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監督かじくんの365日の名言集

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わたしがバンドマスターをつとめる【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】の音楽監督かじくんによるありがたいお言葉たち。
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2020年8月の記事一覧

「いくら努力したって技術が追い付かないときもあります。でも自分の心がけ次第で負けないこともたくさんあります。大事なのは心がけだよ」

「いくら努力したって技術が追い付かないときもあります。でも自分の心がけ次第で負けないこともたくさんあります。大事なのは心がけだよ」

昨日は一日あやめがルークカフェにいて、監督とチラシを貼りに豊中方面まで行ってくれたり、営業の資料をまとめてくれたり、決算をしたりした。

そのあと夜は練習をした。本当は服部緑地野外音楽堂でやっていたセンチュリー響の星空ファミリーコンサートまで、ビラまきに行こうということだったんだけど、気づいたときにはかなり時間が経っていて、結局練習を延長することになった。

【クレモナ】の強みは「アンサンブル力」

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「予測できない変化をあれこれ悩むより、今大切なのは累積のチャレンジした数だと思う」

「予測できない変化をあれこれ悩むより、今大切なのは累積のチャレンジした数だと思う」

文化庁が出している「文化芸術活動の継続支援事業」のA-②部門の採択が決まった。3195件も応募がある中でまだ270件(8パーセント!)しか採択が決まっていないその内にわたしたち【クレモナ】のプロジェクトが入ったのだ。

どういう計画を立てるのか、具体的にどんなお金が必要なのか、だれに何を頼むのか、1か月で全てまとめて事業計画を立てるのは結構気合いが要った。が、「もし100万円もらえたら」という、小

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「手が届かないものをあれこれ言うのは簡単だけど、それで手が伸びるわけではないからね」

「手が届かないものをあれこれ言うのは簡単だけど、それで手が伸びるわけではないからね」

あれこれ言う暇があるなら、自分の手が届きそうなものを増やしていく、たくさんつかみ取ることの方が大切。いつでもどこでも、「隣の芝は青い」んだから。

今週末、30日の日曜日は「晩夏のポップなコンサート」と題して、毎月恒例のコンサートシリーズを開催します。

今回は9月7日のレコーディングに向けて準備している楽曲の中でもポップなやつ、「Waltz for Debby」や「魅惑のリズム」などを中心にプロ

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「人として音楽だけでは生きていけないけど、音楽なしでは生きたくないなあ」

「人として音楽だけでは生きていけないけど、音楽なしでは生きたくないなあ」

音楽なしで生きる術をわたしたちは知らないのかもしれない。

たとえ歯が全部なくなって、指が一本なくなって、目が見えなくなって、耳が聞こえなくなったとしても、音楽はそこにあるのではないかと思う。それくらいぴったりと関わりあっているのだと思う。

「音楽だけで食っていない」ことは恥ずかしいことでも何でもないと思っている。むしろ大好きなコーヒーも仕事に出来て、わたしはもの凄く幸せだと思う。好きなことを仕

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昨日は午後の四時から夜の八時半まで【クレモナ】の練習だった。こんなに詰めて練習するのは久しぶりのことで、9月7日の録音にむけて各曲が仕上げの一歩手前の段階に来ている。

昨日この『ブエノスアイレスの夏』を練習しているときに、監督が「もう一歩先に上がれそうなのに、今、上がれてない」と言った。

自分たちの集中か?技量か?
雨が降っているところと晴れているところの境目にいるような感覚である。不安だ。

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「そろそろ忙しくなってきてない?コロナ禍なんだけどコロナ前より忙しい気がする」

「そろそろ忙しくなってきてない?コロナ禍なんだけどコロナ前より忙しい気がする」

コロナ禍で、自分と、自分の仕事と向き合う時間が増えた。「ああしたい」「こうしたい」がたくさん生まれた。コロナ前ならこれを実行しようとしても、目の前のタスクに追われて後回しになっていたのだが、このコロナ禍で時間の余裕が出来て、実行する・実践することが可能になった。

自粛明け、少しずつ仕事が戻ってきていて、それと並行してコロナ禍で始めたさまざまなことを動かしていると、コロナ前より忙しくなっていること

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「今の私たちは、文化的な厚みを活かせていないと思う。この国で演奏活動をする意義を見つめ直したい。」

「今の私たちは、文化的な厚みを活かせていないと思う。この国で演奏活動をする意義を見つめ直したい。」

ニューヨーク、パリと並ぶクラシック音楽の市場が東京である。西洋文化に右にならえで様々な方面から培ってきた伝統の中に「クラシック音楽を受け容れる」姿勢が日本にはある。

この国で音楽を学べることは特別ラッキーなことだと思うし、さらにそれを仕事に出来るのは尚ラッキーなことだと思う。

もう少し自分たちが置かれている地の利を客観的にみる必要がありそうだ。

「今求められる演奏家って肩書と実力だけではないのかもね。お気に入りのカフェみたいなものと同じで誰かの好きにならないとダメなのかもしんない」

「今求められる演奏家って肩書と実力だけではないのかもね。お気に入りのカフェみたいなものと同じで誰かの好きにならないとダメなのかもしんない」

最近改めてこの記事を読んで、やっぱりそうだよなと思った。

「カッコ良いから売れる」

まったく同じことを考えていた。今までのわたしたち『クレモナ』はどちらかというとぼさっとした素人くさい女の子が、ポスティングをしたり駅前でコーヒーを配ったり、他人のコンサートの終演後にチラシを配ったり、子ども嫌いなのに子ども向けのステージをやったり、夏のイベントに汗まみれで出店して、ステージもやったり…云々、「ク

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「20代も後半に差し掛かると、そろそろ いい年こいてまだ頑張ってるの?みたいに戦わないやつらに言われちゃうよ!」

「20代も後半に差し掛かると、そろそろ いい年こいてまだ頑張ってるの?みたいに戦わないやつらに言われちゃうよ!」

本当は25歳までに、思い切ってなるべく早くに大成功を収めたかった。今業界で活動しているどこの団体よりも早く、有名になって、大きいホールでたくさん演奏して、稼ぎたいと思っていた。でももちろんそんなに甘いもんではなくて、自分のコーヒーの仕事、ルークの仕事、池田のイベント…色んなものが積み重なっても自分は二人にはならず、一日は48時間にはならず、結局27歳になってもまだイメージする「大成功」は収められて

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「今月は、スピード、得意技、シュート数を磨いていきましょう!」

「今月は、スピード、得意技、シュート数を磨いていきましょう!」

具体的にこうしたい、1か月後はこの仕事が終わっていて、こんな風になっていたい、という明確なビジョンを持って仕事に取り組むことの大切さ。わかっているつもりでもひと月続いたためしがないから、成功しないんだろうか!?

昨日の名言通りSNSの接触時間を減らそうと試みている。
noteは好きだからやめないでおこうかなと思っている。

「ハッキリ言うとチケットが売れないのはコロナのせいじゃないからね。そういうのはチケットが売れているひとが言うせりふです」

「ハッキリ言うとチケットが売れないのはコロナのせいじゃないからね。そういうのはチケットが売れているひとが言うせりふです」

これには言いたいことがある。

「コロナの感染拡大に伴いライブを中止します。」

今この現時点でそれを言い出すミュージシャンが増えてきた。よくよくよく見てみると、コロナなんか関係なくチケットを売っていない(売れていない)人たちばかりのように感じる。

自粛期間が過ぎ、舞台人たちはとても慎重に、綱渡りをするような思いで公演を再開し始めている。わたしたちクレモナも「11月はどうなっているかわからないで

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「〇〇派だとか 〇〇系とかってカテゴライズするのはいいけど 先入観で決めつけて何を安心させたいの?」

「〇〇派だとか 〇〇系とかってカテゴライズするのはいいけど 先入観で決めつけて何を安心させたいの?」

いったい自分はどこに属しているのだろう、立ち位置はどこなのだろう、と最近特に考えることがあって、なるほどそう考えることでもし答えを見いだすことができたならば、なんとなくの安心感の中に身をゆだねることができるのだと思った。

自分は自分だと思いながらも、結局どこか長いものに巻かれたいと心のどこかで思っているのかもしれない。他人に対してもそうなのだろう。

孤独へのあこがれ、集団へのあこがれ。この微妙

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