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2020/06/19 しゃべりすぎてしまう/不器用

教室での授業が再開した今週。自分が喋りすぎていることを自覚する。半年ぶりの授業に浮ついていたり緊張していたりするのかもしれないし、動画授業で時間の制約の中で伝えたいことの半分も話せていなかったことの反動かもしれないし、その両方かもしれない。

この話を先輩に話したら「確かに自分喋りすぎやな」と言われる。授業の様子を見ていてちょっと気になっていたという。こちらもやっぱりそうかと思った。

この仕事をしていながら、人前で話すのは得意ではない。大勢の生徒の前で話すのはいまだに緊張するし、それが厳しい話ならなおのこと喉の奥から言葉を絞り出すような感じになる。数年前、今の法人に正式採用される際の管理職面談である方に「あなたは文章を書かせたらとても良いのに、喋ったらなぜそんなんなのか。もう少し考えて話しなさい」と言われたことがある。

その一方で、おもしろいことや伝えなければならないことはなんとか話したいと思うので、結果、仕事ではしゃべりすぎてしまう。緊張すると焦って言葉が走る。言葉が上滑りする。

わたしをよく知る人がどう思うかはともかく、自分では決して饒舌な人間ではないと思っている。わーっと盛り上がって話すときは話すけれど、普段は自分が話すよりも相手の話を聞くほうが性に合っているし、話さないことが苦になることもない。

授業のありかたは、コロナ禍前と後とでは変わらざるをえない。ジェネレーターとしての教員の役割を考えると、一方的な講義スタイルでは授業はうまくいかなくなるだろう。聞いてくれる生徒に甘え続けるわけにもいかない。だからこそ、簡潔に話せるようになる必要がある。

もう少しバランスの取れた人間というか、器用な人間になれたらいいのにと思う。

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