HSP自己テスト ⑮ 「いつも気をつける」
みなさん、こんばんは。綺羅です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
昨日から、noteで嬉しいこと続きで、感情が追いつかずソワソワしています。
ですが、こういう嬉しさからの「ソワソワ」を、滅多に経験がないので、今、この感情を味わえていることに感謝したいです。
こうした感情をも味わってこそ、誰かに「明日を生きてみない?」と言える気がするのです。
一つずつ見て、自分なりに考えられるだけ考えてみる、
エレイン・アーロン博士著「ささいなことにもすぐ『動揺』してしまうあなたへ。」のチェック項目を基準にした、実体験について
の日です。
いろいろなメディアで、HSPについての解説や説明を多く見かけるようになりましたが、私は私の目と耳で、その中から自分の知りたいことを、探求していきたいと考えています。
私の記事でなくとも、あなたの「生きづらさ」に寄り添ってくれることばが見つかりますように。
では、本日も参ります。
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はじめに
最初にお断りさせていただきます。
この記事に書く、敏感さ、思考・考え方、感じる事は、すべて、一個人の感覚、体験や価値観、考え方に基づいています。
なので「あるHSP当事者の敏感さ」について「参考」として、ご覧ください。
また、各項目によって、「感じ方や刺激の察知度合いは、人それぞれ」という前提で、話を進めていきますので、
「こういう状態でないと、この項目には当てはまらないんじゃないか?」
「ちょっと気になるくらいなのに、この項目に当てはまると言っていいのか?」
「自分に、特定のレッテルを貼るみたいで、嫌だ。」
と、感じられる方や、持論を変えたくない方もいらっしゃるかと思います。
ですが、ここでの主張は変えませんので、閲覧の際は、「ご自身の判断」において、よろしくお願いいたします。
ある人が「悩んでいる、困っている」と感じている「敏感さ」が、テスト「項目」に、あてはまるか、あてはまらないかを、判断するための記事ではありません。
「判断基準」として「HSP自己テスト」をお知りになりたい場合は、申し訳ないですが、他のクリエイター様でお探しください。
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ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
私自身もそうなのですが、HSPの人で、
・手続きの書類を作成する時に、見本を隅々まで見て記入していったり、
・「これでもか?!」と思える程に、何度も忘れ物がないかを確認する
という方が、多いのではないかと考えています。
個人的な見解ですが、
「気を付ける」の基準項目が、非HSPの人よりも多い
と思っています。
例えばですが、みなさんがどこかへ旅行に行かれた時に、宿泊施設を利用される方がいらっしゃるとします。
楽しく現地で過ごし、帰る日に荷物の荷造りをし始めた時辺りから、この気質が発揮されていきます。
よく聞くのが、手持ちで持って帰るはずの道具だったのに、間違えて、宿泊施設から直接宅配業者に集積して、配送してもらうサービスで送ってしまった、という状況です。
この状況で考えられる、送ってしまったものを想像してみましょう。
・メイク道具
・薬
・われもののお土産
これらの物ならば、まだ、少し落ち込む程度で済むかなとは思うのですが、以下のものを送ってしまった時、人によっては、家に帰れない状況にあった方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
・自動車の鍵
・家の鍵
・カメラなどの電化製品や、財布などの貴重品
目の前に車や家があるのに、いざ開けようとして鍵を探すのに、形がないと分かった時の、不安や頭が真っ白になる感覚は、恐ろしいです。
同様に、帰りに手持ちのお土産を買おうとして、鞄の中にあるはずの財布がいつまでも見つからなかったら、嫌な冷や汗に襲われ、不安と焦りで物事の判断が出来にくくなります。
HSPの人は、
旅行中で楽しんでいても、そうした最悪の事態を想定している人が多く、
どんなに楽しんでいても、貴重品を定期的にチェックする人や、荷物が分かるように、自分なり入れ方を工夫している方がいらっしゃいます。
この状況での、HSPにとっての最悪の事態は、
旅の終わりに「家」もしくは「車」に戻れないことです。
「家」や「車」に戻れないことは、自分の安心・安全を感じられる場所に戻れないことを意味します。
自分の安心・安全を感じられる場所に戻れないでると、自分の中の緊張状態が延長され、自分の心身の限界を超えて、頑張らないといけない状態が続きます。
そうなった時に、パニックをおこす人、気持ちが不安定になる人、神経が高ぶって身動きが取れなくなる人、人によってさまざまな状態で、苦しめられることになります。
この状態に加えて、HSPの人は、その時に心身のコントロールが効かなくなった自分を、許せなくなる時があるのです。
家族、友人、パートナー、同僚からすれば「そんなの全然気にしなくていいじゃん~♪」となるようなことでも、すごく気にして、落ち込むことがあります。
・冷静に対応出来なかった自分が嫌になる
・一緒にいた人たちにすごく迷惑をかけてしまった
・子どもでもないのに、こんなことでパニックになって恥ずかしい
・上司からのマシンガンのように飛んでくる叱責に恐怖を感じる
といったことを、考えている時があります。
ここに書いていることが全てではないので、本人によって事情が変わります。
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実生活から、考えて見る
「いつも気を付けていたって、間違う時は間違うよ」と、言われることがあります。
確かに、間違う時は間違います。
私の場合ですが、「間違う時は間違う」と言う「ことば」を、安易に使いたくないと思っています。
「間違う時は間違う」で済む時と済まない時があるからです。
例えば、学校のテストの解答方法や、資格試験の問題で、間違えた解答をしてしまって、点数が取れなかったという人は多くいるのではないでしょうか。
私も中学生の頃、歴史のテストで、人の名前と時代の名前の2つが合っていて正解の箇所を、解答欄を見落として、「人の名前を書く欄」に「時代の名前」、「時代の名前を書く欄」に「人の名前」を埋めてしまった時がありました。
なので、例で示してみると、
時代の名前 → 徳川家康 人物の名前 → 江戸時代
という、残念な経験をしたことがあります。
こういう状況であれば
「次は記入欄をしっかり確認する」とか、「見直しの際に注意して見る」という対策を立てることができ、次に生かすことができます。
では、次の例において、自動車運転の不注意で、子どもを事故に巻き込んでしまい、子どもが「自動車」に恐怖心を持ってしまったために、外に出られなくなったとします。
これも「間違う時は間違う」で、次に生かすための対策を立てれば、それでいいのでしょうか?
恐怖心を持ってしまったがために外に出られなくなった、その子の人生の時間は、どうすれば取り戻せるのでしょうか。
もし、期間の性質として、失った時間を取り戻せるような素晴らしい方法を知る方がいるのならば、是非社会に広めていただきたく思います。
極端な場面ですが、ないとは言い切れません。
私自身、そうしたことを想定することがあるので、少しでも体調に不調を感じたら、絶対に車には乗りません。
乗れば「事故を引き起こさないこと」を、過度に意識してしまい、周囲が見えなくなるからです。
これは、職場にいる時も自分に課していたマイルールです。
そうでなければ、この気質は、
自分に「いつも気を付けていること」を強いてしまい、休むことを許さなくなるのです。
それが習慣になってしまい、そのことが基となって、心身の調子を壊してしまってからは、治すのに時間がかかります。
ですので、HSPの感覚で「多少、自分に甘い判断かな?」と思える時に、「いつも気を付ける」のスイッチを切れたらいいと思うのです。
私や、該当するHSPの人は、普段から、小さなミスや忘れ物から、とんでもない事態を想定していることがあるので、意識的に自分に甘い判断をしないと、頭がパンクしてしまいそうだなと、思っています。
ですが、そうした場面を想定しているからこそ、今の社会状況でも、闇雲に怖がったり羽目を外さず、落ち着いて自分のすべきことをして、責任を持って行動している人が多いと思うのです。
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「小さな綻び」のうちから、確認しておく
どんな小さなことが大きな禍になるか、誰にもわかりません。
それが当たる場合がありますし、外れる場合も考えられます。
ただ、外れるならば、
人の命に関わるような、大きな事態への備えは、外れて欲しいと思います。
今よりも悪い事態を想定するとなると、HSP間で話し合ったならば、宇宙規模の最悪の事態を想定してしまうと、思えるからです。
それくらいに、この気質を持つ人は、いろいろな場面で自分の注意力を研ぎ澄ませ、少しでも悪い事態を、自分が出来る範囲で回避しようとします。
この部分は、危機管理能力にも生かされる部分です。
危機管理ができるからこそ、手が抜けない、適当にできない、ささいな事にも気がつけるとも言えます。
「放って置いた小さな問題が、後に大きな問題となって、自分一人ではどうにもできないほどに大きくなった」ということを耳にすることがあります。
そのことを、感覚や直観でわかっているHSPの人が多いのだと思います。
「小さな状態だからこそ、放置されて大きくなってしまうまでに、ちゃんと見ておきたい」
そういう細やかな部分に見つけられるものを、大切に持っていられる気質なのかもしれません。
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トップ画像は 骸骨にしあ様 からお借りしました!
ありがとうございました。
みなさんからのスキに、いつも励まされています!
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。
それでは、今日はここまでです。
みなさん、暖かくしてお過ごしください。
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