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旅は消費か?生産か?

こんにちは!
つまらない旅人を面白い旅人にして排出したい学生コミュニティREAL SNUFKINです!
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今日は、まさに旅そのものとぼくぼくたちの関わりについて考えたいと思います。

旅がくれるもの

旅というのは、いわゆる非日常的体験です。旅を通して、「日常」という連続する日々に風穴を開け、人生に吹き抜けの道を作ることができます。

結果、人生の風通しは良くなり、精神が豊かになり、物事を多角的に捉えることができ、世界中に友達ができます。

筆者にとっても、旅は非常に印象深い人生の一ページです。特に、ヨーロッパをひとり旅したあの2週間は、間違いなく指折りの体験の一つでしょう。他にも旅で訪れた土地や、そこで出会った人々のことを今でも鮮明に思い出すことができます。

旅という経験を通じて、人生は間違いなく豊かになります。自分に自信がつき、物事を前向きに捉えられるようになるかもしれません。
あれほどまでに充実した行き当たりばったりな娯楽はないと思います。最高の趣味であり、続けられる限り続けていきたいです。ぼくの人生には「旅」という余白が常に必要だと感じています。


でも旅は、良くも悪くも「消費」に過ぎない。

しかし、旅のエモさが紛らわせてしまうことが一つあります。それは、「旅はただの娯楽でもある」ということです。
旅をすると、内面が成長し、自己理解は深まり、自分に自信が湧いてきます。
でも、旅をしただけでは、まだ「ただの消費」なのです。
特別なことでもなんでもない。漫画やテレビ、スポーツなど、自分の他の趣味と同様なのです。
お金や時間を使って、その対価として非日常体験を受け取っている。ただそれだけです。別に悪いといっているのではなく、ただ旅をしているというだけでは自分が特別なものになるということはないということです。

お金と時間

旅にはお金がかかります。時間もかかります。
希望のプランにもよりますが、長ければ長いだけ、充実させようとすればするだけ、費用も時間もかさみます。
試しに飛行機代と滞在、加えてそこに食費やその他経費を考えて加算してみてください。結構な額になります。学生にはなかなか払えません。
では社会人ならどうでしょう。新卒数年まではキツそうでも、その後の社会人なら出せそうな金額ではありますよね。
でも社会人には「時間」がないです。有給を取ることすら大変です。いけても数日程度、好きなように羽根を伸ばすことはできなくなってしまいます。
それに、結婚をして、家庭を持てば養育費や生活費も上がっていきますし、そこに割く時間で余暇もどんどん減っていきます。家庭という幸せを選択する代わりに、時間やお金をというものが手の間からこぼれ落ちていきます。
あっという間に体は老いてゆき、若かった時の行動力は衰えていきます。気がつけばもう、旅ができない体になっているかもしれません、、、


結局、悟ることもいつも同じ

また、旅は内省の時間でもあります。旅を通じて自分と向き合い、大切な本質に向き合えるマインドを作ります。
よく、「自分探しの旅」などと呼ばれているものもこの中に含まれます。
筆者も旅を通じて思考の整理をよくしています。自分の方向性と現実の行動がずれていないかを都度矯正するためです。

でも、何度かこれを実施した人はわかると思います。
そう、結局毎度毎度、同じことを思うのです。
「自分らしく生きることが大切」「原点に立ち返ることが大切」「感謝を忘れないこと」などなど、、、
どれもとても大切なことです。筆者もなんども胸にそう刻み込みました。
でも、だからこそ言えるのです。自分は何度、この大切なことを確かめなくてはいけないのだろうか、と、、、、大切なものと気がつけばもう充分なはずなのに、何度もこれに気がつかないと前に進めない。これでは毎度、成長も何もありません。


日常を生きていく

旅をしているだけでは、人生に彩りは生まれても、現状は変わりません。
大人になるにしたがって、旅はできないものへとなっていきます。
旅をしているだけで、それ以外の時間を何かにあてられなければ、何度旅をしても毎回持ち帰ってくるものはほとんど同じです。そこで頭打ちなのです。
でも旅だけを目的にしていると、その非日常的な時間に焦がれ続けていると、現実が嫌になった時に無謀にもそこへ逃げてしまう。
自分を肯定してくれる娯楽へ逃げてしまうのです。
でも私たちは、現実を生きていかねばなりません。日常を生きていかなくてはいけないのです。


旅を消費で終わらせない『旅のススメ論』

だからこそ、「ただの旅」で終わらない旅をしてほしい。非日常に憧れるだけでなく、日常の時間にも価値を見出してほしい。
そんなことに気がついた筆者のまとめる「旅のススメ」を考えてみました。

①とりあえず旅をしてみる
 └旅の良さを知る。非日常の素晴らしさを知る。人と出会い、価値観を広げる経験をする。自分がちっぽけで、可能性に満ちていることを知る。
とりあえずまずは旅の魅力に浸ってきてください。
②日常で好奇心が湧くものに対して何かしらのアクションを起こす。
 └学生団体、サークル、インターン、読書、勉強、ゼミ、なんでもいいです。時間を無駄に使う以外のことをしましょう。とりあえずがむしゃらに行動を起こしましょう。
③もう一回旅に行く
 └ここらあたりでもう一回旅を経験しにいきましょう。余白を作っていくことが大切です笑
④自己分析と人生設計をする
 └一定の期間、それらを体験したら次は内省の時間です。俗にいう就職活動のための自己分析ではなく、「自分がどう生きたいのか」を考える自己分析です。そしてどんな大人になりたいのか、将来何をしたいのか。漠然とでもいいので、真剣に設計しましょう。自分に足りないものに気がつく瞬間でもあります。
④やりたいことに焦点を絞って、必要な知識と経験を吸収し、自分にしかない価値を生み出せるようになっていく
 └自分の人生設計の実現ための勉強をしましょう。見えているところまででいいです。流されず、しっかりと芯を持って、自分の人生に主体的に向き合って努力をしてください。
ここまでくれば、もうただ人生のレールをなぞるだけでない人間になってきます。
旅という経験が大きなきっかけとなり、自分の人生に「やりたいこと」「在りたい自分」が存在するようになります。

こうなると、気がつきませんか?
「日常ってなんだったっけ?」ということに。あのつまらなく退屈で、旅のためにバイトをしたり授業を我慢して聴き続けるだけの日々は、どこにいったのでしょう。
旅することそのものを目的化してしまうと、それ以外の日常の時間は全て旅のためのものとなり、退屈なものへと変わってしいます。これがいわゆる『旅の消費』です。
しかし、旅を「手段」としてとらえ、旅を「人生の鍵」にしていくことで、日常も素晴らしく充実したものへと変わっていきます。

日常は充実したものに、非日常はそれをもっと豊かにするものに。

簡単にできることではないですが、ぜひ旅好きの皆さんには現実ももっと面白くしていってほしいと切に思うのです。


拝啓:旅を、日常を面白くしたい方へ。

ぼくたちは、このように日常も面白くしたいという価値観を共有する仲間を探しています。そのためにこの団体は生まれました。

そして、第一回目のイベントを2月16日の20時〜22時に実施します!

日常を面白くしたい。それはこのコロナ禍の中だったら尚更のことです。

この時期は旅にも行けず、様々な活動も制限されます。社会は凄惨たる状況ですが、時間が価値である学生たちにとってこの状況は機会損失でしかありません。

でもきっと、家から出られない旅人たちでも面白いことは考えられるし、実行できます。ぼくたちが生きている今という時間を、もっと大切に、もっとうまく、もっと面白く使っていく方法を、旅人たちで話し合いませんか。

旅の未経験者も大歓迎です。ぜひお気軽に遊びに来てください!

多くの方のご参加を楽しみにしています!

詳細はこちらをご覧ください^^🔽


旅を消費から生産へ。

あのかけがえのない日々を、もっと活かせる生き方を考えよう。

ぜひそんな旅人たちと繋がりたいです。


今日はここまで!

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