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忘れたくないもの。

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#コラム

目標が必要、という幻想

目標が必要、という幻想

noteをチェックしていると、「○○日間連続で更新しました」みたいな感じの記事を見かけることがある。もう、ひとつの記事ジャンルとして成立するのではないかと思えるほどの記事量で、特に意識しなくても自然と視界に入るレベルになっている。

「○○日間連続更新した」いうのが「意味のあるコンテンツを配信した」という意味で言っているのならば、その「連続更新した」ということだけを伝える記事には本当に意味があるの

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コンビニの「面白さ」について

コンビニの「面白さ」について

なんだかんだでそれなりに盛り上がっているように見えたオリンピックが一旦閉幕した。

日本選手が活躍したり、明るい話題も多かったけれど、もちろん暗い話題も多かった。新型コロナが流行る前に、オリンピック関連で一番とにかく騒いでいたのは、なんといっても「インバウンド需要」であり、外国人がどっと日本に押し寄せてくるわけだからこのビジネスチャンスを逃すな、とばかりにいろんな人がいろんな策を練って実行していた

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場所を変える

場所を変える

いまは仕事はテレワークが主体になっており、週に一度も出社しないことも多い。出社は月に2、3日ぐらいだろうか。商談など、どうしても必要のあるときにだけ、会社に行っている。
 
テレワークも慣れるとオフィスにいるときと変わらず仕事ができるな、と思う。テレワークとはいっても一日中黙って仕事をしているわけではなくて、会議がたくさん入っている。日によっては、一日に6つも7つもオンライン会議が入っていたりする

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仕事と話題について

仕事と話題について

仕事関係の人間関係で、相手を友達だと思ったことはほとんどない。特に、同僚として一緒になった人で、仕事以外の話をする関係性になった人はほとんどいない。

もちろん例外もいないことはないが、「仕事と人間関係」について、少しだけ掘り下げて考えてみたい。
 
仕事の人間関係というのは不思議だ。僕は会社にいるときは基本的に「仕事をするモード」になっているので、ほぼ仕事以外の話はしない。だから、会社での人間関

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ディシプリンの値段

ディシプリンの値段

最近、パーソナルトレーニングのジムが流行している。いや、こうやって書き出してはみたけれど、実際はいまはそれほど流行っていないかもしれない。

以前、広告をよく目にしていたような気がしたが、最近は広告もあまり見ない。もしかしたら景気が悪いのかもしれない。しかし、ちょっと前は流行って、一世を風靡していたのは確かだ。
 
パーソナルトレーニングに通ったことのある人の話を聞いたことがある。「トレーニング内

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「やりがいが欲しい」なんて青臭いことは言わないけれども

「やりがいが欲しい」なんて青臭いことは言わないけれども

前の会社の最終出社日から、二十日あまり。まだ、面接を受けたりはしていないものの、ちょっとずつ転職サイトなどを覗いてみるようにしている。
 
当たり前だけれど、世の中にはたくさん求人があるものだな、と思う。コロナ禍で不況だとはいえ、仕事を募集している会社はたくさんあるのだ。
 
僕は会社のネームバリューはどうでもいいので、どういうことをやっている会社か、というのを重視したいと思っている(そもそも、会

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自分は無礼な人間かもしれない

自分は無礼な人間かもしれない

確かミシェル・フーコーだったと思うのだけれど、「権力の正体」について書いた人がいる。「権力というのは、勝手に人々が権力だと信じているが、実際には、実態のないものなのだ」と。

つまり、「権威のある人」に権威があるのではなく、こちらが勝手に「権威がある」と「思い込んで」いるから、「権力が機能」してしまうのだ、と(記憶頼りにググったけどよくわからなかった。きわめてあやふやなので、話半分に聞いてください

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自分がいないひと

自分勝手な人、というのは、徹底的に「自分がいない人」だと思う。
 
子どもは基本的に自分勝手だ。好き放題にわがままを言う。人にされると嫌なことを、平気で人にやったりする。

そういうとき、「自分がされたら嫌なことを、人にしてはいけません」と「教育」される。それによって、「自分」を獲得していくんだと思う。
 
遠い記憶ではあるけれど、幼稚園に通い始めた頃の記憶が、うっすらと、ある。親がいない環境に出

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始めるのが難しい世界で

始めるのが難しい世界で

僕は何かモノを買った時に説明書を読まない主義だった。

昔のモノは大体、電源を入れて、ボタンを押せば機能をフルに使えるものばかりだった。

ゲームだって、十字キーとAボタンとBボタンを使いこなせればやれたから、説明書なんて一度も見た事が無かった。

その内、ゲームのボタンも増えてきて、電化製品の機能も増えて、簡単に扱えるものではなくなってきた。

もう、勘だけではフルに機能を使えないのだ。

ーー

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人脈、だけでなく

人脈、だけでなく

「人脈」という言葉をよく使う人がいる。

あらためて聞くと、けっこう不思議な言葉だ。たとえば、自分の純粋な友人のことを「人脈」とはあまり言わないだろう。

ビジネス上とかで、「繋がりがある」人を指すときにこういう言い方をするだろうか。「人脈」というとなんだかすごい響きがするけれど、実際のところ、誰か特定の人のことを「人脈」と言うとき、「話ぐらいはできる」というぐらいの関係性を指すような気がする。

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世界は「夢組」と「叶え組」でできている

世界は「夢組」と「叶え組」でできている

ここのところ、脳内プチテーマとして「やりたいことがある人」と「やりたいことがない人」について考えていた。

ちなみにわたし自身は「やりたいことがない人」で、今のメイン仕事のクッキー屋さんも、決して「やりたかったこと」や「夢」ではない。シングルマザーが子供と生活するのに「お金と時間がない」というのがイヤで、「ひとの半分の時間でひとの2倍稼ぐ」という目的のために、自分のできることから消去法で削り出した

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メディアとしての営業

メディアとしての営業

僕は固定電話を持っていないので、全くかかってこないのだけれど、固定電話があると、ときどき営業の電話がかかってくる。

特に、うちの実家は、父がマイクロ法人を持っているのでいちおう「事務所」ということになっており、コピー機の営業電話なんかがたまにくる。平日、勤めている会社で仕事をしていると、一日に1、2件ぐらいは営業電話をとる。

普段は気にも留めないけれど、けっこうな数の営業電話がかかってきてるん

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インスタとか見てると一人だけ一歩も進めていない気がする

今日はバイトが短かったから、夕方だけど、もう家にいる。

沈みかけの、もう紅くもない、太陽の残りカスみたいなオレンジ色の光を浴びながら、noteを書いている。

Instagramを始めたときは高校生で、周りのみんなが始めるから、なんとなく始めただけだった。

自分の気持ちなんてそこにはなくて、ただただ、みんなと足並みを揃えていたかったんだと思う。

高校生の頃とか大学生の頃は、友だちと撮ったプリ

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ストームグラス

ストームグラス

先日自宅で友人たちと集った時、もうすぐ誕生日を迎える私のために、みんなが「ストームグラス」というものを贈ってくれました。

これはガラス容器の中に透明な液体が入っていて、気温変化によって内部の液体が雪のように結晶化するのを見て楽しむインテリア雑貨で、以前同じ友人たちとの街歩きの最中に雑貨店で見かけ、お洒落な飾り物だなあと思っていました。まさかこれが実用品だったとは思いもしなかったのです。

説明書

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