マガジンのカバー画像

とりっぷ メモリー

13
旅行と旅とおでかけに関する記事マガジン🕊️
運営しているクリエイター

記事一覧

はじめまして と さようなら の間に

はじめまして と さようなら の間に

一期一会、一生に一度の機会。

旅は、一期一会を体現する最高の機会だと思うのです。

旅先で出会う、おいしいもの。旅先で見る、美しい景色。そして、旅先で偶然出会う人。

また会うかもしれない、もう会わないかもしれない。はじめましてとさようならが同時に訪れるようなすてきな出会い。わたしはきっと、そんな出会いを楽しみたくて、旅に出たくなるのです。

日常にも、偶然の出会いタマゴはコロコロと転がっていま

もっとみる
お一人さんでお伊勢さん(参拝編)

お一人さんでお伊勢さん(参拝編)

お伊勢さん、行きたいなあ。

と、思ってしまったからには行かなければなりません。本当は次の日にでも行く勢いでしたが、お天気が心配だったので少し先の日程で、えいやっとホテルの予約ボタンを押しました。

最近現金払いは殆どしないからお財布の中に五円玉もなかったし、この期間に五円玉を貯めよう。そうして、約十枚の五円玉を集めました。

五円玉を貯めると同時に、伊勢神宮の参拝方法を下調べする為の期間だと思っ

もっとみる
ひとり旅、ちいさな挑戦と一期一会を楽しむ。

ひとり旅、ちいさな挑戦と一期一会を楽しむ。

行動力がぐーんっと上昇中です。

二十歳の頃、此処ではない何処かへ行きたくなりひとりで京都へ向かったところ、朝から夜まで誰とも会話しないことに耐えきれませんでした。

駅までの帰り道が分からなかったのですが、Googleに頼ることをせず隣を並んで歩いていた方に道を尋ねました。僕の奥さんも岡山出身でねー!という会話をしたことを覚えています。

その時私は思ったのです。私はひとり旅には向いていない。綺

もっとみる

お一人さんでお伊勢さん(銭湯編)

大前提として、私はお風呂が大好きです。(急に)

オーストラリアでワーキングホリデービザが切れる頃、学生ビザで滞在を伸ばすことも考えました。学校の料金なども調べ、コロナでオンライン授業だから破格の値段で学校に通うことも可能でした。

それでも。いや、やはり一度日本に帰りたい。その思いが捨てきれなかったのは、お風呂に浸かりたかったからです。驚きかもしれませんが、私が日本に帰ろうと決めた理由は本当にそ

もっとみる
思い立ったが京都でハプスブルク

思い立ったが京都でハプスブルク

そうだ京都、行こう。

そんな風に思い立って身支度をすれば京都に行けてしまう距離がとても有難いです。スグソコキョウトとは言えませんが、たとえ遅めに起床した朝だったとて、日帰りで行けちゃう。

卯年だからうさぎの神社に行きたいなと思ったまま、卯年もあと7ヶ月と少しになりました。なんとなく、本当になんとなく、今日行きたいなあと思ったんです。そうだ京都行こうって、遅く起きた朝に決めました。

私がうさぎ

もっとみる
シンガポールひとり旅day4

シンガポールひとり旅day4

あっという間に旅行最終日です。

3日目の夜も遅かったので、朝はホテルでのんびり過ごしてゆっくり支度をしました。チェックアウトを済ませて荷物は預けたまま、今日も今日とて近くのアラブストリートへ。

昨日飲んで美味しかったサフランティーをリピートです。今日は暑過ぎたのでアイスサフランティー。

その後美術館へ行ってみたのですが、んー。感想が書けるほどには良く分かりませんでした。笑

美術館を出ると突

もっとみる
シンガポールひとり旅 day3

シンガポールひとり旅 day3

旅行3日目、短い旅行の折り返しです。

勘の良い方はお気付きかもしれませんが、今日も今日とて、ひとり旅でこの国にやってきたはずの私はひとりではありません。今日はここに来る前から友達だった人と昨日初めて会った友達の友達の友達とお出かけする予定です。

3日目はシンガポールの雰囲気を楽しめるホーカーと呼ばれるフードコートでランチを食べるところからスタートするというプランですが、その前に。アラブストリー

もっとみる
シンガポールひとり旅 day1

シンガポールひとり旅 day1

〜プロローグはこちら〜



3年ぶりの海外と言うと何度も海外に行ったことがあるようにも思えるけれど、実は今回で3回目。シンガポールは私にとって3ヶ国目の海外。

羽田空港の国際線利用も初めてで、展望デッキの綺麗さには興奮して、思わず祖母と両親にビデオ通話で景色をシェアしました。動画しか撮っていないのでここにシェア出来ないけれど、東京タワーもスカイツリーも見ることが出来て素敵な眺めだったな。

もっとみる
シンガポールひとり旅 day2

シンガポールひとり旅 day2

圧倒的寝不足にも関わらずちゃんと早起きが出来たのは、朝から楽しみな予定があったから。

この旅で唯一ブッキングしておいた、マリーナベイサンズの屋上スカイデッキで行われるヨガレッスン。シンガポールの街を一望できる場所で日の出と共にヨガが出来るという最高のクラスを見つけたら、申し込む他ありませんでした。

早朝の静けさが漂うひろーいたかーいロビーを抜けて参加者はスカイデッキへと案内されます。あいにく霞

もっとみる
心の中のギャルを解放ひとり旅 in シンガポール(プロローグ)

心の中のギャルを解放ひとり旅 in シンガポール(プロローグ)

私の心にもギャルが居る。

とうとうその事実に気が付いてしまった。その存在に気付いてしまったからには、これ以上安易に無視し続けることはできない。

地元でギャルと呼ばれていた同級生は、学生時代にはパラパラを踊り、社会人になれば大人数の飲み会でお酒を飲んで楽しんでいた。その後のカラオケで流れる歌にはラップパートがあったり愛する人のことをお前と呼ぶ歌詞が多かった。

それに引き換え私はパラパラを踊った

もっとみる
シンガポールで日本の四季を想う

シンガポールで日本の四季を想う

とにかく暑かった。

シンガポールは暑いと何度も聞いていたけれど、本当に暑かったのです。暑さだけなら耐えられるけれど、私の苦手な湿度は夜遅くまでずっとずっと空気中に滞在していて。日が暮れればさすがに涼しいだろうという私の期待を見事に打ち破ってくれました。

たったの4日、その天候に身を置いただけで日本の四季を思わずにはいられませんでした。もちろん常夏は常夏で素晴らしいけれど。

10月に至る所で感

もっとみる
人は動けば人に出逢う、五感と心に触れた京都。

人は動けば人に出逢う、五感と心に触れた京都。

ある程度決まったリズムで刻まれているように感じる毎日。時間をかけて築かれた日常と呼ばれるそれはきっと愛しいものであるはずなのに、何故だか真っ直ぐに愛せない。そこに在る日々に感謝するどころか、足りない足りないこれではないと大きく嘆いては空を仰ぐ。これが倦怠期なのだろうか。

原因はおおよそ分かっていたのです。お仕事で受けたダメージを払拭できないまま、自分の心の中に棲むギャルの叫び(やりたいことをやろ

もっとみる
わたしを励ます旅先ごはん

わたしを励ます旅先ごはん

生活がルーティン化していると感じたとき、少し遠くへ行きたくなる。此処ではない何処か、というやつ。

生活圏の中でお気に入りの場所が見つかって、行きつけになる。それはそれで嬉しいことだけれど、生活が“いつもの”だけで繰り返されるとちょっと退屈に感じちゃう。

涙するほどではない。でも凄くもやもやすることがあったとき、落ち込んだ気持ちが浮かび上がってこないときほど厄介だ。涙に変換できたなら良かったけれ

もっとみる