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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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2021年12月の記事一覧

正しい意思決定をするための「心の物差し」

正しい意思決定をするための「心の物差し」

「Integrity」を「真摯さ」と訳したのは、
ドラッカーの著作の大半を翻訳された
故・上田惇生先生である。
英語の言葉そのものも、なかなかなじみの
ない単語である上、充てられた訳語も、
日本人が普段頻繁に使う言葉ではないため、
その意味するところを理解する人はかなり
少ないような気がしている。

しかしながら、この「Integrity」あるいは
「真摯さ」は、ビジネスパーソンとして
極めて重要

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マネジメントと音楽

マネジメントと音楽

昨日、「体系的廃棄」が主題だった
渋澤ドラッカー研究会のイベントに
参加した。

廃棄の話は、ごく簡単に要約すれば、
新しいことを始める前に、まずは
今やっていることから不要なものを
廃棄することから始めよう、という
ところに尽きる

組織も個人も、ついついあれもこれもと
欲張ってしまい、結局どれも中途半端に
なりがち。
「選択と集中」よろしく、まずは廃棄で
選択すべきもののみを残し、それらに

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まずは棄てよう!

まずは棄てよう!

興奮冷めやらない。
オンラインとリアルとでは、
やはり受け取ることのできる
情報量が違いすぎる。
それをヒシヒシと感じた今日の午後。

渋谷QWS(キューズ)で行われた、
「知の温泉」企画。
「渋澤ドラッカー研究会」の
リアルイベントに参加させてもらった
率直な感想である。

2年越しで初のリアル対面となった
ドラッカー研究者の井坂康志さんを
始め、主催側も、参加者側も、みな
素晴らしい方々ばかり

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どこから見るかで大違い

どこから見るかで大違い

久々の、本当に久々の出張。
新幹線に乗って、大阪へ。

進行方向右側の座席を予約し、
PCの充電を確保。
それは同時に、富士山の特等席
をも意味する。

今日の午前は雲一つない快晴。
素晴らしい姿を拝むことができ、
それだけで幸せな気分に。

冒頭の写真は、三島市の辺り。
これが、富士市まで入ってくると
こんな感じになる。

右肩が盛り上がっているのが
分かるだろう。
これは宝永山。
江戸時代(宝

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良い思い込み、悪い思い込み

良い思い込み、悪い思い込み

一瞬「未来都市?!」と思うような
威容に驚いた。
よーく見ると、単なるマンションの
修繕なのだが、真っ黒な色に包まれて
なかなか迫力がある。

マンションの修繕を行うにあたっては、
建物の周りに足場を組んで、
そこに養生シートを張り巡らす。
これまで、白っぽい色のシートしか
見た記憶がないのだが、最近では
真っ黒のシートがかなり増えている
ようだ。

こちらのサイトにあった説明を読むと、
どうも白

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環境問題に関する雑感

環境問題に関する雑感

帝国ホテルの客室から皇居方面を眺める
朝の光景。
ビルがたくさん見えるのは勿論だが、
緑が豊かなことに改めて驚く人も
多いかもしれない。

東京は、世界的に見ても「大都会」で
あることは疑いないところ。
にもかかわらず、ここまで緑が保たれて
いるのは、特筆に値するのではないか。

これには、日本の気候が大いに貢献
しているところだろう。
と同時に、日本人の歴史や民族性と
いったところによる部分も、

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ラーメン屋で「蟻の一穴」を思う

ラーメン屋で「蟻の一穴」を思う

神保町というと、まず真っ先に思い浮かぶのは
「古本屋」の街であることだ。
学生だった30年近く前、先輩に教わってから
この街をウロウロすることが増えた。

「古本屋」以外には、「カレー」の街という
イメージもあるかもしれない。
事実、そんなイメージ資産を活用して、
「神田カレーグランプリ」
というものが開かれている。

神保町は、山手線の神田駅からはかなり
離れているものの、ギリギリ神田と
呼ばれ

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光を当てて、強みを照らす

光を当てて、強みを照らす

白金台にある自然教育園の入口付近に
あるイチョウ並木が、見頃を迎えて
いる。
「プラチナ通り」にもイチョウ並木が
あり、そちらも美しい色合いになって
いた。

イチョウ並木と言えば、やはり神宮外苑
が最も美しい気がする。
今年はあいにく見ていないが、毎年この
時期になるとあの美しさを思い出す。

上記の写真を撮った際は、残念ながら
お天気は曇り。
イチョウ自体は何ら変わっていないのに、
これを晴れ

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