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上等だぜ、人生。

――これだけの不幸に遭ったら全部あきらめがつくだろう、とでも思われているのか分かりませんが、そんなもんであきらめるほど意志は柔じゃない。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「上等だぜ、人生。」というテーマで話していこうと思います。


📚不幸だらけの10日間

以前の記事でも案内しているように、この10日間くらいで不幸が重なりました。僕はどちらかといえば運が良い人だと思っていて、出逢いにも恵まれていると自負しています。だから「何やっても全然上手くいかない」とか「悪いことばかりが起きる」といったような季節をあまり過ごしていない気がするんですが、この10日間は本当に辛かった。3年近くnoteの記事の毎日投稿を怠るほど、痛切な出来事が乱発しました。

身内が体調不良で入院したところから、連鎖は始まりました。その日、お世話になった恩師の訃報が入り、翌週に急遽仕事の休みを取って通夜に行ってきました。悶々としているさなか、仕事先では何故かいろいろ物を壊すようになりました。26日には、パートナーの車を駐車させようとしたら縁石の角にタイヤを擦らせてパンク。業者に頼んだら高額の請求が来てしまい、今はクーリングオフの対応中……といった具合です。

上司やパートナーからの痛いくらいの優しさを受け、どうにか立ち直ってきました。もうさすがに何も起こらないだろうと思って仕事に精を出そうと意気込んだ矢先、29日の朝、何とパートナーが39度の発熱。仕事を早めに切り上げて、パートナーを連れて病院に駆け込みました。結果は胃腸炎。熱はほぼない状態まで回復したし、すごく大事にはならなかったから安心したけれど、まさかこのタイミングでさらに不幸が重なるとは夢にも思いませんでした。

もうここまで来たら、一周まわって面白くなってきちゃって、パートナーには申し訳ないけれど、体調崩したと分かった瞬間に「……もうコントじゃん」と内心呟きました。


📚あきらめるか、続けるか。

この10日間のうちには何度も岐路に立たされていた気がしていて、このnoteの記事を書き続けるのか、パートナーとの付き合いをどうするのか、夢を追い続けるのか、このまま自分らしく生きていってもいいのだろうか、そろそろ見つめ直すべきだろうか、と頭を抱えていたものです。どの問いにもいえることですが、選択肢はふたつしかありません。

あきらめるか、続けるか。

かれこれ3年近くnoteの記事を書いてきて、少なくない数の人が見てくれるようにもなってきていて、別に僕がこっそりやめたところで世界の形が大きく変わることはありません。パートナーとの付き合い方を変えても、夢を捨てても、アイデンティティを置き去りにしても、無情なほどに時は流れていくし、顔色ひとつ変えずに地球は廻っていきます。

ただ、続けてきたことをあきらめたとき、それは、世界の形を大きく変えるかもしれない、未来に大輪の花を咲かせるかもしれない可能性を捨ててしまったことを意味しています。あきらめていなかったら手にできたものを、あきらめたことで取りこぼしてしまうおそれがあるのです。

もちろん続けることが絶対的な正解ではないし、より大きなことを成し遂げるために何かを手放すことも大事だけれど、続けているからこそ気付けることがあったり、身に着いた技術があったりすることは確かで、続けること自体が価値を持つようになることも確かです。

あれだけいろいろあった10日間だったけれど、今こうしてnoteを再開したように、僕は全ての問いに対して「続ける」を選ぶことにしました。


📚上等だぜ、人生。

大学生までは、子どもだから、学生だからで済まされることが多かったけれど、社会に出てからはそれが通用しなくなってきます。仕事でもプライベートでも、次から次へと問題が起こるものなのでしょう、僕のこの10日間のように。

そんな人生に、僕は頭を抱えたし、迷い立ち止まり苦しんだけれど、今やその逆境を面白がっている自分がいます。これだけの不幸に遭ったら全部あきらめがつくだろう、とでも思われているのか分かりませんが、そんなもんであきらめるほど意志は柔じゃない。

僕にはまだやりたいことがあるし、見たい景色があるから、今日も明日も明後日も、変わらず夢を追い続けていくし、人生を物語り続けていきます。

上等だぜ、人生。

これからどんな不幸をふっかけてきても、

それを全部しあわせに変えるような、

どんでん返しを用意してやる。

決してバッドエンドにはさせない。

誰にも真似できないマスターピースにしてやる。


……いつになく鼻息の荒い記事になってしまいましたが、ご容赦くださいませ。今後とも日々noteを綴っていきますので、よろしくお願い致します。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240430 横山黎



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