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宝塚感想

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#宙組

宝塚星組RRRパワハラいじめ文春砲を「記憶にございません!」にしない

宝塚星組RRRパワハラいじめ文春砲を「記憶にございません!」にしない

パワハラ『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』の影響はよくて疑心暗鬼、最悪、大惨事の覚悟がいる。

『VIOLETOPIA』のパワハラ含め星組についてリークは既にあった。ただ生徒からではなさそうな内容だったのだ。しかし新人公演の告発で、警戒心が強く慎重なリーク者と知った。

観客は隠すのが上手いトップや、目立つスターが元気そうなら安心してしまう。組を構成する多くの生徒のことは、

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宙組抽選ラッシュ応募に至った宝塚事件への考えまとめ

宙組抽選ラッシュ応募に至った宝塚事件への考えまとめ

先日カフェでたまたま隣になった人が「宝塚の事件を見て職場のパワハラを訴えた」と話していた。縁もゆかりもない土地にも連鎖反応があるらしい。

「空って組?人?」でも詳しいなーレベルだが、影響を実感することは多い。むしろ広く浅い認識だからこそ払拭しにくいものだ。

合意書で14のパワハラが認められたが「会議室に呼び出した」も「全員の集まりをひらいた」もパワハラとした。つまり人目を避けても人前でもパワハ

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舞空瞳の無神経さは宝塚会見の無反省さ

舞空瞳の無神経さは宝塚会見の無反省さ

「充実感があふれ」

予科本科として密に過ごした仲間の自殺直後、中止も延期もせずに押し切った公演についてこう言い放った。

星組トップ娘役・舞空瞳の退団記者会見である。

自殺の代表ロミジュリ、故人となった先生、パワハラが認められた宙組トップスター芹香斗亜の相手役を「大切な役」としてわざわざ上げた。

さすがは「証拠となるものをお見せいただきたい」でお馴染み不謹慎理事長お膝元の会見だ。

『記憶に

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指導からの解放

指導からの解放

25歳娘役が急死した問題を巡り、宝塚歌劇団側と遺族側が合意書を締結したと発表された。

宝塚ファンから観たことも無いという人まで、多くのコメントを出している。それらを読んでいると「悪い点を虱潰しにすればいい」というのが多い。

しかしその考えは危険だ。整合性ある変革には、良いとされている面から無くす必要がある。

宝塚は古く大きい組織だが、高齢者だらけではない。閉じられた世界とはいえ完全に遮断され

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不審なMS 星組の隠蔽にみる宙組事件

不審なMS 星組の隠蔽にみる宙組事件

103期を率先して集めた花組トップコンビとは対照的に、星組トップ娘役舞空瞳のミュージックサロンは同期の102期で固められた。

既に普通下級生を呼ぶようなCSの番組を、同期企画にしている。また同期ばかりというのはおかしい。

何より日本中から誠意を求められている今、自己満足なんて身勝手はありえない。

サブタイトルこそ~永遠の夢の中に~と、どことなく「死」を感じさせる。

しかし同期を差し置いて追

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102期の冷酷さは矮小化か悪化か

102期の冷酷さは矮小化か悪化か

25歳娘役が転落死した宝塚事件に関して、週刊文春は他の話題に移り掲載はほぼ終わった。

吉本芸人の性加害と日本テレビの原作軽視問題は、ホモソ的男社会に加害された女性と、大企業に搾取された個人事業主が続々と声を上げることに繋がった。詳細の真偽で矮小化しているが、本質はそこではない。

構造への#MeTooなのだ。

一方宝塚の事件は、旧ジャニーズと近い。長く不可侵領域であった組織の闇を暴く話題である

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舞台が空虚で不気味

舞台が空虚で不気味

まず上記の通り、宝塚の演出家というのはそこまで割りの良い立場ではないと思っている。

礼真琴のプライベート写真流出をきっかけに、週刊文春では短期間で多くの宝塚関連記事が掲載された。

25歳娘役の転落死~2023年中は毎週である。しかし真偽に関わらず、タカラジェンヌへの制裁は表立ってはいない。

唯一即制裁退団となったのは、演出家原田諒だ。当時ルール違反への制裁対応が無いことに疑問を持つ層に「セク

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110周年第2の期限はトップ退団

110周年第2の期限はトップ退団

25歳娘役が転落死した原因に過重労働があるとして、過密スケジュール回避の観点から宝塚歌劇110周年記念行事が中止された。当初解決期限と思われていた行事である。また貸切公演中止などスポンサー離れも顕著になり、状況は悪化の一途を辿っている。

特に何が問題だったというよりは、全てが期待を下回ったのが原因に思う。
思い切りが悪く、センセーショナルで目を引く行動が一切無い。まず劇団は最小限で済ませようと、

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102期切らずにキキじゅり斬ればリーク合戦止まらない

102期切らずにキキじゅり斬ればリーク合戦止まらない

毎週宝塚転落死事件を報道している週刊文春だが、そろそろ切り替わる予感がした。
今週は別箱公演を行うかのお話会の内容である。ただ状況的に、花組が中止をするのは難しいと思っていた。

103期生の転落死直後、一切の中止無く公演を行ったのは星組である。
しかも本科生として故人を密に指導した、102期の舞空瞳と天飛華音が中心であった。

縁の深い102期が主演公演を行ったことで、他の組が中止しにくくなった

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宙組ではなく102期のパワハラなら立証出来る

宙組ではなく102期のパワハラなら立証出来る

宝塚歌劇団の宙組に所属する25歳の劇団員女性が9月に急死した問題を受け、11月14日に歌劇団が会見を行った。
そこで宝塚新理事長に発表された村上浩爾取締役が「証拠をお見せいただけるよう」と発言したことで、もはや就任前に退任になりそうな炎上を招いた。
しかし失言というより、裏の意味にとれる。

何故なら遺族は「102期のパワハラ」なら立証出来るのだ。
102期生である、双子の妹も遺族なのだから。

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