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過去の恐怖体験談、小さな子どもと一枚のハガキ

怖い映像がメディアで取り上げられるような時期になりました。
みなさんは今年、何か恐怖を感じる体験はしましたか?

今回は私が過去に実際に経験したことがある恐怖体験をまとめていくつかご紹介したいと思います。

私自身霊感は一切無く、体験といっても数少ない浅いものばかりですが、少しでも楽しんでもらえると嬉しいです。


京都の男の子

数年前、京都へ一人で出かけた時の出来事です。

15:00頃だったと思うのですが、帰りに電車に乗ろうと京都駅に行ったところ、駅のホームには人がほぼいませんでした。

「人口密度の高い京都駅でもこんな静かな時間帯もあるのか」。と思っていたところ、唯一4~5歳くらいの男の子が駅に一人で立っていることに気づきました。

あんな小さな子が駅に一人で居て大丈夫なのだろうか、どこからどうやって来たのだろう、親御さんは?と思いながら椅子に腰かけたところ

後ろにその男の子が座っていました。

ビクッ!!となりました。瞬間移動だなんてことはあり得るのだろうか、男の子は数十メートルは離れたところに数秒前までいたのに。

びっくりしてしまい、反射的に私は走ってその場から退きました。

その瞬間は驚いたものの、後で冷静になって考えれば「親御さんとはぐれた迷子かもしれない」。と思い返し椅子があった場所を再度確認しに行ったのですが、もう男の子の姿はありませんでした。


一枚のハガキ

去年の出来事です。

11月頃に母親と出かけていたところ、帰宅時の道端で母親の知り合いの女性の姿が見えたので「あ、〇〇さんじゃない?」と言おうとしたのですが、信号が変わりそうになっていたこともあって、母親は足早に進んで行ってしまいそのことを伝えられぬまま自宅に着きました。

自宅のポストを開けて見ると

先ほど道端で見た知り合いの女性の喪中ハガキが入っていました。

話がこんがらがってはいけないので再度説明をすると、先程見たはずの女性は亡くなっていました。

この母親の知り合いの女性は春頃に急に亡くなったそうで、ご主人が奥様の知り合い関係に喪中ハガキを送ったそうです。

母親に「さっき道を歩いていたの、この方じゃなかった?」と聞いたのですが、母親は「私は姿を見ていない、気づかなかった」。と話していました。

この件については恐怖というよりはちょっと不思議な話で、その上、喪中ハガキを見ると悲しい思いでいっぱいでした。

もしあの時見たのが間違いなくこの知り合いの女性であれば、何らかの思いで姿を見せに来てくださったのかもしれませんが、単に虫の知らせで、そっくりさんであった可能性も考えられるのではないかと思います。


大阪の女の子

この話は番外編で、私の父親が体験した話です。

父親の方が妙な体験をすることが多くその中のひとつの話です。ちなみに父親も一切霊感はありません。
☆過去には 祖父からの電話 で父親が関連した虫の知らせの話もご紹介しました。

これは10年以上前の話です。
その日、父親は友人である男性と住之江区にあるイベント会場へ出かけており、お互い「今回の会場は見応えがあった」。などと話をしながらイベント会場から出てきたそうです。

会場を出てからは男性同士なのであまり距離感を詰めることもなく話しながら歩いていたそうですが

父親の後ろを近距離で4~5歳ほどの女の子がずっとついて歩いていたそうです。

何かのタイミングでその女の子がいなくなったので友達から「イベント先で話か何かした子なの?それともこんなところで知り合いに会った?」と問いかけられたそうなのですが、

父親は「身に覚えがない。そもそも姿を一度も見ていない。女の子がついて来ていたことも知らなかった」。と話したとのこと。

友達は納得がいかず「え?会場を出た時からずっと後ろについて来ていたのに?随分長時間いたよね?」と話し、「やめてくれよ...そんなのいなかったよ」。の会話で、いまだにその時のことをネタにしています。

こういった話の不思議なところといえば、
なぜその女の子がいる時に「その子誰?」と話しかけるタイミングが無いのでしょうね。
ハガキの話についても、姿を見た時はたまたま母親に言いそびれてからのハガキでしたし。

ただ父親に関してはこういったちょっとした話が数多く、多いがために忘れている分もあるようで思い出した時に話しています。
またネタが溜まってきたらここで放出しましょう。


実際にあった、霊感が無い私の体験談でした。
一般的な恐怖体験の話と比較すると浅くちょっとした小話でしかないのですが、少しでも楽しんでいただけたでしょうか。

本人である私はこの程度でもビクビクしながら思い出し、文章を考えていました。




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