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パートナーが心の病気を抱えているかたへのメッセージ~放置する~

我が家は、昨日は険悪な雰囲気…。
それは、また夫が仕事の人間関係の愚痴、仕事の体制についての愚痴を懇々と話し始めたから。

この手の話…、本当に自分にとっては何のメリットもないし、それで夫が何かプラスになることもないし、改善もしないので、私の気持ちが嫌になる。
それが前面にでてしまい、子どもたちの機嫌が悪くなる(汗)
子どもは、父親の仕事の話を聞くのが、嫌だとすでに言っている。

7歳は、もう小学校で自分も人から怒られたり、叱られたりすることあって嫌なこともあるけど、自分でご褒美作ったり、〇〇先生×とか言って、消化しているのに、なんでお父さんはそれができないのと思っているご様子。

旦那は48歳、子どもは7歳。
社会を勉強したもの同士であるが、8年しか生きていない子どもに勝算。
レジリエンス力が子どもの方が高いわ。

以前も、転職の話をあげたら、結構好評??でしたので、こちらに過去記事もあります。

そこで、本日、ワーママ保健師がお伝えしたいこと。
それは、「パートナーが心の病を抱えている方に伝えたい、人生のやり直し」です。

今日の記事は、私の心の整理のために、この記事を書いたと言っても過言ではありません。
そして、同じような状況になっている人もまぁまぁいらっしゃると思うし、逆に仕事で困っている当事者の方もいらっしゃると思うのでアウトプットしました。


仕事を辞めたい理由

私は19年間、保健師として仕事をしてきたので、子育て中の色んなご夫婦の話、心の病をもった当事者の話、家族の話。
あらゆる家族のパターンの話を聞かせていだきました。

私の頭の中で、ひとつひとつの家庭において、こういうところにひずみがでるんだなとか、やっぱりバランスが良くない家庭の中に、病を抱える人がでてくるんだと思っています。

我が家。
夫は、48歳。
結婚9年。
子どもは、7歳と5歳の娘です。

夫は、前回の記事にも書いたように、結婚してから4つ目の仕事。5年以上続いたことはありません。
結婚する前にも、いくつも転職しています。

私は、結婚するにあたって、この転職癖だけはどうにも気になっていましたが、結婚してしまいました(汗)
100点の人は難しいし、自分も100点ではないと思うし。
ということで、それはもう後悔しても仕方ないので、次へ進んでいます。

で、転職が悪いと言っているわけではありません。
今の時代、色々な仕事にチャレンジして、最終的に適職を選んでいくというのも当たり前だし、終身雇用を信じていたら、倒産するとかありえるし、ステップアップのために、転職していくというのは問題ないと思います。
人生のステージアップなので。

しかーし、転職の理由に…
・上司の対応が悪かったから
・会社が守ってくれなかったから
・精一杯努力しているのに、評価してもらえなかったから

という、周囲や環境のせいにする場合は、大抵うまくいかないのでは、と思っています。
もうすでに、感情的に「~のせいだから」となっている段階でアウトです。

・精一杯やったけど、自分ではどうにもできないので、もっと自分が生かせるところへ進む。
・今まで培ってきた能力が、こういうところだったら生かせそうだから次へ進む
・根拠はないけど、こっちに行ったらうまく行きそうだから、こっちへ行く。

みたいな、自分発信の感情での転職だったらいいんですけど…。
それは、根拠がなくてもいいと思うんですよ。
周囲のせいにして辞めるより、全然いい。

今の夫の理由は、前者が前に出ていて、後付けで本当はこれがやりたいから辞めるという感じになっている。
やりたいことは、キャリアコンサルタントの資格をとってそれを仕事にするとのこと。
私が今のままで、次に行っても…と言っても、「自分は頑張ってきたんだ、それをわかっていない」と言われたので、そうですね。という。
同じ仕事を同じ環境でしていないので、わからないですしね…。

心の病気を抱えてしまう人にあるパータン

転職の理由を例に出しましたが、心を病む人にはひとつの共通するパターンがあると思っています。(発達障がい、知的障がいをもつ人は、当てはまらい場合あり)

「自分に起こっているマイナスな出来事を、周囲や環境のせいにする」

という思考パターンをもつ人が多い。
この部分をいかに、それは、自分が起こしているのだ、自分で変えていけるのだと思う思考パターンにしていくかが重要です。

そして、このパータンにはまっている人には共通点があります。

子どもの頃に、親が厳しくて、親の意向に従ってきた人。
だいたいそつなく平均で、失敗もしてこなかった人。
人にアドバイスを求め、その通りにやってくるのが当たり前になっている人。

こういう人は、学生の頃は、受動的に生活していけばいいので困らないし、怒られることもないのですが、社会人になると能動的に動いていかないと、思い通りに進んでいかないので、人生詰むんですよね。

どこかで、自分で決断してきたことをやり抜くというステージが必要なんです。
挑戦して、自分でもがくという経験を、本来の人間の発達ステージであれば、エリクソンの発達課題的に13~22歳で積んでこなくてはいけないのですが、そこをクリアできていない。

青年期(13歳から22歳頃)
青年期は、多くの異なる場面や状況において、自分とは何者か、自分は何になりたいのかについて考える時期である(アイデンティティ(自我同一性)の確立)。その過程で、自分が何者かが分からず悩む(役割の拡散・混乱)

もちろん、この前段階の発達課題をクリアしていない人もいると思うので、前段階でこけている人は、そこをクリアしないと次に進めないのですが…。

私の夫は、青年期をクリアできないまま、48歳になってしまったので、結局48歳になってもくすぶっているというわけで、転職を繰り返すということが起こっていると思います。

心の病を抱えている人には、どこかで発達段階をクリアできず、それが歪みとして表出されていることが多いです。
ご自身でそれに気づける人もいますが、だいたい自分では気づけない人が多く、そこにはまってしまうわけです。

https://39mag.benesse.ne.jp/kosodate/learning/content/?id=113347#s_wrap03

まぁまぁ、わかりやすいかなと思ったので、リンクさせていただきました。
こちらのページにも書いてありましたが、青年期の課題を超えられていないと、非行や引きこもり、うつ病などの精神疾患になる例もあるわけです。

もし、パートナーが何か困難な状況になっているとき、冷静に考えると、ここが欠けているという部分があると思います。

親にはわからなくて、パートナーだからわかる部分もあります。
価値観が違うものが一緒に生活することで、本質がわかったり、違いがわかるからです。

青年期の段階で、親との関係が対等になっていなかったり、威圧的だったり、一方的だったりすると、アイデンティティが確立できないことが多い傾向があるのでは…と思っています。
高校生、大学生の段階で、親と子はすでに対等で、いち人と人というパターンになっていることが理想であると考えます。

発達段階のやり直し

我が夫は、些細なことでも私に聞いてくる癖があります。
私が、うーん…自分がそれでよかったらいいんじゃない?とかわしていると、母親に聞いています。
お母さんは、全然威圧的な存在ではないですが、心の拠り所となっていることは間違いないのです。

例えば、今日着る服とか、薬の消費期限がきれているけど使っていいかとか…
私としては、鼻で笑うレベルですが、人に聞いて確認したくなるという思考の癖があるのでしょう。

結婚して、初めて気づくというパートナーの価値観ってあるんですよね。
あと、結構、パートナーのうつ病や適応障害でお悩みの方もいらっしゃると思います。
我が夫も、一歩間違うと、適応障害やパーソナリティ障害になる可能性は十分にあります。
ここで、病院に行くまでにならない理由は、それ以前の発達段階をきちんとクリアできているからにほかなりません。

幼少期の課題はクリアできているからです。
それを確認できていれば、今パートナーにできることは、依存体制を作ることではなく「放置」です。
突き放すまではいきませんが、自分で決める決断をさせることです。
自分で決めたことを最後までやり抜く。
そうしないと、このアイデンティティの確立という課題がクリアできないからです。

「自分の好きにしたらいい」と私が言うのを夫は、とても嫌います。
それは、見放された感覚になるので嫌だと。
いやいや、私は本当にあなたが自由にしたらいいと思っているだけなんだけど…と思っていますが。
そこに大きな問題があるわけですね。

夫婦になってからのやり直しは、なかなか大変です。
お互いに気をなぜつかわなきゃいけないのか。と思いがちです。
が、これは相手の課題であって、自分の課題ではありません。
とくに、この青年期のアイデンティティの確立のところで躓いている人には、相手の課題を取り上げてはいけないんです。
自分でクリアしていく課題だから。

特に、子どもさんがいる家庭で、こういう状況が起こっている場合、早々に修正したいですよね。
お子さんは背中を見て、育ちますので…。
我が家は、幸いにも私が仕事を楽しくしているので、仕事というものに否定的な感情にはなっていないので幸いですが…。
子どもも、仕事は嫌なものだということを刷り込まれたら終わりです。気を付けてください・泣

私も夫の青年期のやり直しに付き合います

私も、現在進行形でこんな感じなので、今から夫が仕事を辞めるのを見守り、どうなっていくのかを見守っていきます。
見守るというと言葉は優しいですが「放置」だな。
明るい放置。これをすることが最大の薬になります。

私にも、子どもがいるので、あなたの子育てをやりなおしている場合ではない…(笑)
できることは、家庭を温和に平和に保つことです。
そのためには、笑顔たくさんの明るい家庭と最低限の収入が必要ですので。

今、パートナーの心の病気で悩まれている方、子育てで悩まれている方、一緒に毎日を一歩ずつ進めて生きましょう。
いつかは、変わります。
大丈夫です。
以外と私のように、専門職の方もいらっしゃったり、ワーママさんでバリバリ仕事している方もいらっしゃったりするのかなと思います。
ぜひ、ともに明るく生きてまいりましょう!!

私の子育て支援は長期を見て支援しています

そんな夫の愚痴の記事でありましたが、私はやっぱり子育てがうまくいかないと、大人になって失敗するというパターンをたくさん見ているので、幼少期が本当に大切だと思っています。

だからこそ、妊娠中、子育て中はママが楽しくいてほしいし、夫婦は協力して子育てに取組める環境であって欲しいと切実に願っています。

私の提供している子育てオンラインプログラムは、そんな土台の土台を大切にした、将来を見据えたプログラムです。
ママの心の余裕が最大の課題なので、ママの理想に合わせた、完全パーソナルサポートです。
子どもたちが、「早く大人になりたーい」と思ってもらえる環境を作りたく、妊婦さんや子育てママさんとご縁をいただきたいと思っています。

夫婦関係に悩んでいるかた、子育てに悩んでいるかた、気付いたときが、一番早い修正のチャンスです。
わが夫は、48歳で22歳までの課題をやり直していますが、幼少期がうまく行っていない場合、10歳の課題をやり直すことが必要とか、3歳の課題をやり直す必要があるとか、大変なことになってきます。
だから、そうなる前にあなたの子育ての違和感を「今」修正していきましょう。

今から子育てされる妊婦さんたちには、のびのびとお子さんたちを育てていただきたいので、ぜひ躓かないためのポイントを学びにお越しください。

今後の講座の開催日程

【妊娠中のママから0歳児さんのママ向け】
1/25(木)20:00~21:00
1/27(土)20:00~21:00

【1歳児さんから3歳児さんを子育て中のママ向け】
1/19(金)20:00~21:00
1/31(水)20:00~21:00

お申込み・お問合せは、下記のメールまたは、リザストの申し込みページからお気軽に。

https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/44960

rakuhagu0125@gmail.com

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
何かのお役に立てれば幸いです。
子育てしているママやパパが、楽しいと思える日々が増えますように。




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