森山 智子

結構ながくITの仕事をしてきて着物がとても好きです。理系なことも文系なことも、クリエイ…

森山 智子

結構ながくITの仕事をしてきて着物がとても好きです。理系なことも文系なことも、クリエイティブの世界もビジネスの世界も、同じくらいの距離感で好きです。50代半ばを過ぎて経験と可能性の間に立ちつつ、とりあえず好きなことに素直になれそうです。 https://www.rukai.com

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生まれかわることは、つなぎなおすこと

2年ぐらい、すべての思考がとまってしまったようになっていたのが、そっとそっと自分自身の感覚を慈しむようにあることを続けるうちに、再び、思考と感情が動くようになりました。それは、まるで生まれなおすような感覚ですので、そのことを書き残していきたいと思いました。 身の回りにやってくるいろんな情報が、あるとき閾値に達したかのように過去に記憶したことと合体して新しい展開を連れてきます。このnoteとの出会いもそんな風でした。そして、このnoteにならそんなドキドキするような体験を書い

    • 見事な半身

      見事な半身が美しい木 そして この本を思い出しました。

      • 四国たび 9/2-9/7 digest

        ───────── 2024年9月2日(月) ───────── 東京駅八重洲南口のバスターミナルから出立。 横浜の港はオレンジ色の光 ───────── 2024年9月3日(火) ───────── 洋上の朝ごはん 紀伊半島、本州の最南端、潮岬の沖合 JR徳島駅から吉野川の南側を川に沿って西に遡ります 阿讃の山のトンネルを超えて、香川県へ 讃岐財田の夕暮れ 2時間の途中下車。 どっぷり日が暮れて 讃岐財田駅で列車を待ちます。 ───────── 2024

        • 趣味はノートづくり

          無地のノートが好きで、ずっとCampusを愛用しているのですが、いろいろ「紙」が手に入った時にノートを作るようになりました。 大きさはいろいろで、今日は伊東屋で買った色画用紙を表紙にしてたくさん出来たので、嬉しくてパチリ📷 この頃、だんだん物覚えがおぼつかないことが増えて来て、メモメモが欠かせないのですが、 こんな小さなのも、ちくちく糸で綴じて作っておくと、いちいちメモを書くのが楽しいです。 宅配で送られて来る段ボールに入っている緩衝材用の紙は、特に味わい深くて、好きな

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          8本

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          フランク族の“free”

          2024年の夏は、3年ぶりのオリンピック「パリオリンピック」が開催されています。 開会式では「馬」が印象的な役割を担っていましたが、騎士を乗せた白い馬が行進のあいだずっと頭を垂れている姿に、西洋における「人と馬の主従関係」を垣間見る思いがしました。 なんとなくだけれど、馬や牛に対して上も下もないと思っているからか、私には少し違和感がありました。 そして「聖火」の点火には、エトワール凱旋門に気球が登場。 もしやと思って調べて見たら、気球による有人飛行はフランスが一番だっ

          フランク族の“free”

          誰かを待っている木蔭

          平日の猛暑日のお昼。 公園には人影がなく。 大きな木蔭。 ちょっとホッとしました。

          誰かを待っている木蔭

          エントロピー増大の法則 (ちらかるのは当たり前)

          宇宙も身近なまわりも全てエントロピー増大の法則が動いています。 世の中の全ては変化の連続です。 いわゆる「無常」というものです。 その変化というのも、平家物語の冒頭の   祇園精舎の鐘の声   諸行無常の響きあり   娑羅双樹の花の色   盛者必衰の理をあらはす にあるように、人が願うような「進化」というよりかは「退化」と感じる場合が多いのが常ではないでしょうか。 ────────────────  宇宙のエントロピーと森羅万象 ────────────────

          エントロピー増大の法則 (ちらかるのは当たり前)

          "おもかげ”をうつす ー 「ウマ娘 プリティーダービー」

          冒頭から泣いていた。 (なんで?なんで?) 第4コーナーをまわって直線に入ったとき、いつも馬の気持ちが迫ってくる。それは見ている人間側の勝手な解釈かもしれないけど、そう見える、そう思う。 この映画も、ジャングルポケットの勝利後の嘶き(いななき)がきっと映画製作の芯の一つになっていると思う。 そうなんです。人は馬の気持ちがわかる(気がする)。 それは『小栗判官』の時からすでにそうで、日本の一番古い書物である『古事記』にも馬が出てくるし、古墳から出土した馬の埴輪もあって

          "おもかげ”をうつす ー 「ウマ娘 プリティーダービー」

          天平のおしゃべり

          東京のどこも、 アジアからの旅人で溢れているけれど、 和辻哲郎の『古寺巡礼』の 唐招提寺のところで、 鑑真和上が日本に渡って来た 経緯のところを読んでたら、 心地よい活気に溢れた 中国語が聞こえて来て、 なんかすごい贅沢。 40代ぐらいの女性3人の おしゃべりが止まらない😊 身振り手振りも表情も 日本人のそれよりも圧高め。 そうなんよねぇ。 天平の頃もきっとこんな感じ。

          天平のおしゃべり

          いくぞ! ニーチェ

          先日会った友人がニーチェの言葉を教えてくれて「そっかー」と思っていたら、今さっき立ち寄った本屋さんでキティちゃんのニーチェの本を見つけました。 どのページもキティちゃんだらけで、絵だけでもう「欲しい!」と思いました。 ニーチェのことは名前ぐらいしか認識がなかったのですが、裏表紙の説明によると、「私たちはどう生きていけばよいのか」という問いに真剣に向き合った人だったらしい。 開いてみると、この本には、キティちゃんのイラストとともに、ニーチェが思考の末に見出した「どう生きる

          いくぞ! ニーチェ

          『かくれ里』を読みに

          白洲正子に『かくれ里』という本があります。 白洲正子の著書は新潮文庫と講談社文芸文庫で何冊か愛読していたのですが、どうしたことかこの『かくれ里』は手に入れられないままになっていて「いつか」があるかなぁと思っていました。 それが2年前の秋に、神保町の古書店でとても美しい新潮社版の『かくれ里』を見つけたのです。 手には入れたものの「ちゃんとゆっくり読みたい」と思うあまり、読めないまま今日まできてしまいましたので、タンブラーに抹茶ラテをいれて『かくれ里』を読みに出かけました。

          『かくれ里』を読みに

          「おろか」があること

          ちょうど2年前に観た鏑木清方の展覧会。 そのときの記事を声にしました。 あらためて、 おろかさを大切に、 おろかで、おろかしく、生きたいです。 *

          「おろか」があること

          つらつら馬の話とか

          今年からGW中の新幹線の「のぞみ」が全席指定になったので、 早くから切符を取っていたのですが、 2転3転して結局「東京→京都」で行くことに。 なので京都から大阪への旅路は京阪電車のプレミアムカーに乗ってみました。 京都から大阪へは4本の鉄路があって、 JRと新幹線と阪急は淀川の西を、 そして京阪は淀川の東を走っています。 (1)JR京都線  (京都ー大阪) (2)東海道新幹線(京都ー新大阪)*新幹線は淀川を渡りません (3)阪急京都線 (河原町ー梅田) (4)京阪京阪本

          つらつら馬の話とか

          銀杏の赤ちゃん

          楠の去年の葉っぱがすっかり落ちて、 他の木々の葉っぱも新緑に溢れています。 青空の下、銀杏の木がぽっかり。 近づくと、 赤ちゃんの葉っぱが賑やかです。 これからスクスク大きくなって 夏には濃い木陰をつくってくれます。

          銀杏の赤ちゃん

          桜てまり

          昨日の青空の下 八重桜が満開で 逞しい美しさ。 毬のような玉をなしながら 幾重もの花弁が寄せあって 今にも弾み出しそう。 ソメイヨシノが隠し持つような憂いはなく、 誇らしく咲くのが八重桜の流儀。 古にあってはこの八重桜が桜でした。

          ウラジロチチコグサ

          シクラメンの植木鉢に 冬のいつ頃か小さな芽が出ていて 放っておいたら いつのまにか30cmぐらいの 高さにまで大きくなりました。 どんな花が咲くのだろうと待っていても 一向に咲く気配が無くて、 植物アプリで検索したら ウラジロチチコグサという 名であることがわかりました。 チチコグサは父子草と書いて 昔から日本に生えていたそうですが、 これは昭和40年代後半に南米から 渡ってきた外来種みたいです。 どこからか綿毛で飛んできたのでしょう。 そしてもう花はちゃんと咲いている

          ウラジロチチコグサ