風音 ぽっぽ

繊細に、逞しく。愛とユーモアたっぷりに。定期的に心の中のギャルを解放しながら生きていま…

風音 ぽっぽ

繊細に、逞しく。愛とユーモアたっぷりに。定期的に心の中のギャルを解放しながら生きています。(平成初期生まれ) 📍神戸在住

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  • ぽっぽのエッセイもどき

    エッセイと呼んでもいいのか分からない。

  • HSS型HSPかもしれない私のお話

    おそらくHSS型HSP気質を持つ私について

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    ワーキングホリデーでの経験、感じたこと。

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航海の地図だなんて、大それたものではなくても

高校入試の面接で、「あなたを乗り物に例えるなら何ですか?」と聞かれました。 全く回答を用意していない質問でした。しかし、意外なことにも私はスラスラと答えられたことを覚えています。 「私自身を乗り物に例えるなら、船だと思います。船は、潮の流れの方向や速さ、波の高さに身を任せて、大きな海を進みます。私は、そういった周囲の環境に合わせていくことが得意です。しかし、流れに乗っても流されることはないよう、しっかりと舵をとらなければならないと思います。」 詰まることなく一言一句をこ

    • わたしを励ます旅先ごはん

      生活がルーティン化していると感じたとき、少し遠くへ行きたくなる。此処ではない何処か、というやつ。生活圏の中でお気に入りの場所が見つかって、行きつけになる。それはそれで嬉しいことだけれど、生活が“いつもの”だけで繰り返されるとちょっと退屈に感じちゃう。 涙するほどではない。でも凄くもやもやすることがあったとき、落ち込んだ気持ちが浮かび上がってこないときほど厄介だ。涙に変換できたなら良かったけれど、ぐるぐるぐるぐる 消化できないまま。そんなとき、わたしは自分を慈しみたくなる。ま

      • ラストマイルを考える

        映画「ラストマイル 」を観ました。アンナチュラルとMIU404が好きだったので、それらドラマの世界線が交わっているならきっと観たいと思っていました。 ラストマイル、それは荷物がその拠点からお客様のもとに届く最終段階のこと。つまり、宅配便を玄関先まで届けてくれる人が担うところを指します。 予告動画も観ないで映画館に行ったのでどんな内容か全く知りませんでしたが、これはまさに過去から現在まで進行形で日本が抱える物流問題に焦点を当てたものでした。更にその問題は、物流業界に限らず社

        • 感謝の気持ちを書き残したい日の日記

          2周年です。現在の会社に転職して2年の月日が経ちました。 あっという間でした。 あっ の箱には、あらゆる事柄が隅々まで詰まっています。そんな2年間でした。 経験ゼロの仕事を、知り合いゼロの街でスタートさせた2年前の夏。 初めてのお引っ越しにテンションが上がって、千と千尋ごっこをしながら家族に神戸まで荷物とわたし自身を運んでもらいました。 不思議と不安はなかった。と思っていたけれど、きっとそれは嘘で。本当は不安もありました。行かない理由を持たないために奥底へと閉じ込め

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          夏の空と、海と。

          夏の空と、海と。

          12年ぶりの海水浴は最高でした

          昨年のシンガポール1人旅では、二十歳以来はじめて水着を着ました。肩もお腹も太ももも隠れないタイプの水着なんて、二十歳のときですら選ばなかった。あの頃は隠すことに必死だったのです。 ほんのりぬるいお水がはられた広いプール、トロピカルな雰囲気漂うカクテル、ビルの屋上から見渡す夜の街。身体が水と触れ合う感覚の気持ち良さと、初めて訪れた街で過ごした非日常的な時間は、この上ない開放感に満ち溢れていました。 たぶん、あの水と触れ合う感覚と開放感が忘れられなくて。今年の夏はきっと海へ行

          12年ぶりの海水浴は最高でした

          飲み込んだコトバをカタチにする

          それは承認欲求なんじゃない? いいこと言いたい、そしてそれを認めてもらいたい、っていう。 そうなんですかねぇ。 うーん、そうなのかもしれないですねー。 そんな会話をしてから、ほんのりと、けれどずっと考えていました。わたしはどうして文章を書くのだろう、書きたいと思うのだろうか、と。 自分の気持ちをつらつらと書いたものが誰かに読まれて、その誰かの気持ちに何かが届いた証にリアクションをもらったときは驚いたと同時に嬉しかった。でも、それが承認欲求だったとして、そのためだけに書き

          飲み込んだコトバをカタチにする

          人は動けば人に出逢う、五感と心に触れた京都。

          ある程度決まったリズムで刻まれているように感じる毎日。時間をかけて築かれた日常と呼ばれるそれはきっと愛しいものであるはずなのに、何故だか真っ直ぐに愛せない。そこに在る日々に感謝するどころか、足りない足りないこれではないと大きく嘆いては空を仰ぐ。これが倦怠期なのだろうか。 原因はおおよそ分かっていたのです。お仕事で受けたダメージを払拭できないまま、自分の心の中に棲むギャルの叫び(やりたいことをやろう)を蔑ろにしてしまっている日々。 自分が最も信じている直感のままに動けばいい

          人は動けば人に出逢う、五感と心に触れた京都。

          stand.fmまた始めるってよ

          みなさん、ごきげんよう。 ぽっぽです。 タイトルの通り、以前すぐに辞めてしまったstand.fmをまた始めることにしました。 ということで、アカウントのお知らせです。 やはり音声配信もしてみたい!という気持ちはずっとあったのですが、どうせわたしは続けられないからな〜という思いの方がずっしりと重くて、再開出来ないでいました。 そうして日々を過ごしていると、あっという間に2024年の半分が終わってしまったではありませんか。何もしないで今年を終わらせたくない!という気持ちがみ

          stand.fmまた始めるってよ

          めくり、めくる、習慣。

          あっ という間に過ぎ去ったことなんてないのに、その背中に手を振りながら思うことはいつも決まって、「あっという間だったなぁ」なのです。 一瞬で過ぎていったモノゴトなんてないのにな。季節は移ろい、巡ってゆく。その間にいくつものシーンが生まれ、その度に感情が湧いている。 あらゆるものをひとつずつ積み重ねているはずなのに、ひとたび過ぎ去れば、あっという間だったね〜と、それをひと塊りで数えてしまうような。そろそろこの感覚に名前をつけたいものです。 決まって年末には1年があっという

          めくり、めくる、習慣。

          大丈夫を渡せるように

          与えてもらうばかりで、更に与えてもらうことを待ち望んでいた20代前半。何故だかわたしにだけ魔法がかからなくて、奇跡も起きない。いつも待っているだけのわたしは、そんな風に嘆いていました。 20代後半に差し掛かると、与える人になりたいという気持ちが漠然と膨らんできました。これというきっかけはなかったけれど、不思議と確かに芽生えていった感情です。 そう考えるようになると、わたしは自ら行動を起こしていくことが増えました。リスクがあってもトライしてみる。失敗することの恥ずかしさより

          大丈夫を渡せるように

          七色に光るジュエリーを身に纏って

          キラリと輝くジュエリーに興味を持ったことはありませんでした。そんなわたしだから、デパートに行ってどれが欲しいか見ておいでよと母から言われても、その下見を先延ばしにしてばかりいたのです。 「厄年には、親から長いものをプレゼントするんよ。何がええ?」 そう問われたのはもう1年以上も前のことで。そういえばわたしが幼い頃、母が祖母からネックレスを買ってもらっていたことを憶えています。わたしもこれは母へのお祝いなんだと思って、お小遣いでストラップのようなものを渡したような気がします

          七色に光るジュエリーを身に纏って

          五年先のカレンダーに丸をつけた

          また明日!京都集合で! 終電ギリギリまでカラオケだなんて、学生のような夜を本当に学生時代ぶりに過ごした4月の日、解散した後に先輩から受け取ったひと言。 相変わらず急な提案だけど、この先輩の良くないところは絶妙にクリアできそうなラインの提案をしてくるところ。そしてどうして明日のわたしに予定がないことを知っているのか。 とかなんとか言いながらもお出かけの用意を進めるわたしは、この人の周りでは結構おもろいことが起きるという方程式を知ってしまっているようです。そしてその好奇心に

          五年先のカレンダーに丸をつけた

          こころウカブ珈琲屋さん

          あなたにとってのチャージスポットはどんな場所ですか? なんだか元気が欲しいとき、こころが沈んでしまったとき、誰かと話をしたいとき、ふうーっと肩の力を抜きたいとき。 そんなとき、訪れたくなる場所はありますか? 人が相手に質問をするとき、大抵の場合は自分のことも相手に聞いてほしいのだ、と何かで読んだことがあります。 それがまさに今のわたし。わたしにはあるんです、とっておきのチャージスポット。その話を聞いてほしくて、聞いてほしくて。 さて、ここまで目を通してしまったあなた

          こころウカブ珈琲屋さん

          長所を輝かせる自己プロデュースメイク

          ふいに撮られた自分の写真を見てはその容姿に落ち込んでしまうことはよーくあって。昔から見た目にはコンプレックスを抱えていました。 ここで朗報、わたしたちにはメイクという手法がある。魔法とも呼べるそれで、このコンプレックスも解消できるはず。 けれど、わたしはメイクがよく分からないままここまで来てしまっていました。失敗したくないから無難な色しか選んでこなかったけれど、果たして本当にわたしに似合うアイシャドウは何色なのか、肌の質感は、アイブロウは、リップは、チークは、、、? 引

          長所を輝かせる自己プロデュースメイク

          ひとり暮らし、初めての発熱の巻。

          2年前の夏にコロナウイルスに感染して以来の発熱です。 ひとり暮らしで体調は崩せないぞ絶対に!という気合いと根性で1年半やって来ましたが、遂に。 今月に入って飛ばし過ぎていることは分かっていました。舞い込む業務にプラスして自分が会社でやっていきたいことに対してあれもこれもと動いた結果、ちょっと無理してしまっていたみたいです。 体調を崩したときは、きっと少し休みなさいってことだな、と解釈するようにしています。 ねえ!もっと寝たいから!お願いだから!!という、身体からのメッ

          ひとり暮らし、初めての発熱の巻。