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きょうのできごと

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2019年の立冬から書き始めた日記をまとめています。おおむね翌日6時更新。
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2020年6月の記事一覧

2020/06/29 ほぐれる/ひらく

2020/06/29 ほぐれる/ひらく

月曜は午前休の日なので、午後から会議ひとつと授業ひとつ、そしてクラブ。

雰囲気が悪いわけではないけれど、なかなか温まらないなあと感じていた。今日、硬かった雰囲気が少しほぐれてきたかなという手応えがあったのが嬉しかった。授業の進めやすさも変わってくる。

この仕事を始めてそれなりの時間が経ったが、生徒との距離を詰めるのはあまりうまくない。「ちょっとした遊び」が難しく、自己開示をすることが専らの手段

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2020/06/28 DVD『歴タメLive ~歴史好きのエンターテイナー大集合!~』第1弾+第2弾

2020/06/28 DVD『歴タメLive ~歴史好きのエンターテイナー大集合!~』第1弾+第2弾

すっかり「趣味は鈴木拡樹」と化し、少しずつ拡樹さんの出演している作品を追いかけている。今日観たのは『歴タメLive ~歴史好きのエンターテイナー大集合!~』第1弾(2016)・第2弾(2017)の2本。
このライブイベントは「もっと歴史を知りたくなるシリーズ」という「教科書には載らないような歴史上の出来事を興味深く面白くエンターテインメントとして表現するシリーズ企画」の一つだ。

コンセプトの「教

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2020/06/27 緊張の極み/すべてはフォローのおかげ

2020/06/27 緊張の極み/すべてはフォローのおかげ

懸案の保護者説明会が終わった。緊張の極み。立場が変わるとこんなに違うのか。仕事を振るのが下手なこととか、段取りが悪いこととか、色々想定が足りないこととか、人前で話すのが下手なこととか、とにかく反省しかない。

よかれと思っての一言がある人に嫌な思いをさせていたということや、それを知らぬ間にフォローしてもらっていたこととか。

準備段階でもそうだ。分からないことが多すぎて、色んな人に助けてもらった。

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2020/06/26 高野寛参加配信ライブ《TUFF.TOKYO》@晴れたら空に豆まいて(代官山)

2020/06/26 高野寛参加配信ライブ《TUFF.TOKYO》@晴れたら空に豆まいて(代官山)

今夜のライブは、自分が高野さんのライブを好きであることを実感するものだった。大好きだ。

新型コロナ感染症の拡大により、音楽文化の発信拠点であるライブハウスは今、大きな転換期を迎えようとしています。ミュージシャンはオーディエンスの前で演奏する場所を失い、ライブハウスは存続をも危ぶまれている状況の中、それぞれのライブハウスが持つポテンシャルをフルに活用し、ミュージシャン・ライブハウス・オーディエンス

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2020/06/25 地道な取組み

2020/06/25 地道な取組み

今年は中学バスケットボール部の顧問をすることになった。指導は体育科で専門の同僚が主にしてくれるけれど、彼女が不在の時の見守りくらいならわたしにもできる。今日は屋外練習の日だったので、生徒たちがストレッチや筋トレをしているのをそばで見ていた。(中学生の活動は顧問がつきっきりでないといけないのだ。)

コロナ禍による休校・在宅学習期間が3ヶ月あまり続いたことで、生徒達はほとんど運動をしていなかったので

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2020/06/24 ペンギンのマスク/セキグチ君は人気

2020/06/24 ペンギンのマスク/セキグチ君は人気

中3の授業後、ある生徒が「よかったら使ってください」とマスクをくれた。それは彼女のお母さんお手製のものだ。同じ生地のものを彼女が使っていて、それを随分前に「かわいいね」と褒めたことがあったのだが、まさかこんなふうに贈り物としていただくなんて考えもしなかったから驚いてしまった。でも、心遣いが嬉しい。授業後、同僚に見せびらかす。

午後、別のクラス。
白板に「セキグチ君」と書いてあるので、ティーチャー

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2020/06/23 映画「刀剣乱舞-継承-」/新たな出会いの嬉しさ

2020/06/23 映画「刀剣乱舞-継承-」/新たな出会いの嬉しさ

映画「刀剣乱舞-継承-」がAmazon prime videoで公開されたと知り、早速観る。先日、高2の生徒と映画「死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-」がおもしろかったという話をしたときに「それなら刀剣乱舞は観たほうがいい」と勧めてもらっていたのだ。なんとタイムリーなこと!

初心者にも設定が分かるようになっているし、物語がスムーズに進むので、観ることにストレスを感じることなく楽しめる。そもそもだけれど

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2020/06/22 懐かしい人たち/この日常

2020/06/22 懐かしい人たち/この日常

今年度から平日の半日休がつくことになった。今日がわたしの指定休の日。昼から出勤すると、午前中学年がばたついていたことを知る。出勤していた人たちのカバーのおかげで、スムーズに運んだとのことだった。ありがたい。ただ、こういうことがあるから平日の休みは落ち着かない。

定時で出られるかというとそうではなくて、今日から再開したクラブ活動があるので19時に生徒が帰るまでは学校にいることになる。そろそろと思っ

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2020/06/21 リーディングシアター「緋色の研究」(矢崎広×相葉裕樹)

2020/06/21 リーディングシアター「緋色の研究」(矢崎広×相葉裕樹)

5組10人の俳優が日替わりで登場し、コナン・ドイル『緋色の研究』を原作とする朗読劇を劇場から生配信するイベントの第五夜。最終日に登場したのは、ホームズ役に矢崎広、ワトソン役に相葉裕樹。

このシリーズで観た3回のうちで一番よかった。芸達者なふたりの声は滑らかに耳に届く。声の芝居だけでなく所々遊びが入るけれど、さりげないので気づいてにんまりする。

他の10人以上の役を兼ねつつワトソンを演じる相葉裕

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2020/06/20 リーディングシアター「緋色の研究」(東啓介×橋本祥平)

2020/06/20 リーディングシアター「緋色の研究」(東啓介×橋本祥平)

5組10人の俳優が日替わりで登場し、コナン・ドイル『緋色の研究』を原作とする朗読劇を劇場から生配信するイベントの第四夜。

今夜の演者は、ホームズに東啓介、ワトソンに橋本祥平という20代半ばの若い2人。なんとなく若すぎるような気がしてしまうけれど、ホームズとワトソンが出会い、ベーカー街221Bで暮らし始めたとき、ホームズ27歳、ワトソン29歳。実は今日の2人くらいなのだ。(どうしてもストランド紙の

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2020/06/19 しゃべりすぎてしまう/不器用

2020/06/19 しゃべりすぎてしまう/不器用

教室での授業が再開した今週。自分が喋りすぎていることを自覚する。半年ぶりの授業に浮ついていたり緊張していたりするのかもしれないし、動画授業で時間の制約の中で伝えたいことの半分も話せていなかったことの反動かもしれないし、その両方かもしれない。

この話を先輩に話したら「確かに自分喋りすぎやな」と言われる。授業の様子を見ていてちょっと気になっていたという。こちらもやっぱりそうかと思った。

この仕事を

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2020/06/18 リーディングシアター「緋色の研究」(有澤樟太郎×鈴木拡樹)

2020/06/18 リーディングシアター「緋色の研究」(有澤樟太郎×鈴木拡樹)

5組10人の俳優が日替わりで登場し、コナン・ドイル『緋色の研究』を原作とする朗読劇を劇場から生配信するイベントが昨日から始まった。この時期のことなので無観客での配信なのだが、それがもうひたすらにもったいなく思われるほど、演者もスタッフも贅沢で華やかだ。作品に関わった人たちに直接拍手を届けられないのは切ないことこの上ない。それでも、目と耳が幸せな90分だった。

第2夜の今日は、ホームズを有澤樟太郎

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2020/06/17 「モノ」としての本の楽しみ

2020/06/17 「モノ」としての本の楽しみ

ここ数年、初回の授業では自己紹介として、自分の略歴と好きなものについて話をして、本を紹介するという型が定着している。

今年度生徒達に紹介したのは2冊。筒井康隆『残像に口紅を』(中公文庫)と泡坂妻夫『生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術』(新潮文庫)だ。今年度担当するのは日常の学習ツールとしてタブレット端末を使っている学年で、電子書籍で読書をする生徒もいるので、あえて「モノ」としての本を楽しむこ

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2020/06/16 そこにある/半年ぶりの

2020/06/16 そこにある/半年ぶりの

「そこにある」という存在感の手応えを感じる一日。
昨日は担当授業が一コマなのと模試前日だったこともあり、授業をした実感もなかった。一転、今日は自分の学年の模試も授業も詰まっていて慌ただしく過ごす。気がつけば夕方。

高2は学年共通のオンライン授業が終わり、各クラスの通常授業が始まる。ようやく生徒に自己紹介を兼ねて、少し自分のことを話す。思いがけないところで趣味のつながりができる。今年は高校の授業は

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