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「縛られたプロメテウス」
2024年10月1日
過日、小泉明郎『縛られたプロメテウス』を見に、BMW GROUP Tokyo Bayまで足をのばした。台場付近はあまり土地勘もなく、はじめていく場所でもあるし、駅からもすこし歩く。1時間ほどまえに到着して、同ビルに併設されている喫茶店でアイスコーヒーをたのんで、本を読んですごす。
場所は名前のとおりBMWが試乗できる場所で、ガラス張りの施設内からは、ミニクーパーがとまっ
『ミネムラさん』劇作の成り立ち(細川視点)
2024年9月27日
劇壇ガルバ『ミネムラさん』無事に終了しました。
ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。すばらしい現場でした。
このエントリでは、作品の成り立ちや構造について、細川サイドから簡単に説明しておこうと思いました。
時系列で箇条書きに書いていきます。
・何度かの打ち合わせを受けて3人がそれぞれ台本や構想を提出。
・タイトルやコンセプト出しははじめさん。
・
湿布を貼る場所を間違えたと思いながら夜まで
2024年9月13日
今日は劇壇ガルバ『ミネムラさん』初日を見届けた。通しより何倍も噛み締めた。俳優みなさん素晴らしく、スタッフワークも演出の試みも目の前にあり、統合されていた。
制作の陣内さんから販売用パンフレットを受け取る。思いの詰まったデザインというのは手に取るだけでもホクホクする。稽古場には数えるほどしか顔を出していなかったので、自分がチェックをした部分以外がどのような内容になってい
同じ長さの菜箸が見つからなくて
2024年8月24日
生きていくのは大変だ。大変だよな。本当に。
シェイクスピアやチェーホフのセリフがしみるって、生活水準が向上しようと、寿命が伸びようと、事態に対する人間の対応というものの伸びしろどんだけあるんか、という感じだ。つまり精神構造は変わっていないということか。どうなんだい。
子どもの頃に戻りたくないが、ここ数年の年齢の増え方は加速度的だ。あっという間にこんな年になった。それで
冷蔵庫はいつも空か、密か、どっちか
2024/08/22
自分の口よ止まれ、という時が訪れる。とにかくまた積み上げていく。
ガルバのパンフレット用の座談会収録があったので、稽古場にお邪魔して稽古を見ていた。ただ、たのしく笑っていた。その後、一さんと西本さんから台本についての意見をもらう。その意見が知れただけでも大収穫ではあった。
ほくほくした心で帰路についていたところで、また幸せなご報告だろうなと思いながら読んでいたSNS
カバンには水分を吸わないハンドタオルしかない
2024年8月18日
劇壇ガルバの稽古場にお邪魔する。自分の担当パートを稽古初日の本読みを経て書き直した、その部分を確認するため。稽古場ではみんなにむかえてもらい、親戚の家に来たみたいな気持ちになって、気恥ずかしくなる。ぼくも自分の稽古場であんなふうにいろんな人をむかえたいと思った。
前回のガルバで感じた、憧れるような大人たち、先輩、同世代、後輩、そういう人たちの姿をまた今回のガルバでもみん
靴下を履かずに持っていた
2024年8月13日
墓参りへ。強火で熱したフライパンの上みたいな日照りの中でも、お盆の霊園は大変にぎわっており、細川家の墓地の隣の家族の方と初めて対面した。霊園の事務所で涼をとって、5年生から通った小学校の近くのかっぱ寿司にいく。数年前まで1皿100円、安い、高くても300円、いいネタだから安い、と思っていたけど、今や物価が全然違う。メニューをめくるたびにびっくり。
くすぶるような悲しみが