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あるいは友達のような
先日友達が我が家に泊まりにきた。
便宜上こうして友達と呼ぶことはあるが、私は彼女を心のどこかでは友達だと思っていない。
以前も彼女について書いたことがあるが(はるの土から出ずる菜花にて)、彼女は元々は夫の大学の後輩である。
夫と付き合い始めて半年が過ぎた頃、「仲のいい後輩がいる」と紹介されたのが彼女だった。
そこから10年近く(過ぎ?)が経ち、その間私たちは旅行に行ったり、川下りをしたり、ビー
Healthy body
宮城県仙台市に国指定史跡である遠見塚古墳がある。
その近くの大きい道路、4号線の歩道橋に掲げられている青表示板に遠見塚古墳の絵が描かれているのだが、それが星の王子さまに出てくる象を飲み込んだウワバミの絵にしか見えない。
むかしからずっと思っていることなのだが、私はそれをとても大事だった友人に伝えられていたかいつも思い出せない。
言ったような気もするし、言った気になって伝えていない気もする。
友人
よいよいよいこ、君はとってもよいこまる
隣の家に赤子が生まれたようで、めでたいことこの上ない。
といっても半年?一年?ほど前なのだけど、たまに見かけるといつも何かに不満があるように泣いていてかわいい。まあそれは私が他人だからなわけで、親はいつも大変そうだ。
赤ん坊という生き物は良い。
有難いことに私は姪や甥、友人の愛しい赤ん坊たちをこの腕で抱かせてもらったことがあるけれど、例外なく皆いいにおいがしてしっとりと温かかった。
世界中どこを
初めてのスノーボード
頬を切りにかかる鋭い霰風は全ての不純物を押し出そうとしていた
片足だけ固定されたバランスの悪い板をぶら下げながら乗せられたリフトは、降りたくても降りられない
まったく乗りたくなかったのに、流れるように当然のようにその列に押し込まれて進んだ
足がすくむような頂上へ辿り着いてもなお わたしはそこでひれ伏すことしかできない
覚悟など持ち合わせていなくともその時はやってきて、強制的に滑り下っていかねばなら