コラム-19

どうなる入試制度?どうする?教育改革問題

地方と都市部では環境に差があるのは事実。学習塾や予備校、家庭教師など含めて都市部とはパイが異なるわけだから民間企業側からすればビジネスモデルと成り立たない部分がある。しかし、昔と比較すれば今の時代は差は縮まっているのも事実。ネットの普及によりオンラインで学ぶ、スマホで安価に学ぶ事ができる選択肢がある。ただ、それはあくまでも新たな選択肢であり、安価といえどお金が発生するサービスであり、皆が使えるか否かといえば異なる。個人的な思いをいえば大学進学だけが選択肢である学歴社会自体がもう時代錯誤であり、思考停止ではないかと思うが、現実問題としては学歴社会はまだ続いていくし、地方創生というのは幻想でしかない。そうなると結局は環境やお金という物理的な部分の話になってしまう。

記述式問題で思考力を問うっていうコンセプト自体は良いと思うが、採点と画一化の為に解答条件がガチガチ過ぎるならば意味がない。思考力を問うならば各大学の試験で記述式にすればいいだけであり、無理矢理意味のない記述式問題を導入して採点が曖昧になるよりはセンター試験のままでいいのではと思ってしまう。もちろん、今のセンター試験の国語には課題はあるのは事実。古文漢文で100点、現代文で100点の得点配分でいいのか、マーク式であるが故に問題文を解くのではなく、設問も選択肢から解くようなやり方になってる部分。ただ、基礎学力を問う意味であればセンター得点をどう扱うかを変えるだけでいいわけだしね。

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