海外生活振り返り日記-ニュージーランド前編-#15
ベイ・オブ・アイランズ
オークランドから北へ約4時間、長距離バスに乗ってベイ・オブ・アイランズと呼ばれるエリアのパイヒアまで女3人、一泊二日の弾丸旅行。
10:30にオークランドを出発して午後2時頃パイヒアに着いた。パイヒアは小さな街の可愛らしいリゾート地でビーチも静かでリラックスした雰囲気だ。海の近くにはアイス屋さんや軽食屋さん、お土産屋さんが並んでいるが、全体的に建物が低いのでなんだかコンパクトな印象だった。そして海とは反対側に少し歩くと直ぐに木々が現れ森がすぐ近くにあるという事がなんとなくわかる。
我々が予約した宿泊先はモーテルと呼ばれる割と安めの所で、歩いて5分くらいで海まで行ける。
パイヒアに着いて先ずは宿に直行しチェックインを済ませた。しかし部屋に行ってみるとベッドが1つしか無い。クイーンサイズのベッド1つとシングルサイズのベッド1つの3人部屋を予約し、写真にもちゃんとベッドが二つ写っていたのだが、部屋にはクイーンサイズのベッドが一つしか無かった。
レセプションに戻っておばさんにベッドが足りないと言うと、あー大丈夫、部屋で待っててと言われどこかに去っていった。
しばらくするとおばさんが寝心地の悪そうな折りたたみベッドを持って部屋に現れた。これで寝てね。と言うことだ。
皆内心、えー…と思いつつも、このおばさんの陽気でしかも全く悪びれていなそうな雰囲気に流され、唖然としながらもまぁ寝られれば良いかとそのまま受け入れた。
そういえばレセプションにマリンスポーツやスカイダイビング等のアクティビティーのポスターやパンフレットが置いてあったので翌日の予定をここから決めることにした。
水着は持ってきていないのでマリンスポーツ以外。しかも次の日の午後4時にはバスに乗ってオークランドに帰らなくてはいけないので、気軽にできそうなブッシュウォークツアーに行ってみる事にした。
ブッシュウォークはハイキングとはちょっと違い、平坦な草むらや森の中を歩くというもので、ツアーではガイドさんが色々な植物や鳥の名前を教えてくれるのだ。ニュージーランド固有の植物や動物が見られるらしいので面白そうだった。早速おばさんに予約をとってもらい、翌日の予定は無事決まった。
夕食
もう既に夕方になっていたのでとりあえず外に出て食べ物を探しながら街を散策してみる事にした。友達にニュージーランドは何が有名なのと聞かれ、肉とフィッシュ&チップスかなと答える。
フィッシュ・アンド・チップスは白身魚を揚げたものとフライドポテトがセットになっていて、薄い白い紙に揚げたてのポテトと魚が直に包まれている。膝の上に乗せるにはめちゃくちゃ熱い。店にもよるが、結構な量のポテトと大きめの魚の揚げたのが入っているので大抵それだけでお腹がきつくなる。
もともとイギリス発祥の食べ物なのだが、ニュージーランドは昔イギリスの植民地だったのでこの食べ物もこの国で広がったようだ。そして数ヶ月後知ったのだが、このパイヒアの街から車でちょっと行った所にニュージーランドで有名なフィッシュ&チップスのお店が在ったらしい。知っていたら行っていたが、この日は海沿いで見つけたフィッシュ&チップス屋さんで買って3人で近くのベンチに座り海を眺めて食べた。
つづく
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