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淵、藤、富士・・3つの「ふち」がつながる筑波山の麓
陽成院は、かつて在原業平の恋人だった藤原高子が清和天皇の後宮に入内して産んだ皇子。当時からいろいろ言われている皇子ですが、この歌は「恋う心がまっすぐ」なので好きなんです。
そして、この『うた恋い。』を読んでから、この「恋が積もって淵となる」の意味(陽成院がイメージしている様子)をずっと考えていました。陽成院は京の都から出ていませんので、筑波山のイメージは当時の人々が語り継いでいたものを借りている
3つの再生方法:「猪鹿蝶」、縁起がいいに決まってる!
図書館で借りるのが2回目の、この本の冒頭の写真に、これまで見たことのない土器がありました。
なにかの動物の顔がいっぱいで、うれしくて楽しい感じです。
縄文の「イノシシ」と、弥生の「シカ」。
一度に子どもを何頭も産むイノシシは、爆発的な量の豊かさを象徴し、
一方、毎年きまって角を再生させるシカは、安定的な永続性を象徴。
「たくさん」から「なんども」へ、
「強さ」から「繰り返し」へ
縄文文化
古代祭祀の2系統(斎部と中臣)
自分の興味は、一度に深追いせず、焦らない方がいいです。
(深追いしすぎると、広がらないうちに飽きてしまうんです)
そんな風に、今のこの歳になってじんわり思います。
2010年ごろ購入したこの本は、なんどもなんども違うテーマで手に取っては、また本棚に仕舞って。を繰り返しています。
岩波文庫の『古語拾遺』。
買ったのは2010年ごろ。その時は、銅鐸の「鐸」のことが書いてある場所が知りたくて、探して