ぽかぽか

大阪府八尾市の放課後デイで働いています。発達ゆっくりさん凸凹さんが大好きです♪凸凹があ…

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大阪府八尾市の放課後デイで働いています。発達ゆっくりさん凸凹さんが大好きです♪凸凹があっても自分のままでのびのびいられるように。力になれることはお手伝いします。SNSからお気軽にメッセージください。 社会福祉士/発達支援/フラワーエッセンス/タッチケア/身体ケア/数秘/着付け

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できることを持ち寄って

私の実家は兼業農家で、田植えや稲刈りなどの繁忙期には、無口でいつもにこにこしているちょっと不思議なおじちゃんが必ずお手伝いに来ていました。 うちだけでなく、ご近…

ぽかぽか
12日前
9

支援をみんなで楽しもう

テレビで、ダンスをしている人たちを見ていました。 輪になって、真ん中に出てきた人が踊る。 周りの人たちは真ん中で踊っている人を称賛して盛り上がる。 それを見てふと…

ぽかぽか
2週間前
7

休んでみてわかったこと

イライラしやすくなったり疲れやすくなって朝起きるのがつらくなったりすることが続いて、ああ、私は体も心も疲れてるんだなぁと気づき、少し仕事を休んでみることにしまし…

ぽかぽか
2週間前
15

そのままで暮らせる社会を

東田直樹さんの本を読んでいると、自閉症の人は自分でもコントロールできない特性を持っているんだということがわかります。 記憶に時間がないのでいつのことかわからない…

ぽかぽか
2週間前
8

言葉を話すことと言葉を理解することは違う

言葉を話すことと言葉を理解することは全然違います。 全然違う脳で処理されているんだろうなと発達ゆっくりさんを見ていて思います。 言葉を理解しているけど、話し言葉…

ぽかぽか
2週間前
10

『素晴らしき哉、先生!』

ドラマ『素晴らしき哉、先生!』を観ていると、仕事をがんばろうという気持ちになります。 仕事は嫌なこともたくさんあります。 ドラマでは、高校教師の女性が仕事でいろ…

ぽかぽか
3週間前
8

移行支援とは?

4月からの児童発達支援・放課後等デイサービスの個別支援計画に「移行支援」という項目を入れることが義務付けられました。 移行支援とは、インクルージョン、共生です。 …

ぽかぽか
3週間前
12

支援者奢ることなかれ

支援者だからって人を変えることはできません。 奢ってはいけない。 人を変えることはできないし、変えようとすることがおこがましいのです。 放課後デイで職員がよく言い…

ぽかぽか
3週間前
6

浮いてもいいじゃない

「浮く」って何だろう? ふわふわ浮かぶことだったらいいのに。 宙に浮けたら楽しいけれど。 人と違うこと、集団からはみ出てることを悪い意味で使われることが多いから…

ぽかぽか
4週間前
13

支援の濃さ

うちの放課後デイを利用をしている子で、毎日来る子は少ないです。 毎日の子も時々いますが、今放課後デイは多いので、いろいろな所を使い分けている子もいます。 私自身も…

ぽかぽか
1か月前
9

贅沢な時間

今日はデイの子とのんびりした時間を過ごしました。 その子が何もせず、ただぼんやりしていたので、私も横でぼんやりしていました。 周りのいろいろな音を聴いて、窓の外…

ぽかぽか
1か月前
9

我慢をさせる?

支援の方法として、「我慢をさせる」というのは私はあまり好きではありません。 ゆっくりさん凸凹さんには、特性として気持ちのコントロールが難しい人が多いです。 気持…

ぽかぽか
1か月前
16

夏休みのイベント

今年の夏休み、私が勤務する放課後デイではイベントが多くありました。 イベントは楽しいですが、職員はいろいろ大変です。 企画準備をする人はもちろん、前乗りして体験…

ぽかぽか
1か月前
10

支援者の柔軟性

発達ゆっくりさん凸凹さんの支援をする人にとって大切なことの1つに柔軟性があると思います。 特性のある子たちに対して支援者が合わせていかないといけないのです。 主体…

ぽかぽか
1か月前
11

自分を素直に出す

放課後デイのイベントでカラオケに行ったときに、特撮やアニメの好きな子が、私が子どもの頃に好きだった戦隊の曲を歌ってくれました。 詳しい子は昔の特撮やアニメの曲も…

ぽかぽか
1か月前
8

子どもに楽しんでもらいたいから

夏休み。 放課後デイでは朝から子どもが利用します。 職員はイベントを企画して実施します。 1日が長いため、夏休みだからできる経験を提供することや子どもが時間を持て…

ぽかぽか
1か月前
6
できることを持ち寄って

できることを持ち寄って

私の実家は兼業農家で、田植えや稲刈りなどの繁忙期には、無口でいつもにこにこしているちょっと不思議なおじちゃんが必ずお手伝いに来ていました。
うちだけでなく、ご近所の農作業のお手伝いをしているようでした。
そのおじちゃんに知的障害があること、お兄さん夫婦と暮らしていて、近所の農作業を手伝ってお金をもらっていることを知ったのは大人になってからだったと思います。

そのことは関係なく、今私は発達症(知的

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支援をみんなで楽しもう

支援をみんなで楽しもう

テレビで、ダンスをしている人たちを見ていました。
輪になって、真ん中に出てきた人が踊る。
周りの人たちは真ん中で踊っている人を称賛して盛り上がる。

それを見てふと思いました。

発達支援の支援方法っていろいろな方法があるのに、自分のしている支援が1番だと思ってしまうのはなぜだろう?

ダンスをしている人たちは、自分と違うダンスも振り付けも受け入れて楽しんでいます。
もし、真ん中に出てきたその人の

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休んでみてわかったこと

休んでみてわかったこと

イライラしやすくなったり疲れやすくなって朝起きるのがつらくなったりすることが続いて、ああ、私は体も心も疲れてるんだなぁと気づき、少し仕事を休んでみることにしました。
思いきって1週間くらい休んでみようかなと思いながら、来月のシフトを作ってみたら、人数や配置の都合で連休は4日でストップしてしまいました。

まあ、これでも私にとっては上出来。
何の予定もないのに4連休なんて今までしたことがないから。

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そのままで暮らせる社会を

そのままで暮らせる社会を

東田直樹さんの本を読んでいると、自閉症の人は自分でもコントロールできない特性を持っているんだということがわかります。

記憶に時間がないのでいつのことかわからない
道を歩くことは楽しいから走る
不安な中で知っているものを探す
答えが欲しいのではなく言葉を聞きたいから何度も聞く
パターンがインプットされていないから行動できない
なぜしなければいけないのかわからない
自分がするより人がしている風景を見

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言葉を話すことと言葉を理解することは違う

言葉を話すことと言葉を理解することは違う

言葉を話すことと言葉を理解することは全然違います。
全然違う脳で処理されているんだろうなと発達ゆっくりさんを見ていて思います。

言葉を理解しているけど、話し言葉がほとんど出ない、上手く話せないという子は多いです。

言われたことを聞いてスムーズに動けるくらい理解しているのに、言葉をスムーズに発することがなかったりできなかったり、言葉を話そうとすることすらない子もいます。

言葉をわかっていたら言

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『素晴らしき哉、先生!』

『素晴らしき哉、先生!』

ドラマ『素晴らしき哉、先生!』を観ていると、仕事をがんばろうという気持ちになります。

仕事は嫌なこともたくさんあります。
ドラマでは、高校教師の女性が仕事でいろいろな壁にぶつかります。
辞めようと思うこともあります。

でも、時々救われる所や嬉しいこともあり、教師も悪くないかなと続けていくのです。

私も同じ、人と関わる仕事、子どもと関わる仕事だからか、何となく共感するところもあります。

人と

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移行支援とは?

移行支援とは?

4月からの児童発達支援・放課後等デイサービスの個別支援計画に「移行支援」という項目を入れることが義務付けられました。

移行支援とは、インクルージョン、共生です。

はて、インクルージョンって何だ?と思うのです。

インクルージョンという時、いつもどうして特性のある子たちが合わせなければいけないのか?
特性のある子たちが入っていかなればいけないのか?

その子たちを自然と受け入れられる環境だったら

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支援者奢ることなかれ

支援者奢ることなかれ

支援者だからって人を変えることはできません。
奢ってはいけない。
人を変えることはできないし、変えようとすることがおこがましいのです。

放課後デイで職員がよく言います。

「あの子のここが気になる」
「あの子のここを何とかしたい」
「あの子はこうなった方がいい」

子どもにより良く成長してほしいから、課題に目が向きます。

私たちの仕事は、子どもの成長をサポートをすることです。

でも、それは子

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浮いてもいいじゃない

浮いてもいいじゃない

「浮く」って何だろう?

ふわふわ浮かぶことだったらいいのに。
宙に浮けたら楽しいけれど。

人と違うこと、集団からはみ出てることを悪い意味で使われることが多いから嫌な言葉だなぁと思います。

浮くって悪いことなのか?

浮いちゃだめ?
みんなと違って目立つことはだめ?

みんなに合わせないといけない?
みんなと同じことをするのがいいの?
みんなからはみ出ないことがいいの?

凸凹さんの集まる放課

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支援の濃さ

支援の濃さ

うちの放課後デイを利用をしている子で、毎日来る子は少ないです。
毎日の子も時々いますが、今放課後デイは多いので、いろいろな所を使い分けている子もいます。
私自身も1つの所にずっと通うよりは、いろいろな場所でいろいろな人と関わったり、それぞれの場所で必要な支援を受けたりする方がいいと勧めています。
習い事があったり、中学生になるとクラブもあったりして、頻度が少ない子もいます。

それぞれの家庭の事情

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贅沢な時間

贅沢な時間

今日はデイの子とのんびりした時間を過ごしました。

その子が何もせず、ただぼんやりしていたので、私も横でぼんやりしていました。

周りのいろいろな音を聴いて、窓の外の空や景色を眺めて、時々眠くなって目を閉じて。

何もしないで過ごす時間に初めはそわそわしていました。

だけど、何もせずにいられる時間とは、なんて贅沢な時間なんだろうと思いました。
普段何もせずにぼんやり過ごす時間なんてあまりないから

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我慢をさせる?

我慢をさせる?

支援の方法として、「我慢をさせる」というのは私はあまり好きではありません。

ゆっくりさん凸凹さんには、特性として気持ちのコントロールが難しい人が多いです。
気持ちを切り替えたり我慢したり、気持ちを抑えることが難しいです。

なので、してはいけないことを「○○しない」で禁止して本人に我慢を強要するのはストレスになります。
社会的にしてはいけないことだったとしても、本人にはしたいことなのです。

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夏休みのイベント

夏休みのイベント

今年の夏休み、私が勤務する放課後デイではイベントが多くありました。

イベントは楽しいですが、職員はいろいろ大変です。

企画準備をする人はもちろん、前乗りして体験の整理券をもらいに行く人もいたり、高速道路を運転する人がいたり…

当然子どもの見守りもあります。
凸凹さんは集団で行動することが苦手な子も多いので、なかなかまとまって行動することが難しく、急にトイレに行ったのを待たないといけないとか、

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支援者の柔軟性

支援者の柔軟性

発達ゆっくりさん凸凹さんの支援をする人にとって大切なことの1つに柔軟性があると思います。

特性のある子たちに対して支援者が合わせていかないといけないのです。
主体は子どもたちだから。

子どもたちのことや気持ちを考えること。
自分の言動が子どもにどう影響するか考えること。
子どもに合わせた言動をすること。

場合によっては自分を抑えないといけないことも言動を変えないといけないこともあります。

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自分を素直に出す

自分を素直に出す

放課後デイのイベントでカラオケに行ったときに、特撮やアニメの好きな子が、私が子どもの頃に好きだった戦隊の曲を歌ってくれました。

詳しい子は昔の特撮やアニメの曲も本当によく知っています。

凸凹っ子あるあるの、好きなものを突き詰めて、詳しすぎるくらい詳しくなるあれです。

私も特撮やアニメが好きだからよく話をします。
なので、私がその戦隊を好きだったことや世代であることを知っていて、歌う曲リストに

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子どもに楽しんでもらいたいから

子どもに楽しんでもらいたいから

夏休み。
放課後デイでは朝から子どもが利用します。

職員はイベントを企画して実施します。
1日が長いため、夏休みだからできる経験を提供することや子どもが時間を持て余すことを減らすことなどのためです。

ただ、イベントは子どもは喜びますが、実施する大人は大変で疲れてしまうこともあり、そんなに頻繁には難しいです…
それでも、理想の子どものためと現実の大人の労力との折り合いをつけて企画・実施をしていま

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