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僕は今、こんな場所をつくっている。

――BBQパーティを企画して、ゲストハウスの仕事を手伝ってくれたかのん君や伯井さんを巻き込みながらイベントを運営していって、40人以上の参加者に恵まれて、それぞれがそれぞれのしたいように楽しんでもらっている。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「僕は今、こんな場所をつくっている。」というテーマで話していこうと思います。


📚ゲストハウスでBBQイベント

僕は今、木の家ゲストハウスのマネージャーとして仕事をしています。オーナーの宮田さんと一緒に運営しているんですが、何せ2人しかいないわけでして、仕事を全部ふたりで回さないといけません。清掃も、チェックイン対応も、会計も、広報も、新規施設立ち上げもふたりで回さないといけません。毎日刺激的なので、退屈せずに向き合うことができています。

ゲストハウスですから、日々いろんな人が宿泊しにきます。旅人もいれば、仕事で来る人もいる。大学生たちが貸切で合宿を開くこともあります。ただ、やっぱり繁忙期と閑散期の波はあるし、地元の人たちにあんまりまだ知られていない現状もある。

そこで、僕も入ったことだし、イベント運営を始めとする広報、つまり、木の家ゲストハウスを知ってもらうことにも力を入れていこうという流れが起きました。そこで手始めに企画したのがBBQイベントでした。

5月はBBQのイメージがあるし、ゲストハウスとも相性がいいし、食材と器具さえあれば成立しちゃうので、手っ取り早いと考えたわけです。木の家ゲストハウスがBBQするためにスペース利用されることもありますし。

そんなこんなで迎えた5月12日、イベント当日。想像以上の数のお客さんに恵まれて、とてもステキな時間と空間をつくることができました。


📚寿司、英会話、モルック

今回のイベントは、英会話のイベントを運営している大学生かのんくんとの共同開催でした。木の家ゲストハウスの場所を借りてイベントを開きたいと申し出てくれて、ちょうど5月12日にイベントをやるから同時に何かやっちゃおっかと合意。肉を焼く傍ら、かのんくんには英語をつかった室内ゲームを進めてもらうことにしました。

時間があったので僕もそのゲームに参加したんですが、これがなかなか面白い。ある英単語がひとつ決められて、親がその英単語は何かを当てるゲームです。親以外のプレイヤーはその英単語から連想される言葉、手掛かりとなる要素をひとつ提示します。もし同じヒントがあった場合は、そのヒントは消されてしまうので、分かりやすすぎるヒントを無闇に書けないんですよね。

英語をつかったゲームとはいえ、英語をつかって交流を楽しむ目的があるので、日本語も混ぜながらゲームは進められていました。個人的にはそれがすごく良いなと思っていて、「楽しい」や「面白い」から始まるから、英語に対する抵抗が和らぐんですよね。実際、大学生も、社会人も、年配の方も、みんな英語で楽しんでいる姿がみられました。

さらに、今回のイベントでは、庭でモルック(木の棒を使ったスポーツ)が行われていたり、木の家ゲストハウスにヘルパーとして来てくれている元寿司職人の伯井さんがちらし寿司をつくってくれたり、既存のBBQイベントの枠を超えた内容が展開されました。

40人を超えるお客さんがひとつの場所に集まって、それぞれのやりたいことをやっている姿を目にして、「ああ、僕は今こんな場所をつくっているんだなあ」としみじみ思ったんです。


📚こんな場所をつくっている

「ゲストハウスで仕事をする」と言うと、「え、なんで?」「何するの?」と戸惑いの声をもらうことが何度かあったんですか、僕からするとちゃんと筋は通っていまして、結論からいえば、「あらゆる人が集まって主体的に交わえる場所をつくりたいから」だったんですね。

僕は小さい頃からやりたいことをやってきたつもりなんですが、それは自分の意志が強かったり、行動力が備わっていたからではないと思っています。やりたいことをやってこれたのは、やりたいことをやってもいい環境がそこにあったから。僕にとってそれが、教室であり、公園であり、児童館であり、はちとごだったんですね。

僕は「環境が才能や性格を生む」という考え方を持っているので、より豊かに人生を歩む人を増やそうと思ったら、そういう環境をつくらないといけません。遠い未来、そういう場を、場所をつくっていけたらいいなと確かな希望を持っているので、その手始めに、ゲストハウスの運営に携わることになったんです。

BBQパーティを企画して、ゲストハウスの仕事を手伝ってくれたかのん君や伯井さんを巻き込みながらイベントを運営していって、40人以上の参加者に恵まれて、それぞれがそれぞれのしたいように楽しんでもらっている。もちろん、参加者の本心は分からないけれど、声や表情から、心を満たすことはできたんじゃないかなと振り返っています。

僕は今、こんな場所をつくっています。

もっと多くの人に「また来たいな」と思ってもらえるように、そして、人と人とのつながりから自分らしさや素直な自分を発見してもらえるように、これからも木の家ゲストハウスのマネージャーとして仕事をしていきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240512 横山黎

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