マガジンのカバー画像

きょうのできごと

198
2019年の立冬から書き始めた日記をまとめています。おおむね翌日6時更新。
運営しているクリエイター

#音楽

2020/06/26 高野寛参加配信ライブ《TUFF.TOKYO》@晴れたら空に豆まいて(代官山)

2020/06/26 高野寛参加配信ライブ《TUFF.TOKYO》@晴れたら空に豆まいて(代官山)

今夜のライブは、自分が高野さんのライブを好きであることを実感するものだった。大好きだ。

新型コロナ感染症の拡大により、音楽文化の発信拠点であるライブハウスは今、大きな転換期を迎えようとしています。ミュージシャンはオーディエンスの前で演奏する場所を失い、ライブハウスは存続をも危ぶまれている状況の中、それぞれのライブハウスが持つポテンシャルをフルに活用し、ミュージシャン・ライブハウス・オーディエンス

もっとみる
2020/06/10 入梅/雨に唄えば

2020/06/10 入梅/雨に唄えば

近畿地方の梅雨入りが発表される。天気予報も今日からしばらく雨が続くと紹介していたが、むべなるかな、朝の晴れはたちまちに曇り空へと変わり、昼からは雨が降り始めた。

これからひと月ほど、蒸し暑さとともに過ごすことになる。その憂鬱を少しでも紛らわせるために、雨の音楽のことを考えてみる。

一番好きなのは、Natalie Wise「雨」。Natalie Wiseは、2000年代初めに活動していた高野寛・

もっとみる
2020/06/09 ロックの日に聴くべきものは

2020/06/09 ロックの日に聴くべきものは

ロックの日に聴くべきもの、人によって様々あるだろうが、わたしが真っ先に思い浮かぶのは、1996年6月9日発売のcornelius《96⚡︎69 地球あやうし!!》だ。

このアルバムは前年1995年秋に発売されたcornelius《69⚡︎96》のリミックスアルバム。収録時間69分、収録トラック数96。レーベル・トラットリアの96番作品。1969年生まれの小山田くん(わたしよりずっと年長だけれど、

もっとみる
2020/05/25 「エモい」とはなんぞ

2020/05/25 「エモい」とはなんぞ

出勤すると、若い同僚たちが「エモいって何?」と話していた。

オンライン授業を受けている生徒たちは毎日日誌(ジャーナル)を担任に提出することになっている。ある生徒が「エモエモ系」が好きで「マカロニえんぴつ」というバンドをよく聞くと書いていたそうだ。(わたしはそのバンドを知らなかったので後からYouTubeで検索した。)

30代前半のふたりは「エモい」という語そのものを知らなくて、どういう意味の言

もっとみる
2020/03/20 東京スカパラダイスオーケストラ配信ライブ

2020/03/20 東京スカパラダイスオーケストラ配信ライブ

この春のCOVID-19蔓延の影響で、東京スカパラダイスオーケストラのライブも中止になった。本来なら、今日は代々木第一体育館でのデビュー30周年を祝うツアーの締めくくりを行う予定だったそうだ。そんな今日、彼らはライブ配信を行った。

画面の向こうの彼らは、つとめて明るく目の前に聴衆がいるかのようにカメラに向かう。
「僕らはワイヤレスで繋がってる」
だから、楽しい気持ちが直接伝わらないもどかしさはあ

もっとみる
2020/03/18 疲れてたけれど、歌ったら元気に

2020/03/18 疲れてたけれど、歌ったら元気に

今日は久々に生徒たちが登校した。修業式ができない今年度の、最後の登校日。教科書や副教材の配付や、諸々の返却物。長時間の滞在をさせないように、学年ごとの時差登校を設定して、学校滞在時間もそれぞれ1時間以内となった。

生徒がいてこそ学校だなあと思うものの、そういう感慨を持つ暇もなく、短時間で業務をこなすので、なんだかくたびれてしまった。仕事の後にジムへ寄るけれど、ウォーキングをする気力がなく、筋トレ

もっとみる
2020/02/12 dreaming pupa/身軽に

2020/02/12 dreaming pupa/身軽に

蝶が幼虫から成虫に変わるとき、蛹の時期を経る。蛹の殻を破るとき、まるで全く別の生物に生まれ変わったかのように、姿をすっかり変えてしまう。子供の頃、人間もそんなふうに変われたらいいのにとよく思っていた。明日目が覚めたら、まったく違う自分になっている。そんな妄想をしながら、次の日も変わらない自分のまま生活をする。変わりたいと思いながら、その実、変わらなくてもいいとも思っていたのだと思う。勝手知ったる慣

もっとみる
2020/02/11 不在と向き合う/ひとモノガタリ《フジファブリック 志村正彦》

2020/02/11 不在と向き合う/ひとモノガタリ《フジファブリック 志村正彦》

帰宅後、ライブDVDを流しながら片付けをしようとテレビをつけたとき、偶然始まったのがNHK総合の「ひとモノガタリ」というドキュメンタリー番組だった。今日の放送は「若者のすべて~失われた世代のあなたへ~」と題された、フジファブリックの志村正彦をめぐる人たちの物語。思わず、そのまま見入ってしまった。凄くいい番組だった。

フジファブリックの志村氏が2009年のクリスマスイブに亡くなって10年が経った。

もっとみる
2020/02/05 ラックライフ《tour2020 Raise The Flag》@心斎橋BIG CAT

2020/02/05 ラックライフ《tour2020 Raise The Flag》@心斎橋BIG CAT

アンコールを含めて2時間余り。初めて聴いた彼らのライブはあっというまで、駆け抜けるように時間が経ってしまった。とてもとてもよかった。涙あり、笑いあり、短い時間の間に様々に心が動く。ライブで心躍る音楽は素敵。

アニメ『文豪ストレイドックス』のエンディングで聴いた「名前を呼ぶよ」が大好きで、CDを聴いていた。『文豪ストレイドッグス』とラックライフの縁は深く、アニメ第1期~第3期、劇場版、舞台でそれぞ

もっとみる
2020/01/30 KUNI-KEN 《Japan Gold》

2020/01/30 KUNI-KEN 《Japan Gold》

前任校で芸術鑑賞の担当をしていたときに、学校公演へお招きしたことでご縁ができたのが、KUNI-KENのおふたり。月初に発売された新譜をようやく購入した。

KUNI-KENは、兄・KUNIAKIさんと弟・KENJIさんとで結成した三味線ロックユニットで、活動歴は15年を超える。通常の演奏活動だけではなく、各地で定期的なレッスンを持ったり、学校公演も積極的に行ったりすることで、津軽三味線の普及にも力

もっとみる
2019/12/14 高野寛まつり2019

2019/12/14 高野寛まつり2019

今日12月14日は、大好きなミュージシャン・高野寛さんの誕生日だ。毎年、この日は「高野寛まつり」として、いつもにもまして高野さんの音楽を聴き、勝手にお祝い気分で盛り上がる。

高野さんのライブは、秋から冬にかけてツアーが行われることが多いので、今までに何度かライブ会場でお祝いをしたことがある。それぞれの会場やスタッフの人たちの心遣いも素敵だった。そのなかでも、特別なのはお誕生日当日のライブ。1度目

もっとみる
2019/12/12 Going to the moon

2019/12/12 Going to the moon

昨日は十五夜、今夜は満月。

「今年最後」という言葉に惹かれるのか、職場でもSNSのタイムラインでも、いつもなら月の話などしなさそうな人までが「今日満月らしいね」なんて言っていた。そういう感じ、つまりは目先のことにキリキリせず、余裕のある感じはとてもよいと思う。

今夜の月は「コールドムーン cold moon」と呼ばれていた。満月の異名はいつごろから取り上げられるようになったのだろう。6月には「

もっとみる
2019/12/08 和田唱ライブ「一人宇宙旅行―アイ ココロ 経由編―」@心斎橋BIGCAT

2019/12/08 和田唱ライブ「一人宇宙旅行―アイ ココロ 経由編―」@心斎橋BIGCAT

1年ぶりの和田唱ソロライブ、ツアー最終日。TRICERATOPSの曲の弾語りもあるけれど、ソロだから聴ける内容が充実して見応えあり。ソロではソロのよさが光る。凄く楽しかった!

一言で「弾語り」といっても、色々スタイルがある。ループマシンを使うとき、和田氏はその場で音を作る。昔観たイッセー尾形の舞台で、衣装替も作品の一部にしていたのに似ている。過程を聴きながら、次の曲への期待が高まる。幾重にも重ね

もっとみる
2019/11/15 新たな高野寛―アルバム発売記念ツアー「City Folklore」season 1. @旧桜宮公会堂(大阪)

2019/11/15 新たな高野寛―アルバム発売記念ツアー「City Folklore」season 1. @旧桜宮公会堂(大阪)

高野寛アルバム発売記念ツアー「City Folklore」season 1. @旧桜宮公会堂(大阪)

高野さんのデビュー30周年を寿ぐこの1年、その締めくくりは新譜の発表だった。先月8日に発売になった「City Folklore」。今日はその発売記念のツアー初日。仕事が立て込んでいて行けないかもしれないと半ば諦めていたのだけれど、なんとか都合をつけられてよかった。本当にすばらしかった。

セット

もっとみる