思っていました。しかし、ひろゆき氏によれば、

最低賃金を上げることで、そこで働いている人の仕事が段々無くなっていく

①賃金をあげることで、お店が潰れる
②人件費がかかる→機械の導入→人がいらなくなる。

最近コンビニやスーパーでのセルフレジ化をよく見ます。さらに私が二年前オ―ストラリアへ旅行へ行ったとき、マクドナルドの注文方式がセルフレジでした。

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日本のマクドナルドのように、カウンターで店員さんに食べたいものを注文するシステムではありませんでした。その当時日本よりも進んでる!と感じたことを思い出しました。

〇働き方改革

厚生労働省によれば、

『働き方改革は働く人たちが個々の事情などに合わせて多様で柔軟な働き方を「選択」できるようにするための改革です』

とあります。ですが、現実はそうなっていません。サービス残業が多かったりします。ひろゆき氏によれば、

一人ひとりが働きたい人は働き、休みにしたいときに休めるようになるようになればいい

 それを現在実践しているのが「フリーランス」の方々です。たしかに、自分たちで仕事を取ってこないと収入がなくなって生活できない面はあります。しかし、この時に仕事をして、これだけの報酬を得ることを自分で選択し、ここは休みするということができそうですよね。さらに、仕事とオフのメリハリもできそうです。
 まさしく働き方改革の先駆者だと思いました。今後この人たちの動きに注目することが未来の働き方につながります。

2.教育

〇学校教育にお金の勉強を導入する

クレジットカードのリボ払いやカードローンなどのサービスが多く存在します。それを安易に使ってしまうと、あとでとんでもないことが起きます。今は好きな物が買えて満足するかもしれません。

しかし、利子がついた状態で何カ月も払うことになり、定価で変えたものに追加のお金を払うことになります。

私がこどもの頃、親から、クレジットカードは社会人になるまで作ってはダメと言われてきました。そのときは浪費グセがあったのもありましたが、いま思えば、そのことがお金の勉強にも繋がっていたと気づきました。そういう知識を身につけておくだけでも、気をつけることができます。

つみたてNISAやiDeCoも同じで、税制優遇が得られるものが国から出ています。私もYouTubeなどで勉強しました。今はネットにもたくさん学べるものがあります。そうやって少し調べればわかることが多いです。

〇努力しても報われない現実

これが一番の衝撃でした。言われてみれば、納得できることが多かったです。親の収入が高ければ高いほど、子どもを塾に行かせることもできるし、本や参考書、旅行に行くことだってできます。つまり、知的経験をさせることができます
東大に入学できる家庭の年収をみてみると明らかでした。中には、天才の人や家庭環境が良くない人もいるが、大体の家庭が年収が高かったです。

〇完璧主義をなくす

Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏の「Dane is better than perfect」という言葉をこの本で知りました。

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私自身が完璧主義なところがあると感じていました。先日も資料を出さないといけない日に「完成」していなく、できているところまで提出しました。しかし、必要な情報がこれでいいのか、もっといいものをという意識が働いて納得もいってなかったし、完璧を求めすぎていました

「不完全でいいから、とりあえず完成させてくれた方が、アドバイスしやすい」とつい最近上司に言われました。

やはり70%でもいいから、なんしろ一応の完成形までもっていく必要がありますね。


3.感想

世の中の、目を背けたくなる真実を知ることだけでも、自分が将来どう行動したらいいか、社会で生きていく中でどう考えていけばいいかのヒントを得ることができました。

いろんな問題が日本にはあります。それを知っているか知らないかでは将来の行動の仕方が変わってくると思いました。この他にも社会問題や人間関係、政治の問題も書かれていました。

どのページを読んでも、たしかにそうだ、、、ってなるし、現実はこうなのか、、、となることも多いです。でもそこを見ないでこれからの令和は生きていけないと私は思います。そういう問題があるからどう対処していくかを考えるきっかけをこの本は与えてくれました。

ではこの辺で!ここまで読んで下さりありがとうございました!


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