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本をつかった知的活動に向けて。

――寺子屋サークルに関わり続ける背景には、僕なりに教育をあきらめたくないという思いがあります。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「本をつかった知的活動に向けて」というテーマで話していこうと思います。


📚寺子屋の活動に向けて

明日、僕が所属している寺子屋サークルの活動があります。大学を卒業したというのに、サークルに所属しているという謎の状態なんですが、社会教育には関心があるのでたまに顔を出しているんです。

大学卒業の頃に顧問の先生直々に声をかけてもらいました。活動場所が「23RD studio」というクリエイターのためのコワーキングスペースで、僕も縁があって最近よく伺っている場所。運営次第では面白くなりそうなので、関わっています。

明日、6月28日はついに僕がひとつの企画を担当することになりまして、今回の記事ではそれに向けて頭の整理をするための内容にします。これから寺子屋サークルのメンバーとミーティングがあるので、そこで意見をもらうためにも、僕のなかで答えを持っておかないといけません。

今僕がぼんやり考えていることを、つらつらと書いていきます。


📚本をつかった知的活動


企画
「本のタイトルだけで物語を考えよう」


◯目的

①クリエイティブな思考の促進

本のタイトル、表紙の情報をたよりに、どんな物語が展開されるのかを参加者で話し合いながら決めていくことで、クリエイティブな思考の促進をはかる。

②読書推進

自分たちで物語をつくった後、題材となった本ではどのような物語が展開されているのかを確かめるためにその本を読もうとする。答え合わせのために本を読むことになるので、より自然で、自主的な読書を実現できる。


◯担当

横山黎

教育学部卒、ビブリオバトル全国大会出場、「FAVORITE!!―お気に入りの本を紹介する会―」の運営などの経歴。本紹介、読書推進、本の場づくりを追求している。


◯題材

『ふたりのももたろう』
作:木戸優起
絵:キタハラケンタ

【選書の理由】
現代版の「桃太郎」なので、誰しもに心当たりのある1冊。物語の展開も想像しやすい一方で、タイトルから、ふたりのももたろうが登場する点を軸にオリジナルの物語を創造する姿を期待できる。また、表紙には、よく知られた桃太郎と、鬼の格好をした少年が描かれているため、物語の展開を考える際の分かりやすいヒントになり得る。


◯スケジュール

所用時間:50分

0分

・導入
・桃太郎のあらすじ確認

5分

・題材の提示『ふたりのももたろう』
 発問
 ・もうひとりの桃太郎はどんな人?
 ・桃太郎がふたりいたらどんな展開?

15分

・表紙を見せる。
 発問
 ・もうひとりの桃太郎、どんな格好してる?
 ・普通の桃太郎と、鬼の桃太郎がいたら、どんな展開?

※ホワイトボードにメモ?
※ワークシートは多分手間だし、授業感が出るからあんまりやりたくない。

30分

・『ふたりのももたろう』を読む。
※読み聞かせ?

40分

・ふりかえり。
・『ふたりのももたろう』の感想
・自分たちのつくった物語との比較
・気になったこと、興味を持ったこと

50分


📚僕なりに教育をあきらめない

寺子屋サークルに関わり続ける背景には、僕なりに教育をあきらめたくないという思いがあります。

僕は教育学部の学生でした。教育実習にも2回行ったし、ボランティアで学校運営協議会に参加したし、一応、教育免許も持っています。機会さえあれば、小学校と中学校の教壇に立てます。

そんな僕が教員の道を選ばなかったのは、僕の関心が、学校教育よりも社会教育にあると気付いたからでした。思い返してみれば、僕の今を形作っているのは、放課後の教室や学校終わりの公園、児童館といった場所で、自分たちで自分たちなりに遊びや学びを見つけることが好きでした。

もちろん学校教育も大事だけれど、息の長い学びは社会教育のなかにあると信じています。

ビブリオバトルで身に付けた本を魅力的に発信する力、「FAVORITE!!」という本のイベントの運営のなかで学んだ本の場づくり、卒業研究で知った「桃太郎」の歴史と魅力……全部持ち寄って、僕なりの教育を追求していきます。

とりあえず、これから寺子屋のメンバーたちとミーティング。意見をもらってきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240627 横山黎







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