飼い犬の名前はペル

2024年8月19日
 母の誕生日。花を買い、持っていく。80才だ。この数年考えることが増えたが、こういう感情を愛と呼ぶのなら愛とはほんとうにこんがらがっているしどこにも進まないかもしれないがどこかに進むかもしれない、たった一人を果てしなく突き動かす力があるのかもしれない。
 花屋で、赤を中心にしたものもあったけど、ひまわりが大きく映える黄色、橙色の花を集めたものを選んだら、傘寿(さんじゅ)は黄色系でお祝いするらしいと知り、安心した。母は、笑って泣いて、笑っていた。

 朝は親友から子供が生まれたという報告をうける。なんて日だ。

 夕方から夜にかけて雷雲が発生してどしゃ降りになっていた。猛暑とヒートアイランドと夕方の温度下降と湿度と気流の関係があれしてこれして、その時間帯になるとゲリラ豪雨が発生するのかな、と納得しはじめている。

 ググれカス(ggrks)というミームがあるけど、ググってそこそこの知識をえていくのも勉強になるけど、もっと妄想したい。あれこれ。

 親友の子供の誕生は数日前らしい。

 小劇場は漫画みたいだ。なぜならば、みたいなことを長々書いたが、まあいいか、と思って消した。すごく個人的な表現が、たくさんのひとを動かす。代謝はしていくだろうけど、総体として、それは失くしちゃいけないものだ。

 奥田亜紀子さんの漫画『ぷらせぼくらぶ』と『心臓』は、読んでいる時、丁寧に手渡してもらっている感覚がずっと続いていた。自分のなかでふくらんでいく感情があって、その塊はいくつも弾けるのだけど次々に別の感情が膨らんでいく。知らない景色かもしれないけど、その感情は知ってる、って思うことばかりだった。『あでな//いある』でチラシのイラストを描いてもらったのは本当にうれしかった。たくさんキーワードや文章を送って描いてもらったけど、まとめるの大変だっただろうな。すんばらしいイラストをありがとうございました。

 ここで、きちんと書いていなかった気がするけど、ほろびて『音埜淳の凄まじくボンヤリした人生』にご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。吉増さんと、亀ちゃんと、上村さんと、八木さん、4人の作るあの空間は得難いものがあったと思います。横浜に足を運んでいただき、本当にうれしかったです。みなさんの活躍にもぜひ期待していただきたいです。亀ちゃんは本丸のロロでの公演が間もなく開幕しますし、上村さんは来月、ぼくも脚本で参加している劇壇ガルバに出演します。吉増さんと八木さんは近々ではないのかな? でも映像などで見られると思います。
 たくさん立ち止まる稽古でしたが、その都度いろんなアイデアを持ち寄ってくれたり、存在そのものが突破口となったりした日々でした。Re:シリーズ、続けられるようがんばります。
 挨拶はタイミングといいますが、そういうタイミングが恐ろしく下手な自分としては、このくらいがちょうどいいでしょう。このあたりも、もっとうまくなっていきます。
 ほろびての次回もまた、おたのしみに。

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