子供の頃のあることを急に思い出したので
柴崎友香さんの『あらゆることは今起こる』(医学書院)を書店でチラッと立ち読みした。立ち読みした程度なのにどうしてここで、それをまるで題材にしているよ、みたいな導入で書いているかと言うと、その時に目に入った文章がぼくの記憶を引き出したからだった。小説家の柴崎さんは大人になってからADHDであると診断されたそうだ。『あらゆることは今起こる』(医学書院)という本はそこからさまざまな体験が書かれているエッセイであるのだろうが、いつかしっかり読みたいが、一旦それは置いといて、自分の話を