闇夜に揺れる、篝火。岐阜滞在のこと。
8/26~8/28の日記。名古屋から電車に乗って向かった先は、次なる目的地である岐阜県・岐阜市。はじめての岐阜。大学時代の友人と再会する予定もあったので、楽しみで仕方がなかった。岐阜駅周辺は都会で、駅前の「信長ゆめ広場」で待ち合わせ。岐阜県は織田信長が拠点にして、天下統一を目指した場所。広場にはゴールドの銅像がお待ちかね。ちなみに、この近くにある「岐阜シティ・タワー 43 」は無料で岐阜駅周辺を見渡せる展望台となっているので、訪れた方は是非寄ってみて欲しい。
本当は下呂温泉近くや、モネの池、高山方面にも足を運びたかったけれども、滞在スケジュール的に厳しいことが判明。少し残念な気持ちで、岐阜市中心に巡ることに決めた。初めて訪れる県は毎回といっていいほど、観光Webサイトやパンフレットを隅々までチェック。滞在先で今回も同じようにパラパラと観光パンフを読んでいたところ、鵜飼(うかい)に一番心惹かれた。
日が暮れるまでゆっくりしてから開催地の長良川まで向かう。途中、川原町の古い街並みを通りすぎて、長良川の大きな橋に到着した頃にはブルーとオレンジの美しい黄昏時に。グッドタイミング。橋の上から川を見下ろしてみると、昔ながらの屋形船が幾つか停まっていた。乗ってみたかったけれど、今回はお預け。事前にWebで情報を集めていたのもあって、長良川周辺で始まるまで待つ。開始時間。奥の方から不思議な音楽と共に踊り子さんが数人乗った船がやってきてイベントスタート。幻想的な舞が終わったあとに、お待ちかねの鵜匠さんが数羽の鵜と共に船で川奥からやってきた。船の先には篝火がユラユラ揺れていて。。私はすっかり、闇夜に浮かぶ炎に魅了されてしまっていたのだった。岐阜の他の市へは行けなかったけれども、新作におけるインスピレーションは十分。
感動を味わい尽くすこと。新作『Depth of Emotion』
岐阜で生まれ育った人は、学生時代から鵜飼を見学する時間があるのだとか。私は31歳の歳で初めて目にしたけれども、とにかく終始魅せられて感動してしまった。これまでも沢山感動体験は積んできていたけれど、この日は改めて"感動"について考えさせられてしまって。心の中で深く感じたことは、時間と共に動いていくもの。数ヶ月経った今でさえ記憶に新しいが、それでも体験した直後の"心がパッと弾けた感じ"はとってもとっても大きかったなぁ。月日が経つについて薄らいでいくからこそ、感動した瞬間は存分に味わっていきたい。それと、たとえ大きな出来事ではなくても、小さな出来事からも大きく感動し続けられる人でありたいな。子どものときに味わっていた、感動し続ける毎日。それを、歳を重ね続けていても、いっぱい感じていたい。その心が動く喜びを通して、今度は縁する周りの人に感動を贈れる人へ。心の深いところで、感情を味わい尽くす毎日を過ごせることを願って、新作『Depth of Emotion』が誕生した。
岐阜で出会った #虹色スマイル の素敵な人
岐阜では大学時代の友人「スイス」と再会。数年ぶりの再会で、カフェ勤務から税理士を目指すために頑張っている。アートで笑顔と幸せを全国に届ける、#虹色スマイル として人生ストーリーを聞かせて頂いた。
東京の大学を卒業後、地元である岐阜の金融機関にUターン就職。半年間勤務後、東京に戻ってメーカー事務として転職。ただ、そこでトラウマからくるPTSDと、自分の中に人格が2〜3つ出てくる解離性障害を同時に患い、再び岐阜に戻ってきたのだそう。テスト・診断を受け、閉鎖病棟にて3ヶ月間生活を送る。退院してからも、1年間は働けなくなるくらい対人恐怖症に。「一般的にPTSDは完治に5年はかかると言われていて、心が落ち着ける対処法を見つけながら、まずは自分を労ってあげることにしました。」と、スイス。
働けない期間は通院しながらも、自分自身を振り返る内省に充てた。「これから私は何がしたいんだろう?またまだ人が怖いけれど、それを克服していきたい。ディズニーのキャストさんに憧れもあったし、人を笑顔にできる人になりたい。。!」そうした中で巡り会えた職場が、スターバックスだった。働き始めて半年の間に、自分で自分をコントロールできる術を身につけ、病院から「もう来なくて大丈夫」と伝えられるくらいまで、病を克服。大きな症状が出ることもなくなり、働くことが楽しくなってきた。。!
「岐阜に戻って、どん底からのリスタートだったけれど、今となっては”経験してよかったな”、”生きていることが楽しい!”と少しずつ思えるようになった。いろんな場面で、経験が活かされている。センシティブな面も、自分の強みとして活かしていけたらなと。」
“自分の人生をどうしようか?”と考えたときに、ご縁もあって畑違いの税理士を目指すことに決めた。2022年2月から現在にかけて、会計事務所で税理士さんの補助業務として勤務。「相談を受けて苦手な分野が出てくるかもだけど、クライアントさんに寄り添える税理士になりたいですね。」と、成長した未来を楽しみに生きるスイスでした。
「どんなものが降っても、跳ね返していける。傘みたいに、相手を包んであげれるような人になりたい」
スイスが伝えてくれた、なりたい在り方が優しさと強さを兼ね備えていた。
今回の日記はここまで。最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。。!次回は福井滞在のこと。その後は福井、石川、富山、新潟、長野、山梨、静岡、神奈川、東京と順番に書いてシェアしていきますね。
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