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はじめまして。

弘中 耕治(ヒロナカ コウジ)と申します。

1971(昭和46)年8月生まれ、48歳です。O型。

既婚者で、子供はいません。


仕事は『木構造耐震改修設計士』をやってます。

簡単に言いますと、木造の一戸建て住宅の耐震リフォームを設計しています。
「双伸建設株式会社」という工務店を経営していますので、耐震リフォーム工事を中心に断熱リフォームなどの性能向上リフォームもやっています。

ここからは、今の仕事である『耐震』や『地震』に絡めながら簡単だけどだらだらとお話したいと思います。
ですので、『耐震』や『地震』の絡みがなかった、生まれた時から23歳までの時代は省きます。

私は、23歳の時に大阪の茨木市で『阪神淡路大震災』に遭遇しました。
近所では、瓦が多少落ちたり、壁が多少割れたり。
私自身ビックリはしましたが、怪我をする事も、大きな被害もありませんでした。
だからというわけではありませんが、この大地震で『耐震』や『地震』に興味を持つことはありませんでした。

そんな中、実家が工務店だった事もあり、なんとなく工務店の現場監督の見習いとして働いていました。
後を継ごうと考えていませんでしたが、今後どう生きていくにしろ、営業力を身につけないと厳しいように感じていましたので、どこかに働きにいこうとは考えていました。

頭がまだ柔らかいうちに、なんとか「宅地建物取引士」(私が取った時は、宅地建物取引主任者でしたが…)と「二級建築士」を取ることができましたので、28歳の時に転職する事にしました。

これからはリフォーム工事が増えて来ると言われており、大手がどんどんリフォーム事業に乗り出して来た時でした。

その一つの大手リフォーム会社に転職が決まりました。
耐震補強が標準仕様の大手リフォーム会社です。
今後、話しにくいのでS社と呼ぶことにします。

結果としては、このS社を選択したのは正解でした。

まず1つ目は、他の大手はあまりリフォームで成功する事はなく、おそらく売り上げも上がらなかった為、事業を縮小し、結果S社の一人勝ち状態となっていった。そのおかげで、多くの案件を扱う事ができ、当初の目的である『営業力を身に付ける』は、経験と実力と共に手に入れる事ができた。

2つ目。S社はリフォームの条件に必ず『耐震補強』を含めた。予算がないから『耐震を止める』は、絶対に許されなかった。私は、他社との差別化が目的だったと思っていたが、今思えば、S社の社長はそんなレベルの低い話では無く、少しでも多くの人の命を守る事を考えた事業だったように思う。そのことには気付けていなかったが、おかげで『耐震改修』の多くの経験を手に入れる事ができた。その後、私は『耐震』と『リフォーム』をセットで考える事が当たり前になっていった。

この時代、リフォームでの『耐震』はまだ未知の領域であり、新築の基準をリフォームに流用する形で実施していた。
その為、この時代のS社の営業マンの『耐震』に対する知識は恐ろしく低く、無いに等しい営業マンもいた。もちろん、私もたいした知識は持っていなかったが、間違った耐震知識でリフォーム契約しているのを見かけると、お客様はほんとにそれでいいのだろうか?と。少なくとも自分はもう少しマシな知識を持ち、お客様に伝えたいと思うようになった。

時代も少しずつではあるが変化していった。
『2004年版 木造住宅の耐震診断と補強方法』が発行され、翌年私は、『「既存木造住宅の耐震診断・改修」講習会』を受講した。

そしてその翌年、私はS社を退社した。
別にS社に愛想尽かして退社したわけではなく、関東では知名度の高い大手T社がS社の事業を真似て新しく事業を立ち上げるとの事だったので、それに乗っかって転職しただけである。
そこで2年程働いたが、真似て始めた事業をだけあって『耐震』へのこだわりはなく、学べた事は少なかった。

その後、地域のリフォーム店で働く事になり、ここでも2年程働いた。
ここでは、1件だけ『耐震』の案件を扱った。
ただし、会社的に『耐震』を扱った事がなく、初めての案件であった為、私のマンパワーのみでの対応となり、『耐震診断』『耐震設計』『耐震補強』と初めて自分一人ですべての対応をしなければならないという経験は、貴重でした。ただ、この会社で『耐震』に取り組んでいく事が難しい事はわかりました。会社がそこを目指していないように感じたので。

それぞれの会社にはそれぞれの思いがあり、共感し会える者たちが同じ方向を向いて進んでいく。
実家の工務店、大手リフォーム会社S社、T社、地域のリフォーム店は、私に多くの事を学ばせてくれ、経験を与え、実力つけてくれました。
ただ、私が望む会社ではありませんでした。望まれもしませんでしたが。
まぁ、そもそもそんな会社は無いのでしょう。
その事に気付けました。

そう。

私の思う、私の考える会社は、自分で作るしかない。

というと、ちょっとカッコよく聞こえるかもしれませんね。

実はちょうど私の父親が工務店を閉めようかと思っているという話が出たのです。

「これは、チャンスだ」と。「利用しない手はない!」と。
全くカッコよくない、イヤらしい話です。
でも、そんな事はどうでもいい。

2011(平成23)年、私は『Re:rise-リライズ-』を立ち上げました。
父の経営する工務店の一角を借りて。

もちろんそんなに簡単に『耐震』の話が転がり込む事はありません。
とはいえ、給湯器の交換やクロスの張り替え、外壁の塗装などのリフォーム工事をご依頼頂き、なんとか一年目を迎えようとしていました。

そんな時にご依頼頂いたのが、ご近所のT様です。

この会社で、初めての『耐震リフォーム』のご依頼でした。

T様のおかげで、私の会社での『耐震リフォーム』の実績を作らせて頂きました。

その後も先輩からの紹介であったり、T様のおかげで茨木市に補助金を利用した経緯から、リストを見てご依頼頂く方もいて、『耐震リフォーム』をご依頼頂くようになりました。

その間に『木造住宅の耐震診断と補強方法 改訂版』が2012(平成24)年6月に出版された為、診断・改修講習を受講。
また、『所得税の控除』や『固定資産税の減額』などの書類作成に建築士事務所が必要となる為、少し遅れましたが、2014(平成26)年に『双伸建設株式会社二級建築士事務所』を設立しました。

そして、まだ記憶に新しい出来事ですが、私の住む茨木市では、2018(平成29)年6月18日7:58 『大阪北部地震』が発生しました。
最大震度は6弱でしたが、幸い地震の時間が短かった為、比較的被害は大きくはなりませんでした。しかし、旧耐震基準の住宅や新耐震基準の住宅は、屋根や外壁に被害が発生しました。

犠牲となった『ブロック塀』の問題もあります。
また、被害は大きくなくとも今後の地震に不安を抱くきっかけとなり『耐震』を意識される方も多くなったように思います。

『南海トラフ地震』もそう遠くない時期には発生すると思われます。

という事で、今は、少しでも多くの方の『地震』に対する不安を軽減できるよう、『耐震』に取り組んでいってます。

まだまだ、自身で始めてからは9年目。
これからも、多くの方のお力になれるよう取り組んでいきます。

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