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大阪の一角、私と茶店
それは大阪でもとびきり人が集まる駅、の地下街にあった。学生時代によく利用していた駅の改札を出てすぐの辺り。少しばかり隅っこすぎるが、確かにあった。緑色のたて看板と喫煙可能の文字とともに。
当時の私はひどく興奮したものだ。大都会の地下に煙草をふかしながら珈琲を飲める店があるとは。はじめは人も多く入りにくかった記憶があるが、その鬱とした気持ちもすぐに晴れた。
その最たる所以は、客層にあった。店内で
それは大阪でもとびきり人が集まる駅、の地下街にあった。学生時代によく利用していた駅の改札を出てすぐの辺り。少しばかり隅っこすぎるが、確かにあった。緑色のたて看板と喫煙可能の文字とともに。
当時の私はひどく興奮したものだ。大都会の地下に煙草をふかしながら珈琲を飲める店があるとは。はじめは人も多く入りにくかった記憶があるが、その鬱とした気持ちもすぐに晴れた。
その最たる所以は、客層にあった。店内で