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#3 直下率って何?耐震に関係ある?
3つ目のお話は、
『1階と2階の柱や壁が揃ってないのが、具合悪かったんじゃないですか?』
っていう、内容です。
まずは、この図面をみて下さい。
2階の柱(壁)の下に1階の柱(壁)がありませんよね。
柱の直下率まずは柱のお話から始めましょう。
「柱の直下率とは、2階の柱の下に1階の柱がどれだけありますか?」
ということです。
下の図を見て下さい。
1階は8帖の和室に押入れがあります。
2階は6
#2 筋交いは粘りがない?
今回の地震で筋交いの破断が目につきました。
筋交いは粘りの無いため、繰り返しの地震に有効では無かったのです。
ここでは、粘りのない根拠と考えられる点を挙げていきます。
筋交いと面材耐力壁との違いは、釘(ビス)の数と固定の仕方、そして破壊の仕方だと考えます。
釘(ビス)の本数
まず、釘(ビス)の本数ですが、筋交いは筋交いプレートを固定する14本×両端(2)となるので、28本です。
面材耐力壁は
#1 耐震等級2が倒壊した理由?
まず、「耐震等級」という言葉はご存じでしょうか?
「耐震等級」とは、住宅の耐震性能をランク付けした等級のことです。
「住宅性能表示制度」の構造に関する項目で、「等級1」から「等級3」まで3段階で表示されます。
「等級1」は、建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準とし、「等級2」はその1.25倍、「等級3」はその1.5倍の強さがある事を示します。
この建物は、「長期優良住宅」を取得するために「耐
『耐震診断』をお願いしました!
前回の記事で、『耐震診断』を親身になってくれる専門家に依頼するところまでお話しました。
まだ、読んでない方は、#『耐震診断』を依頼する! ←こちらです
『耐震診断補助金』を利用する場合は注意!
『耐震診断』をはじめる前に、注意しなければならないことがあります。
市町村の『補助金』を利用しようと考えている場合は、『補助金』の申請をしてからでなければ『耐震診断』に取り掛かってはいけません。
良い
『耐震診断』を依頼する!
「・・・なんで?」住まいに関する法律はどんどん変わっていきます。
元々あった法律が改正されたり、新しい法律が作られたり。
もちろん、建物の強さに関しての法律も変わっています。
皆さんのお住まいを建てたときの法律と現在の法律が変わっている場合、現行法の基準を満たしていない可能性があります。
現在の建築基準法は、2000(平成12)年に法改正されました。
ということは、それより前に建てられたお家は、
私は『木構造耐震改修設計士』ですので、『耐震』に関するお仕事をしています。
しかしこの肩書きだけでは、あまりにも説明不足です。
少し詳しく書いていきますが、
まず、前提として『耐震』についての内容となります。
『リフォーム』(耐震以外のリフォーム)についての内容は、また別で記載致します。
【 注意事項 】
以下は、読み物としてはあまりにも苦痛です。
あくまでも、お仕事をご依頼いただく場合にご覧ください。
では、どうぞ。
【 専門分野 】◯『木構造』について
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