パクパクあやちゃん

植物を茂らせたり猫や人間を太らせがちです

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記事一覧

愛猫ラブポエム

初めて君を見たときから わかっていたんだ きっと好きになること 大寒波の夜は 私たちに運命をくれたね バサバサの生え揃っていない毛 鼻水だらけの顔 まだ開いていない…

ガブガブパニック

クマに遭遇したらもう諦めて死ぬしかないと思っている。 最期はひとかけらでも祈る余裕があるといい。愛する人たちのこれからの健やかな未来と、なるたけ痛みが少なく喰わ…

100

駆け抜けてロマンス

先日50ccのプレスカブを購入した。 カブというのは働く乗り物代表の一つで、郵便屋さんや新聞屋さんが乗っているアレです。 今回カブを購入しようと思ったきっかけは、家…

北半球のオーロラ

夫の父が今月で60歳となり、定年退職となるのでお祝いをした。 定年退職とはいっても、義父は再雇用で65歳までは働くので大きく変わることはほとんどないらしいが、一つの…

とりとめない日記

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百万円の使い道

※映画 百万円と苦虫女の話をしています。観ていない方はネタバレもあるので読まないでください。 先日高校の同級生のSNSをみて触発され、映画百万円と苦虫女を約10年ぶり…

夫、私の好きなかたちをしている

夫と毎日ハグをする。 結婚して随分経つけれど結婚当初からしてるし、なんなら最初の頃よりもいま現在の方が回数は増えている気さえする。 今住んでいる土地があまりにも…

キュートアグレッション

2023年12月に書いていた日記です。 ※IQカナブンくらいのクソ惚気なので読まないでください。 定期的に夫への愛しさが限界になる。結婚して7年目の、付き合って11年目な…

引き出しに問う

※2023年12月に残っていた下書きです。 「今年ももうすぐで終わる」と思うわりに口に出したくない気持ちで生きている。 みんなが口に出すので私は別に言わなくてもいいん…

あるいは友達のような

先日友達が我が家に泊まりにきた。 便宜上こうして友達と呼ぶことはあるが、私は彼女を心のどこかでは友達だと思っていない。 以前も彼女について書いたことがあるが(は…

Healthy body

宮城県仙台市に国指定史跡である遠見塚古墳がある。 その近くの大きい道路、4号線の歩道橋に掲げられている青表示板に遠見塚古墳の絵が描かれているのだが、それが星の王…

200

よいよいよいこ、君はとってもよいこまる

隣の家に赤子が生まれたようで、めでたいことこの上ない。 といっても半年?一年?ほど前なのだけど、たまに見かけるといつも何かに不満があるように泣いていてかわいい。…

POOL SIDE

父親のことを思い出そうとすると、頭の中で砂嵐みたいにザーッとノイズが走る。 好きとか嫌いとかそういう次元とはまったく異なる部分で、父を自分の「お父さん」としてカ…

200

私の好きなもの

この冬は雪が少ないように思っていましたが、年が明けてからぐぐっと寒くなって雪もバッサバサ降って毎日とても眠いです。 もうリビングとか寝室とかの概念を捨てて一番日…

初めてのスノーボード

頬を切りにかかる鋭い霰風は全ての不純物を押し出そうとしていた 片足だけ固定されたバランスの悪い板をぶら下げながら乗せられたリフトは、降りたくても降りられない まっ…

今日は夫が居ないから

昨日の夜は近所の焼き鳥屋さんで少しお酒を飲んだ。 夫婦二人で飲みに行くことは、ないわけではないけれど決して多くはない。 基本飲むなら家が好きだし、外で飲む時は私た…

愛猫ラブポエム

愛猫ラブポエム

初めて君を見たときから
わかっていたんだ きっと好きになること
大寒波の夜は 私たちに運命をくれたね
バサバサの生え揃っていない毛
鼻水だらけの顔
まだ開いていない目
ノミもダニも居たけれど
君の美しさは一つも隠せていなかった

君とかたときも離れたくなくて
残業 飲み会 デートの誘い
断っては君のそばへ行ったよ

Forever forever諭吉
君のために家を建てるよ
毎日ソファで昼寝をして

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ガブガブパニック

ガブガブパニック

クマに遭遇したらもう諦めて死ぬしかないと思っている。
最期はひとかけらでも祈る余裕があるといい。愛する人たちのこれからの健やかな未来と、なるたけ痛みが少なく喰われることを切に願う。
それでも逃げられない苦痛については、私の今生の業の深さだと己を受け入れ反省しよう。
きっと実際はビャンビャン泣いておしっこを漏らして痛みに悶え叫ぶだろうが、せめて想像のなかでは穏やかでありたい。

今年の春から市民農園

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駆け抜けてロマンス

駆け抜けてロマンス

先日50ccのプレスカブを購入した。
カブというのは働く乗り物代表の一つで、郵便屋さんや新聞屋さんが乗っているアレです。

今回カブを購入しようと思ったきっかけは、家から15分ほどの場所にある市民農園をレンタルしたことに始まる。
我が家は田舎暮らしには珍しくマイカーが1台しかない。
夫が通勤で使うが、私が歯医者や買い物など予定がある際は朝に夫を職場まで送ってそのまま使うこともある。
基本的にそれで

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北半球のオーロラ

北半球のオーロラ

夫の父が今月で60歳となり、定年退職となるのでお祝いをした。
定年退職とはいっても、義父は再雇用で65歳までは働くので大きく変わることはほとんどないらしいが、一つの区切りということでまとまった休みが取れるので温泉かどこかに一緒に行きたいと去年のお盆に帰省した際に言われた。
義妹は「自分からお祝いしてくれって言うのキモすぎじゃない?」とドン引きしていたが、「何もしてくれなかった」と勝手に拗ねられるタ

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百万円の使い道

百万円の使い道

※映画 百万円と苦虫女の話をしています。観ていない方はネタバレもあるので読まないでください。

先日高校の同級生のSNSをみて触発され、映画百万円と苦虫女を約10年ぶりに観た。
再生ボタンを押した瞬間、あの頃私は蒼井優になりたすぎたこともそれが無理であることも理解していたことを生々しく思い出した。

百万円と苦虫女を初めて観たのは大学生のときだった。
大学生の頃の私はツタヤでいつも旧作を5本借りて

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夫、私の好きなかたちをしている

夫、私の好きなかたちをしている

夫と毎日ハグをする。
結婚して随分経つけれど結婚当初からしてるし、なんなら最初の頃よりもいま現在の方が回数は増えている気さえする。

今住んでいる土地があまりにも寒いからかもしれない。
夫の体温は猫のようにいつも温かいのでつい手を差し込んでしまう。

夫に抱きしめられたり抱きしめる度に、あまりにもピッタリとしっくりとジャストフィットするので、時折「この人は私のために特別に作られた人間じゃないかしら

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キュートアグレッション

キュートアグレッション

2023年12月に書いていた日記です。

※IQカナブンくらいのクソ惚気なので読まないでください。

定期的に夫への愛しさが限界になる。結婚して7年目の、付き合って11年目なのに。一緒にいるほど好きになってる。
そもそもなんであんなにかわいい形してるんだろうな?私の男。タレ目だし鼻高いし頬と唇はふくふくして肌はツルピカだし、赤ちゃんか?
あと最近家の中時間が増えてトレーナーばっかり着てるのもかわい

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引き出しに問う

引き出しに問う

※2023年12月に残っていた下書きです。

「今年ももうすぐで終わる」と思うわりに口に出したくない気持ちで生きている。
みんなが口に出すので私は別に言わなくてもいいんじゃないかという気になっているのかもしれない。

そもそも生物は生まれ落ちた時点でずっと終わりに向かって生きているので、一年毎にカウントダウンすることに対しての反骨精神というか「やんのか?」というある種喧嘩腰のようなものがあるのかも

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あるいは友達のような

あるいは友達のような

先日友達が我が家に泊まりにきた。

便宜上こうして友達と呼ぶことはあるが、私は彼女を心のどこかでは友達だと思っていない。
以前も彼女について書いたことがあるが(はるの土から出ずる菜花にて)、彼女は元々は夫の大学の後輩である。
夫と付き合い始めて半年が過ぎた頃、「仲のいい後輩がいる」と紹介されたのが彼女だった。

そこから10年近く(過ぎ?)が経ち、その間私たちは旅行に行ったり、川下りをしたり、ビー

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Healthy body

宮城県仙台市に国指定史跡である遠見塚古墳がある。
その近くの大きい道路、4号線の歩道橋に掲げられている青表示板に遠見塚古墳の絵が描かれているのだが、それが星の王子さまに出てくる象を飲み込んだウワバミの絵にしか見えない。

むかしからずっと思っていることなのだが、私はそれをとても大事だった友人に伝えられていたかいつも思い出せない。
言ったような気もするし、言った気になって伝えていない気もする。
友人

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よいよいよいこ、君はとってもよいこまる

よいよいよいこ、君はとってもよいこまる

隣の家に赤子が生まれたようで、めでたいことこの上ない。
といっても半年?一年?ほど前なのだけど、たまに見かけるといつも何かに不満があるように泣いていてかわいい。まあそれは私が他人だからなわけで、親はいつも大変そうだ。

赤ん坊という生き物は良い。
有難いことに私は姪や甥、友人の愛しい赤ん坊たちをこの腕で抱かせてもらったことがあるけれど、例外なく皆いいにおいがしてしっとりと温かかった。
世界中どこを

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POOL SIDE

父親のことを思い出そうとすると、頭の中で砂嵐みたいにザーッとノイズが走る。
好きとか嫌いとかそういう次元とはまったく異なる部分で、父を自分の「お父さん」としてカテゴリしようとすると私の脳は停止する。

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私の好きなもの

私の好きなもの

この冬は雪が少ないように思っていましたが、年が明けてからぐぐっと寒くなって雪もバッサバサ降って毎日とても眠いです。
もうリビングとか寝室とかの概念を捨てて一番日当たりの良い窓辺にベッド置いて昼寝していたい。
先日住宅展示場へ行ってきたんですけどね、もし家建てるなら私絶対サンルームが必要です。
祖母宅にサンルームがあるんですけど超超超最高なんですよね。サンルームにソファベッド置いて陽に当たりながら昼

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初めてのスノーボード

初めてのスノーボード

頬を切りにかかる鋭い霰風は全ての不純物を押し出そうとしていた
片足だけ固定されたバランスの悪い板をぶら下げながら乗せられたリフトは、降りたくても降りられない
まったく乗りたくなかったのに、流れるように当然のようにその列に押し込まれて進んだ
足がすくむような頂上へ辿り着いてもなお わたしはそこでひれ伏すことしかできない
覚悟など持ち合わせていなくともその時はやってきて、強制的に滑り下っていかねばなら

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今日は夫が居ないから

今日は夫が居ないから

昨日の夜は近所の焼き鳥屋さんで少しお酒を飲んだ。
夫婦二人で飲みに行くことは、ないわけではないけれど決して多くはない。
基本飲むなら家が好きだし、外で飲む時は私たち夫婦以外に友達が混ざることが多い。
けれど二人で飲みに行くことも全くないわけではない、一年に二回くらいはある。昨日がそれだった。

前日から私は無性に焼き鳥が食べたかった。しかも炭火のチリチリふっくら丁寧に焼かれたやつを、目の前ですぐ焼

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